ニッパツ三沢球技場(Bグラウンド)

凶悪系育児ブログ。ほんのりJリーグテイスト。

[J1第1節]横浜M4-1京都

2006-03-05 | 観戦日記(マリノス)
ラゴンが来た。
新日本プロレスから、藤波辰爾がやってきた。
挨拶が物凄くしょっぱい。
いや、挨拶が盛り上がらなくても、挨拶がどんなにしょっぱくても、スタンドの皆がいくら全日やノアを望んでいても、いいじゃないですか新日!
俺ぁ新日が好きですよ!もう何年もTV中継さえ観ていないが。
ま、そうはいっても、まさかわざわざ藤波が来たのに挨拶と花束贈呈だけで終わるとは思わなかった。今日のメインは栗原vs藤波じゃなかったのか。いやむしろ、汚いファウルをした中払にドラゴンスリーパーとか。

・・・栗原がスカウトされないといいんですけれども。

で。
京都は、横浜Mに縁のある選手が割といる。
たとえば星。ルーキーイヤーのファン感で、MCだった水沼貴史に「マリノスのスター、星!」と言われた星。
泣かず飛ばずで東京ガスに去った星。
そんな星がJ2で活躍して、J1に上がってくるとはねえ・・・。
かんむりょー。

一方で田原は、超高校級と騒がれた割にはそのままフェードアウトしていったので、ブーイングの対象。笑

 「おい田原、オマエはいつまでダメなんだ!?」
 「そりゃあ死ぬまで超高校級だよ」


しかし、監督の柱谷幸一には、バックスタンドの一部からまばらな拍手。さすがは日産黄金時代の主力です。
で、京都の選手紹介はここで終了。
 「なんだよ、今日くらいGKコーチも紹介してやれよ!」
松永さぁぁぁぁん!!!


岡田監督は開幕前、「ひょっとしたらめちゃくちゃ面白いチームになるんじゃないか」と言っていましたが、キックオフからの10分間はまさにその言葉どおり、もう面白いったらありゃしない!あそこに出してくれと願ったとおりのパスあり、思いもよらないどよめき混じりのパスあり、とにかくボールが動く動く動く!
そんな中で、前半4分。マグロンのサイドチェンジを受けたマルケスがマイナス気味に折り返すと、走りこんだ奥とDFが潰れてこぼれたところに佇んでいたマグロンがダイレクト!さっそく先制!
昨年、昇格組に1試合も勝てなかったとは思えない滑り出しだ!

その数分後には、ドゥトラのクロスをGK西村がキャッチし・・・損ねて、落としたボールが久保に激突。ボールはそのままゴールの中に・・・。
・・・・・・。
静まり返るスタジアムに虚しく響くDJ「ゴーーーール!!」の声。バックスタンドもどう喜んでいいのかわからない様子。だって、なあ。あれ、少年サッカーのレベルです。
 「おい松永、なに教えてるんだお前!」
 「松永出て来い!」

出てきたら嬉しいなあ。

そのまま終わると空しいのですが、最後はマルケスが左からあげたクロスに久保がニアサイドで飛び込むダイビングヘッドをズドン。ビバ3ゴール!
これでいい気になった久保、相手DFに飛び蹴りを喰らわせてイエロー。
 「おお、あれが藤波のドラゴン殺法!」
 「藤波はあんな蹴り持ってねぇだろ」

ごもっとも。

楽しい前半が白昼夢であったかのように、まったりとした後半。
京都はJ1どころかプロレベルに至らないくらいくだらないパスミスを繰り返し、我々もそれにおつきあいするようにダラダラとした覇気の無いプレーの連続。自発的に相手のボールを奪うのではなく、ミスで主導権が自動的に移ってしまうプレーの連続を目の当たりにし、思わず呟く。
 「助けてください・・・」

助けてくれたのは、途中から吉田に代わって投入された田中隼磨だった。
ファーストタッチで、相手のパスミスをインターセプトするとそのまま右サイドを吶喊。次のプレーでも、再びインターセプトから右サイドを独走!
慎重にプレーしたが故にバックパスのオンパレードだった吉田とは違う推進力のある動きに、スタンドもピッチも盛り上がりを見せる。
特に、奥→清水の交代によってトップ下にも動くようになったマルケスとのコンビネーションは絶妙。冴え渡るナガノ・ホットライン。
そして、ナガノ・ホットラインからハユマのあげたクロスを清水がフリーでヘッド!これは、危ういところでバーの上を越えていった。
 「危ないっ!」
 「年間3点しか取れないんだから、こんな試合で決めちゃダメだ!」
 「ああ、これでまだ3点残ってる・・・」

去年はA3杯なんかで決めちゃったからな。

いや、それにしても輝いていたのはマルケス。1点目は極めてアシストに近いプレー、3点目はどんぴしゃクロスでアシスト。そして後半35分、上野のオシャレな浮きパスをオシャレなループで決めて、移籍後初ゴールをゲット。スバラシイ!
これはほんとうに良い補強でしたなあ。ありがとう名古屋!

3-0で満足したとしか思えない後半の低調プレー、どどどどどフリーに放置したパウリーニョにミドルシュートを決められたシーンなど、腹立たしいところは多々あれど、とりあえずは3点差勝利。
ひとまずはよし。

そしてハイライトは、試合後にやってきた。
みなさんお待ちかね、久保のヒーローインタビュー。
 「1点目はこぼれ球でしたが?」
 「いいところにボールが来たんで、決めれて良かったです」
 「2点目はマルケス選手からのクロスでしたが?」
 「いいところにボールが来たんで、決めれて良かったです」

おんなじコメントかよっ!!∑( ̄□ ̄;

次節は鹿島戦。
ほにゃらさわにドラゴン殺法だぞ、わかったな栗原。


久保選手は、次節も同じコメントお願いします。