晴、28度、85%
「ALEPPO」と書かれた黒砂糖の塊のような石鹸をいただきました。包み紙には緑の葉の絵が描かれています。「アレッポ」はハーブだと思い調べてみると、シリアの街の名前でした。石鹸発祥の地とも言われているアレッポだそうです。良質のオリーブが採れるのでそのオリーブオイルを使った石鹸です。オリーブオイルの石鹸はもっと深い緑をしています。このオリーブオイルに月桂樹つまりローレルのオイルを加えて作ったのが、アレッポ特産のこの石鹸です。月桂樹のオイルは高価なので、10%前後加えるそうです。長い時間かけて天日で干していくうちに、緑色がこんな土塊のような色に変わるのだそうです。
封を取るとオリーブの深い香りがします。大きな私の手で鷲掴みにするほどの塊です。普通の枠練りの石鹸も好きですが、こんなごつい自然素材の石鹸は肌に優しいと思います。普通の石鹸で洗うと肌がピーンとなります。自然由来の石鹸はその突っ張った様な感じが残りません。使い始めて2日目、茶色の陰から緑色が見え隠れし始めました。月桂樹の香りはしませんが、お風呂場は優しいオリーブの香りで満ちています。
モーニングシャワーでしょうか、朝よその家のお風呂場から暖かな湯気とともに石鹸、液体ソープの匂いがして来ます。昔は夕方の匂いでした。その生暖かな匂いが大好きです。このアレッポの石鹸は我が家の外にはどんな香りで匂っているのかしらと思います。強面な石鹸ですが、とてもマイルドです。