コハクチョウ(アメリカコハクチョウ) 23.12.26~27 撮影 nikonD3
アメリカコハクチョウの家族
分類 | カモ目 カモ科 |
---|---|
全長(翼開長) | 115-150(180-225cm) |
特徴: 雄 |
全身が白色である。頭から首は黄褐色に染まっているものも多くいる。本亜種の黄色の部分はコハクチョウに比べて小さいのが特徴である。変異があり、黄色部分とても小さい個体や全く無い個体も見られる。 |
---|---|
特徴: 雌 |
雌雄同色。 |
特徴: 幼鳥(若鳥) |
幼鳥は全体が褐色がかっていて、汚れた白色に見える。嘴の黄色部もピンク色を帯びている。 |
分布 | 全北区。ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の北極圏に繁殖分布し、冬は両大陸南部に点々と渡ってすごす。本亜種はアメリカ北部の亜種であり、日本には少数が渡来する。日本には本州から九州までの各地に、10月から翌年の4月に見られる。北海道のウトナイ湖や宮島沼、宮城県伊豆沼などでは毎年数個体が確認されている。それ以外にも北日本を中心に観察例が多い。近畿地方では湖北地方などでも見られることがある。 |
---|---|
生息地 | 低地から山地にかけての、淡水域や汽水域などで越冬する。日中は水田や田畑に採餌に出かけているため、そのあたりで見られ、早朝や夕方頃には、河川の中洲や湖上で寝ている。繁殖地では、ツンドラ地帯の曲がりくねってゆっくり流れる河川や湖沼の多い湿地にすむ。 |
生態 | 繁殖期には縄張りをもって分散している。繁殖に成功したものは家族群を作って換羽地に一度渡る。これは、一度に多くの換羽を行うため安全な地を選んでいるといわれている。換羽が終了すると、越冬地まで旅立つ。冬の群れはいろいろな大きさになり、塒(ねぐら)では大群になるが家族は崩さない。冬の群れの中で、家族間の挨拶のディスプレイが見られる。 |