本を探しに 香港の本屋

晴れ、２８度、８５％

　香港の英文書店で一番大きなお店は、ここ、SWINDONです。今年で、香港大学が１００周年を迎えました。香港大学にも支店があるSWINDONも、もうすぐ１００年を迎えるそうです。九龍サイド　チムサッチョイにある本屋です。

　ごらんの通り、間口も大きく立派な店構え。１５年ほど前でしたか、店内の内装が変わりました。通路は広くなり、店の中は明るくなりました。さて、２０年以上前のこのSWINDON、本は天井まで棚に入っていました。もちろん、踏み台、梯子の小さいのまでありました。コンピュターで、本が管理されていないので、生き字引か大きな台帳で本を探しました。

　ちょっと昔の映画、トム　ハンクスとメグ　ライアンが出ていた"ユー　ガット　メール”のメグ　ライアンのニューヨークの本屋のような感じでした。

　店の中に入ると、カビではないのですが、ほんの少し湿ったような匂いがして、新しい本も古い本も、一緒にごちゃごちゃでした。お店の人の数も少なく、高いところにある本は自分で踏み台に上ってとりました。本の注文も、以前は前金なしで快く引き受けてくれました。と言っても、本がやってくるのは３ヶ月後と、時代もゆっくりしていました。

個人的には、このSWINDONが大好きです。この前の道、チムサッチョイの真ん中にも関わらず、ほんの２年ほど前までは、路上駐車ができました。今は、もうオートバイだけ。そんな訳で、SWINDONを訪れるときは、スターフェリーを使います。ひと月に一度、新刊のチェックに。

　２０数年前に比べると、香港の英文書店も様変わりしました。なくなったお店もあります。　

　　やはり、SWINDONと同じくずっとあるのが、セントラルのHONGKONG BOOK。SWINDONと同じ系列です。外資系のテェーンストアーも３つほどやってきました。”ユー　ガット　メール”のとき、トム　ハンクスがやっていた大手本屋のように、コーヒーを飲みながら本が選べる本屋、子供が遊びながら本が選べるスペースがある本屋。やっと香港も、そんな本屋ができ始めました。

　”ユー　ガッタ　メール”を見たときも思いました。どっちの本屋がいいのかな？って。

パグ犬モモのためにパンを焼きました

曇り、２８度、８２％

　先週の金曜日には、後頭部に引っ掻き傷を作って病院に行ったパグ犬モモ。昨日は、好調な朝の散歩、朝ご飯の後にどうした事か、急に様子が変です。朝ご飯を食べている家人に、何かくださいと、催促せずに、テーブルの下にうずくまっています。

　目はさっきまでと違って、しょんぼりしています。テーブルの下にもぐって、抱いてやりました。呼吸は荒く、心臓もドキドキしています。何かお散歩のときに悪い物でも食べたのでしょうか？思い当たりません。犬が具合が悪くなると、暗いとこや隅っこに行ってじっと治るのを待つのを、ちいさい頃から見ています。ちょっと様子を見ましょう。

　３時間ほど隅っこでじっとしていたパグ犬モモ、見ると丸まって寝ていたのが、手足を伸ばして寝ています。少しはよくなったようです。お昼ご飯のとき、私に何かくださいと、手で催促します。よしよし、元気になってきました。

　今週なぜか私の朝ご飯、ズッキーニブレッドばかりでパグ犬モモが好きな普通のパンを食べていませんでした。もっと元気になってもらいたくて、パグ犬モモのためにパンを焼き始めました。

　　普段のパグ犬モモの夕飯は、ささみのほぐした物にそのスープ、少しのドックフードと　唐生菜の芯。

　今日は、ドックフードの代わりにパンをあげましょう。

　　パグ犬モモがたくさん食べれるように、お塩もお砂糖も少なくしました。

　　　喜んで、一つ全部食べてくれます。パグ犬モモが見ている先は、パンがかごに入っています。元気になってください、モモさん。

ガレット ブルトンヌス

晴れ、２８度、８７％　　

　バターがたっぷりのサブレ、素敵な名前がついたガレット　ブルトンヌスです。フランスのお土産物屋さんには、缶に入ったこのサブレが必ずあります。ブルトンヌスつまりブリュターニュ地方のお菓子です。

　　生地をしっかりと休ませて、麺棒で伸ばします。それを型抜きします。

　　それを一回り大きいセルクルに入れて、

　　　さあ、オーブンに。セルクルをするのは、バターが多いので流れ出さないためです。

　　フランスのお菓子ですから、しっかりと焼き色をつけます。

　焼き上がったら、　大好きな缶に入れて。

　最近、この手の置いておけるお菓子をあまり作らなくなりました。我が家には、二人ほどあまり太ってほしくない方がいます。でも、時々ならいいかしらね。

　麺棒も、セルクルも洗わない方がいいと言われます。我が家はお菓子屋さんではありません。毎日使う訳ではないので、しっかり洗って、余熱の残るオーブンで乾かします。

　　　ガレット　ブルトンヌス、丸一日以上置いて、食べましょう。今日のおやつが楽しみです。

　

　

タスマニアの蜂蜜の缶です

晴れ、２７度、８９％

　ここ数年、ミツバチが減少していると聞きます。ハーゲンダッツのアイスクリームの入れ物にあるミツバチに絵は、ミツバチファンディションのマークだそうです。蜂蜜もどんどん値段が上がってきました。マヌーカの蜂蜜は、薬効もあるとの事であっさりと買える値段ではありません。

　スーパーの蜂蜜の棚でひときわは目を引いたのが、このタスマニアの蜂蜜でした。正確にいえば、タスマニアの蜂蜜の缶でした。

　　　今時、缶入りの蜂蜜は珍しく、その上このデザインです。ちょっとお高いのなんてかまわず求めました。中の蜂蜜も癖がなくおいしいものでした。蜂蜜を食べあげたので、同じもの買いに行ったところ、プラスチックの容器に、この絵のシールが貼られています。同じ絵ならかまわないようなものですが、缶とプラスチックの容器とでは、なんだか全く違って見えます。

　この缶,どこから見ても、　素敵です。

　こんな楽しくなるような缶が　　台所のハッチを開けると、顔を見せます。なんだかそれだけで、元気になれる事もあります。

モスク イスラム寺院

晴れ、２７度、８４％

　我が家から歩いて１５分以内のところに、香港で一番古い道教のお寺、香港で一番大きいカソリック教会、イスラム教のモスク、ユダヤ教のシナゴークがあります。多民族多宗教の人が生活する香港ならではの事でしょう。一番近いのが、イスラム教のお寺モスクです。

　世界一長いエスカレーターを上ります。乗っている人の数も減ってきて周りの飲食店がぐっと少なくなった頃、左手に緑のこんもりとしたところが見えます。

　　見上げると、モスクの入り口です。どのくらいの敷地でしょうか、周りは高いマンションに囲まれていますがこの一角は、ぽっかりと緑の固まりです。

　　　琵琶、ローガンの実のなる木や、においの良い白欄、フランジパニの大きな木が、どんな暑い日にも木陰を作っています。下から上がってくると、ここを通り過ぎるとき、空気のきれいさと、気温が少し下がったかな？と感じます。

　毎朝お参りに来る白い民族衣装を着た男性に、今朝尋ねてみました。イスラム教の大きな行事の一つラマダンは、ちょうど今月だそうです。８月１日から２９日まで。日のあるうちは食べ物を口にしないという、ラマダン。日が沈むと、食べる事が許されるそうです。

　この、モスクの横を毎日上り下りしていると、当たり前になった景色ですが、この塔の形、やはりエキゾチックに感じます。香港で一番大きいモスクは、九龍サイドのカオルーン公園にあります。真っ白な見事なモスクです。

　　　　　　　　

デンマークのクロスステッチ 建物

晴れ、２７度、８１％

　先月東京に帰ったおり、久しぶりに羽田国際空港に着きました。ちょうど、４０年前、この羽田から初めて海外に飛び立ちました。ひと月のヨーロッパ駆け足旅行でした。バスで通過した国も数えると、８、９カ国行った事になります。３６０円の固定為替レートの頃、今みたいに便利な旅行案内本もありませんでした。デンマークも訪れた国の一つです。クロスステッチは刺していましたが、デンマークのクロスステッチがある事すら知りませんでした。今日の６つの刺繍は、デンマークの街の建物です。

　上の建物は、アマリエンボー城、イギリスに行った後でしたので、ここの近衛兵さんたちがのんびりと見えました。このシリーズ、建物のデザインはイダ　ウィンクレル、周りのツタのデザインがゲルダ　ベングトソンです。

　　コペンハーゲン市庁舎。

　　ソークベストフース。

　　ホルメン教会。

　　二ボーダ団地。

　　シェラド城門。

　二日ほどの滞在でした。記憶に残っているコペンハーゲンは、チボリイ公園。日本の遊園地とその雰囲気が全く違いました。アンデルセンの人魚姫の像の向こうに沈む夕日。そして、未だに大好きな食べ物、ブルーチーズとスモークサーモン。この旅行の後、ブルーチーズとスモークサーモンに再び会えたのは、その後ずっと経ってからの事でした。

バスマティライス インドのお米

晴、２８度、８６％

　香港、たくさんの国からお米が入ってきます。日本と同じショートグレインは、日本、中国、台湾、韓国、アメリカ、オーストラリア、ベトナム。リゾット用にイタリアから。

細長いロンググレインは、タイ、中国、オーストラリア、ほんの少し、パキスタン、インドから。

普段我が家は、家人が日本産の日本米、私がタイ産のタイ米（フレグラントライス、ジャスミカ米）を食べています。私たち二人がそろって好きなのが、インドのバスマティライスです。タイのお米と同じくロンググレインです。タイ米の半分ほどの大きさで、炊くと優しい香りが立ちこめます。

　インドでは、このバスマティライスはごちそうのお米。インドの市場で売られていたバスマティライスは、ほかのお米よりずっと高くびっくりしました。このお米に色は、グレーがかったベージュです。普通に炊いても美味しいのですが、ごちそうライス、ブリアニを作ります。ブリアニは、インドというか、アラブの料理です。やはり、人が集まるときお祝いのときの料理だそうです。以前、バーレンにいた家人は、マトンで作ったブリアニを、砂漠で夜空の下、ごちそうしてもらったもらった事を話してくれます。

　今日は、チキンで作りました。　バスマティライス、おねばが出ないロンググレインだからでしょうか、いくらでも食べる事ができます。お腹にもたれません。言い換えれば、お腹持ちが悪いのかしら。

クリストフルのカトラリー

小雨、２８度、８６％

　今使っているカトラリーは、クリストフルのアメリカというシリーズのものです。一人分をこういう風に並べたのは初めて、８本で一人分。これが６人分あります。これ以外にサービング用のカトラリーもあります。もちろん一遍に買った訳ではありません。

　２０年以上前、まず、テーブルスプーン、テーブルナイフ、テーブルフォーク、ティースプーン、パイフォークの５本を一人分として６人分買ったのが、始まりです。最初の一年は、お客様用にしていました。ところが、家人曰く、折角あるのだから、毎日使ったら？という訳で、普段にクリストフルを使っています。

　　まだ、小振りのサイズが出るずっと前の事ですから、テーブルスプーンはかなり大きく、ポタージュ用のスプーンを買い足しました。お魚を洋風に食べる事もあります。それで、フィッシュナイフと、フィッシュフォークが加わりました。これで、一人分８本。

　このアメリカというシリーズは、１９３０年代のアールデコ様式のものです。

　　このカットが、アールデコだそうです。もちろん、そんな事知らずに買いました。すっきりしたデザインが好きで求めました。シルバーのものの手入れが大変では？と聞かれますが、確かにフォークは熱で先が黒っぽくなりやすいようです。でも、一度磨いてみれば解りますが、シルバークロスを使うと、簡単にピカピカになります。２、３ヶ月に一度全部出してきて磨きます。これもなかなか楽しい仕事です。

　シルバーも作っている会社に寄って、色具合が様々です。クリストフルのは、やや黄色がかっていて、光の反射が優しく感じます。

　　ステンレスのカトラリーと比べると、口にしたときの感じが少し優しいのです。優しというか、ステンレスのものの冷たさがありません。このシリーズは、シルバープレイテッド、純銀（スターリングシルバー）ではありません。

　毎日毎日使うもの、自分の好きなものを、手入れをしながら使う事をシルバーのカトラリーは教えてくれます。

エリザベスカーラーをつけました パグ犬モモ

晴れ、２７度、８０％

　パグ犬モモ、かゆくなるとどこまでも掻き続けます。かさぶたができるほどに掻いて仕舞います。３日前から、後ろ足でしきりに頭の後ろを掻き始めました。あまり掻くので毛も抜けます。よくみると、爛れたような感じです。流石にここまでひどいのは初めてです。

　さあ、お医者さんへ急ぎましょう。　歩いて５分とかかりません。

　ドアを開けると喜んで入って行きます。何をしにきたか、まだご存知ありません。モモちゃん、と看護婦さんに迎えられ喜ぶモモ。ところが、体重計に載った頃から、？？？。何か感づきました。ウロウロそわそわ。カナダ人のキャサリーン先生を見るともうだめです。お家に帰りたいと、ドアをめがけて突進。そこを羽交い締めにして、診察室へ。

　先生の診断も、虫さされでしょうとの事、ただ、傷口が大きいのと感染症が心配です。これ以上傷口を広げないために、エリザベスカーラーをする事になりました。もちろん、お注射も一本ブスリ。

　　こんな感じです。必死で外すかと思っていると、意外におとなしくつけています。ところが、このままではお水もご飯も食べれません。カミカミもお口に持って行ってあげました。　この状態で、今ベットに上がろうとしています。ちょっと無理ですね。そればかりではありません。自分の体の幅より大きいので、

　　歩いていて、カーラーが柱にぶっつかりました。向かって左側です。すると、そこで立ち止まってしまいます。どうしたのか解らずに考えているようです。私がいるときは、掻くのを止めに行く事ができます。それで、カーラーを外す事に。だって、カーラーつけたパグ犬モモと一緒に寝るのは、大変そうです。

　私が留守にするときは、大きなバンダナか包帯でも巻いて、掻き掻きを防止しましょう。やっぱり、エリザベスカーラーはパグ犬モモには不向きなようです。

キーホルダー エンリーベグリン

晴れ、２８度、８６％

　３０年近く毎日使い続けているのに、不具合もなく、それがある事すら意識しないで使っていたものがあります。ビギの大きな安全ピン形のキーホールダーです。

　　流石に３０年、元は金ピカでした。はげてもいます。家の鍵専用です。このキーホルダーを替えることにしました。エンリーベグリンのキーホルダーに替えます。エンリーベグリンのキーホルダー、今までたくさん見てきました。好きですが、ビギのキーホルダーから替えようと思うほどの気持ちがわきませんでした。ところが、このホルダーを見て

　　ちょっと気持ちが動きました。エンリーベグリンのものには普通オミノが一人だけ付いています。ここ４、５年、クリスマスの前などに、オミノのファミリーと言って、オミノが３人、それに犬らしき動物の刺繍が入ったものが出ます。出る数も少なく、要するに珍しいものです。これだけ、エンリーベグリンのものを持っている私ですら、オミノファミリーが付いているのはひとつだけです。

　この３人のオミノ、２人はズボン、一人はスカートをはいています。それで、私は自分の家族と同じだと思っている訳です。家人と息子、スカートをはいた私。バックの方のオミノファミリーを見ながら家人にそういうと、犬で意見が分かれました。私は、犬はパグ犬モモだと言います。家人は、東京で飼っていたテツだと言います。よく考えました。やっぱり家人が言うように、この犬はテツです。

　バックと違い、キーホルダーはいつも一緒です。重さが軽くなって、ちょっと心もとないキーホルダーですが、大切に使ってあげようと思っています。