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続・憲法審 防衛相中谷も解釈改憲反対派だった(暴露された過去の発言)

2015-06-07 | Weblog

4日の衆院憲法審。参考人の憲法学者全員が「違憲」と明言した。ところが隠れ違憲派がもう一人潜んでいた。自衛隊あがりの防衛相中谷だった。過去に出版された著書と雑誌の対談のなかで「違憲」発言していたという。5日の衆院特別委員会で民主党議員辻元が暴露した。

2007年の著書「右でも左でもない政治―リベラルの旗(幻冬舎)」、
中谷:”私は、現在の憲法の解釈変更はすべきでないと考えている。解釈の変更は、もう限界に来ており、これ以上、解釈の幅を広げてしまうと、これまでの国会での議論は何だったのか、ということになり、憲法の信頼性が問われることになる”

2013年の雑誌対談「NEW LEADER」、
中谷:”政治家として解釈のテクニックで騙したくない。自分が閣僚として「集団的自衛権は行使できない」と言った以上は、「本当はできる」とは言えません。そこは条文を変えないと……”

日刊ゲンダイによれば、こうした自分の過去の発言と、審議中の安倍が無理押しした安保法案との整合性を民主党議員辻元から問われた中谷は、「他国を防衛するための国際的な定義による集団的自衛権と、我が国の存立を脅かし、国民の権利を根底から覆される明白な危険がある事態に限った集団的自衛権は違う」などと、意味不明の苦しい答弁をただただ繰り返すのみだった、という。


中谷氏、解釈で容認否定 集団的自衛権、13年雑誌で

共同2015/6/7

中谷元・防衛相が2013年に雑誌の対談で、集団的自衛権をめぐり、憲法解釈変更による行使容認はすべきでないと発言していたことが7日、分かった。

「政治家として解釈のテクニックでだましたくない」としていた。

07年刊行の著書でも「これ以上解釈の幅を広げると憲法の信頼性が問われる」と記している。

衆院憲法審査会に参考人として出席した憲法学者3人が、集団的自衛権を行使できるようにする安全保障関連法案を「違憲」だと明言したことが注目される中、法案を所管する中谷氏の過去の発言も論議を呼びそうだ。

雑誌は経営者向けの情報誌「ニューリーダー」の13年8月号。