フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

主役交代

2006年02月23日 | ◆フウラン一般
 
 主役交代の時期

我が家で20数年以上庭の主役を勤めてきた盆栽がもうダメなようだ。
上側から枯れこんできた。

名前を「天女の舞」という、久留米ツツジだ。
クルメツツジの中で盆栽に向いている品種の中で一番花が
あでやかで美しい。鉢植え中品盆栽では日本一太いと言われ無理して
買った、鉢も特別注文の自分で設計し作って頂いたオリジナルだ。
年寄りで活性力が低下している上に、一昨年秋より
昨年にかけての度重なる海外出張に振り回され面倒をみてやる時間が取れ
なかったことが悔やまれる。
我が先生が昭和30年代頃広島のはずれの旧家で買ったらしい、本場久留米地方
ではいくら探しても無く他府県で見つけた。先生宅出入りの盆栽ブローカーが
庭の植え込みで見つけてきた。所有者のおばあさんの話では子供の頃より大きな
株で既にあり100年以上たっているらしい、から解っているだけでも200年
は経ていることのなる。




フウランに主役交代だ。

それに比べフウランは丈夫で1ヶ月くらい水を遣らなくても枯れることが無い
ので作り易い、特に夏場4回から5回必要な自動水遣り装置がいらないことが
嬉しい。
フウランにも「天女の舞」という品種がありこの名前に愛着があり拘って
探し求めた、似たものに「花祭」という品種があり花はこちらが上だとか
いう方もおられるが、上下の問題でなくこのように名前に拘る場合も有る、
これがマンポウ流拘りの世界だ。






ランタナ花色比較

2006年02月22日 | ◆花一般





 またまたランタナである。(昨秋の画像)

今回は屋外にチョット足をのばせば あちこちでも見られる従来よりの
自然生えで美しいランタナと、
ポンポン咲きでビロード地なので色に深みのある赤花系の お気に入りの
花②③④を並べて比較してみた。(何れも園芸店で売られている)

①、従来花(大輪系)特に強健種で作り易く嬉しい。
②、赤 (小輪系)
③、赤紫(中輪系)
④、紫赤(中輪系)

何れも美しい花である。

この他、色としては黄色・オレンジ・白色があるが画像が何処かへもぐって
しまい行方不明である。

何時行ってもお店で売っているわけでなく、これらを買うのには3年
かかった。人気品種らしく何時行っても売り切れて無く3年間あちこち
探し廻ってヤット手にいれたのだ。

フウランの種の蒔き方(2)

2006年02月21日 | ◆種から育てるフウラン

 フウランのアカチャン。
これは無菌播種の方法で育てたフウランのアカチャン1歳と5ヶ月である。
欲目でかすかな斑入り葉が2本あったが抜けてしまい今は無い。

私の場合あまりお金はかけたくないので自己流の簡易法のテスト走行中。既に6年もたった。
従って、圧力釜やクリーンベンチ等の設備は全く無い、家庭のゴミ袋やいらなくなった蒸し器
又はコーヒーやジャムの空き瓶・園芸店でもらったバイオ瓶フラスコ等を使っている。

設備の整った環境と比較すると約数倍の時間と労力が必要になることより一般的にお勧め
できるものではないような気もする。お金をかけない方法はそれなりの致命的な欠点がある。
2回か3回に1回の割合で原因不明のカビが発生し気が付いた時には苗が全滅している。
鉢上げまでには数回の移植という作業を繰り返すのだが、斑入り葉や変化葉の貴重に
思い慎重になって力の入ったボトルに限ってカビにやられるパターンだ。移植を繰り返して
いると 3年くらいで殆ど苗が残っていない状況だ、だから教えることもしない。

私の場合、フウランの気持ちが知りたくて、アカチャンの時から付き合っている。
世界で一つだけの華を求めて挑戦をしている、結果ウンヌンより好きだから、気が澄むから
やっている。苦労は多いが新たな発見が多くあり満足している。

さて、この核のような物をプロトコームと呼び1個から数個の集合体まで出来る。初めは黄色
だが肥大するにつれて緑色となりこの状態を発芽という。
このプロトコームから1個又は10数個の仔供が次々と出てくるのだ。

別ボトルではプロトコームからアルビノ(幽霊葉)と縞斑が確認できる、これが出ないとおもしろく無い。

同じボトルに蒔いても大きいのと小さいのが出来る、この大きい方は強健なので原種フウランに近く早い
時期に選別して取り除く、柄物や小さいひねくれたような物のみ残していくように選別する。

ちなみに、太根から毛根が出ているのがよくわかる、これが自力栄養吸収の貴重な根である。


 


フウランの種の蒔き方(1)

2006年02月20日 | ◆種から育てるフウラン


 我が家の庭で種を付けたフウランです。

フウランの種蒔(播)きには大きくは2種類の方法があるようだ。
1つ目は、発芽に必要な栄養えを補給してくれるラン菌がいる床(蘭科植物の鉢内)に直接蒔く方法。
2つ目は、無菌播種といって人工的に無菌環境下で発芽に必要な栄養を与えてやる方法だ。

何れも一長一短があり且つ、トコトン困難でよほど好きでない限り一般的にはお勧め出来る物ではない。

ここでは直接種を蒔く方法を説明する。

フウランの種はこのような殻に入っていて完熟すると爆ぜて自然に割れが入り中身が現れる。
正確には種はこの中で繊維状のまるで糸クズの集合体か綿のような物1本に数個くっつき又は多くは
外れた状態で入っている極小さな物だ

これを直接、春ランやフウラン等ラン菌のありそうな鉢に蒔くと良いようだ。
我が家では種と繊維状の物は細かくちぎって全部蒔く。
パラパラと適当に上から落とし最後に風で飛ばないように軽くスプレーして湿らせておくだけだ。
注意することは、水遣りの度に水圧で種が動く(移動する)と発芽率は良くないので、
水遣りはやめてスプレーで済ませることだ。面倒だが種を根にご飯粒で直接塗りこんで
付けても流されなくて良い。

10年以上試みたがシュスランの鉢とミヤナウズラの鉢以外は発芽せず、発芽には何かまだ
条件管理が不足していたようだ。

その後の経過は、何回発芽させても最悪で、水苔内にナメクジに卵でも産みつけられるのか
捕っても後から次々出てきて食われてしまい気が付いた頃には2・3年程で無くなってしまう。

一回超概算200粒から600粒蒔くのだが、当初発芽したのは20数本あったものが何故か年々
少なくなり、飽きてきた頃には数個しか発芽しないようになり面白みは全く無くやめてしまった。

ちなみに
自然界では種のまま又はこの繊維状の物にくっつき風に飛ばされ気流に乗って遠くまで飛ぶ、
種単体では木肌の荒れたポケットに留まり、繊維状の物は飛んでいった先の木肌の荒れた所に
容易にくっつきラン菌との出会いを待つ。

ラン菌と出会うと繊維状のものは小さくちじんで接着性が出て木肌にしっかり固着し発芽を
待つものと推測されている。(このように繊維状のものがちじみ培地やガラス壁に引き寄せ
られる現象はフラスコ内で容易に観察できる)


ネジバナ

2006年02月19日 | ◆その他

 ネジバナも友達

今年もまたネジバナが鉢の隅から2本顔を出した、年々減少している。

昨年は庭のあちこちで7・8本咲いたので今年はもうあと2・3本は出てもよいはずだが見当たらない。
ミヤマウズラ等は気がついたら無くなっていて鉢のまま行方不明だ。

フウラン(風蘭)が野生種より変異して芸をするように変身すると富貴蘭と呼ばれるようだが、この
ネジバナも同じように芸をすると小町蘭と呼ばれ、ミヤマウズラは錦蘭と呼ばれるようである。

役10数年前大阪で開かれた「花博覧会」で小町蘭や錦蘭を始めて知った。小町蘭と錦蘭
(ミヤマウズラやシュスランの変異種)は花博の影響でたちまち人気が沸騰し山野草のお店に
売り物として並ぶようになり入手しやすくなったから  錦蘭特にミヤマウズラからの変異より
紅シュスランからの変異種が好きでこれを主体に集めたものだ。

ネジバナは道路の土手、空き地、公園等で群生している地域がある、ミヤマウズラは当地方は
松林に多く見られる、これらの中から変異種を探すのだ。健康のためと名目をかりて野山を歩き
廻るのだがこれが楽しくてしかたがなっかたものだ。
数年間探したものだが変異種は無く 結局は買う方が早かった。

買った斑入り葉は何故かナメクジの好物なのか他の虫なのか不明だが葉を順次食べられ、先祖変わり
した青葉だけが被害に逢わず残りその種が飛ぶのかあちこちで適当に生き延びて
今日まで残っているのだ。