たまには、
やってみるか!
おはようございます。
昔は、編み物が好きだったが、
猫と暮らしていると、毛糸ってのは、なかなか厄介な物となる。
編み物をしている女性を想像してみただけで、
癒しの素敵画が思い浮かぶだろう。
表情は、ふわふわの毛糸のように微笑んでいて、
座っている椅子は、もちろん、揺れるやつだ。
そう、ロッキングチェアが似合う。
私は以前、ロッキングチェアを本当に買ったくらいだ。
編み物のために、買ったといっても過言ではない。
私は形から入るタイプなんだ。
そして膝には、もちろん?
そう!
可愛い猫が寝ていれば、完璧だ。
しかし、実態はどうだろう。
毛糸を前に、猫は寝ている場合ではない。
私の膝にある毛糸を、鋭い視線で狙う。
隙あらば、毛糸を奪い取って、即座に巣に持ち帰ろうと企んでいる。
なんなら、コネコネ動く編み棒もガチガチに咬んでやろうと狙っている。
察知した私も、微笑んでなんていられない。
「こらー!だめだぞー!」っとけん制をする。
もちろん、こっちも負けてたまるかといわんばかりに鋭い視線で睨んでやる。
ピーンと張りつめた時間が続く。
ふっと気を抜こうものなら、あいつは襲い掛かってくる。
そして、ついに、飛び乗って来た。
「こんのやろぉぉぉ」
こうなれば、後は本気の追いかけっこが始まる訳だ。
どこが癒しだ!
殺伐としてんじゃねーか!
そんな苦労を再び経験し、出来上がったのがこれだ。
これ、なーんだ?
変幻自在型猫ベッド
座布団にもなるし
包まれ感あるベッドにもなる。
どうだい?
乗ってもいいぞ。
いいんだぞー。
いいんだってばさぁ~
おい、おたま!
さっき、すごく、気にしてたやん?
どうして
わざわざ、そんなとこで、寝にくそうに寝てんだい?
あのベッドで寝たら、さぞや気持ちいいぞ~
おたま「おらは、ここがいいだ」
そっか・・・
おっ!
のん太の陣地にするんか?
いいぞいいぞ~
のん「むーむー。かかぁ、これ邪魔ら。むーむー」
なんだとぉ!
その後、のん太は自力で退かした。
何度乗せなおしても、退かした。
こんのやろぉめ~!