チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

町中のスナップ アムステルダム

2012年12月07日 | 旅行

晴れ、16度、85%

 13時間も飛行機に乗っていったアムステルダムですが、なんと私が街を歩いたのは、たった4時間程度。何分にも、具合が悪い家人を一人にしておくことは出来ません。その4時間ですが一人で歩くのと、連れがいるのではこれまた全くと言っていいほど違います。一人ですから、気遣いなどせずに行きたいように、したいように。

 25年もの間、超高層ばかり見て生活していますと、普通の目線で空が見えることに喜びを感じます。日本だって、顎をあげずとも空が見えます。でも、日本の風景は、私にとって原風景。安らぎはあるものの、驚きには至りません。

 アムステルダムの、流れのない運河や運河沿いの古い家並み、見ていると、古いお話の世界に入った気分です。

  ホテルのバルコニーからのこの眺め、雨の時、明け方、夜中とそれぞれの顔を見せてくれました。

 運河沿いの家並みは、 高くても5階建て。ひとつひとつの建物に表情があります。 しかも、この運河、小型船が行き来します。運河沿いに生活したら、この景色だけ見ていても飽きないでしょうね。

  跳ね橋が見えてきました。犬の散歩姿が見えます。この跳ね橋を過ぎると、私の目指している建物が近くなるはずです。

  こういう色合いの街、これが、オランダの風土なのかと思わざるを得ません。風土、風と土。吸い込む空気と、食べ物が育つ土。このふたつが、私たちにいろいろな意味を持っているかを、この小さな景色が教えてくれたように思います。生まれ育った日本とも、永く生活している香港とも全く違う風と土です。

  街角の本屋さん。いそいそと入ってみたのですが、全てオランダ語の本ばかり。お店の女性がゆっくりと本を読んでいるのが、なんともいい感じでした。大型書店でなくこういう小さな本屋、いつまでも残っていて欲しいですね。

 昼間は6度ぐらいでしたが、小雨が降っています。それでも、地元に人たち傘もろくにささず、自転車に乗ったり歩いたり。日曜日だったからかもしれません。 なんと路上チェス。寒いのでポケットに手を入れて、足で駒を蹴っていました。

 この時期、アムステルダムは一番観光客が少ない時だそうです。もし、次回訪れる機会があれば、運河沿いの街路樹に緑の葉がそよいでいる頃がいいな、と思っています。

 

コメント (4)
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