晴、28度、86%
香港から持ち帰った車で日本の道を走り始めて1年半が経ちました。最近やっと3つの怖い物の対応の仕方がわかって来ました。3つの怖いもの、「電柱」「自転車」「バイク」です。私は日本で免許を取ったにも関わらず、しかも、香港の交通は日本と同じにも関わらず、この「電柱」「自転車」「バイク」を怖いと思いました。香港にはない「電柱」「自転車」「バイク」です。
歩道のない狭い道には「電柱」は車道に立っています。この狭い道で離合する時、「電柱」の存在はデンと大きく感じます。香港では狭い道の多くは一方通行でした。田舎のサイクリングロードのあるところでは「自転車」はありますが、普段の道で走っている「自転車」はほとんどありません。「自転車」に乗っているのがおじいちゃん、おばあちゃんだとなんとも心もとない運転です。いつ倒れるかわかりません。そして「バイク」。車の列を縫って行く「バイク」にもハッとさせられることしばしばです。香港では「バイク」もほとんど見られません。
「電柱」なんてと思われるでしょうが、これがあるのとないのでは道幅は大きく違います。左右対称に電柱があるところなど、バックミラーをたたんで離合します。やっと「怖い」と思う気持ちがほぐれてそれなりに対処できるようになりました。福岡は運転が荒いと言われますが、香港の人の運転の雑さに比べればはるかにマシです。右に方向指示を出して左に曲がる、進入禁止に入って来てさも自分は悪くないという顔をする、なんてザラです。交通量が多く、大きなな車も多い香港の道を車高の低い車でよく走っていたものだと思います。
この車、日本に来て以来2度サスペンションやギヤーの配盤に故障が出ました。持ち帰るだけでも出費でしたのに、重ねて出費がかさみます。主人は新しい車に買い換えるよう度々言います。いつも生返事です。使えるところまで乗ろうと決めています。一人で運転してる時、いつもサイドシートからの視線を感じます。 ここに座っている間ずっと私の左横顔を見つめていたモモさんです。日本では数えるほどしか車に乗せてあげれませんでした。この思い出があるので容易く車を手放すことができません。
自分でガソリンを入れるのも当たり前になりました。日本式のフラップ板が上がるタイプの駐車場でも、ちゃんとお金を先に払って車に乗るようになりました。とは言ってもまだちょっと緊張して運転しています。