明日の刺客

通勤中。

杖をついたお爺さんに声をかけられました。

　「助けてください」

穏便じゃねぇなあ。

　「どうしましたか？」

　「一文無しです。助けてください」

……。
いやお金ないから助けてって言われてもなー。
うーん。

　「いくら要るんですか？何をしたいんですか？」

　「家に帰りたいし、何か食べたい」

まあ、そりゃそうか。

　「おうちはどこですか？　どこまで帰りたいんですか？」

　「大宮」

遠っ！

大宮だったら、明日（３０日）大宮からたくさんのひとが横浜に来ますので、連れていってもらったらいかがですか？

と言うワケにもいかないので、結局、５００円玉をあげました。
うーん。


数時間経って思うんだけど、あれは「お金が無いひと」ではなく、「認知症状が出ているひと」だったのでは…

大宮に帰りたがっているわりには、いくら夏とはいえ軽装すぎて、まるで散歩している途中みたいな格好だったし。

あーもう！
しまった失敗したかも！

うーーー。


いまさら、もやもやするー。