稲作民族の日本は、太陽信仰の天照大御神を中心とする国生み神話を残しました。
その天孫初代の神武天皇から今生陛下まで、天津日嗣は絶えることなく、125代を数えるにいたったといわれております。
これは意外と国民には知られていないところですが、天皇のお仕事の中心は、天照大御神を祀る゛賢所゛、歴代の天皇を祀る゛皇霊殿゛と、日本の神々を祀る゛神殿゛の宮中三殿に、国民を代表して、朝な夕な国家の安泰と国民の幸福、世界平和を祈る神官としての行事なのです。
この度の大震災に際しても、いち早く国民を気遣う温かいお言葉のメッセージを、3月16日に流されました。
宮内庁のHPに掲載された天皇陛下のメッセージを以下に掲げます。
この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9・0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況がすこしでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内の様々な救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。
被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。
この天皇陛下のお言葉で、今回被災された多くの人々の心がどんなに癒されたことか、また勇気と希望が沸いたことでしょうか。
中丸薫さんは最新の著書『2013年「地球」大再編の仕組み』(青志社刊)の中で、天皇陛下のお言葉を引用された後に次のように書いています。なお、中丸薫さんは明治天皇のお孫さんです。
【・・・
どうしてこのようなメッセージを菅(直人)さんの口から発せられなかったのか、不思議でなりません。
このようなメッセージこそが国民の安寧をもたらすことができるということが、菅さんには分からないようです。
さらに天皇陛下は、「停電に伴うさまざまな困難を実施されている地域の人々と共に分かち合いたい」というお気持ちから、震災直後から首都圏で実施された計画停電の実施時間に合わせて、自主的に電力の使用を控えられたのです。
国を司るためには、このような心構えが必要なのです。
私が提唱している「君民共生」とは、心から国民を思うこのようなメッセージや行動に体現されるものなのです。
もし震災に見舞われた国が、国家元首が菅さんのような国民の気持ちもわからず、リーダーシップも発揮できない総理大臣をいただき、国民一人一人の精神性もそれほど高くないという国だとしたら、不安はもっと大きかったでしょう。
そのような状態の国に大災害が起これば、暴動や犯罪、どさくさに紛れてあくどい商売などをする人も出てきて、国家の復興ではなく崩壊へと向かう可能性もあります。
ただ日本でも、国民がいくら頑張っているからとは言え、政府がしっかりリーダーシップを発揮できないところで矛盾が噴出、避難所に格差ができたり、立派な農家の自殺者を出したりといった事態は起こっていますから、やはり日本もはやく次の政治体制を固めるべきでしょう。】
以上
その天孫初代の神武天皇から今生陛下まで、天津日嗣は絶えることなく、125代を数えるにいたったといわれております。
これは意外と国民には知られていないところですが、天皇のお仕事の中心は、天照大御神を祀る゛賢所゛、歴代の天皇を祀る゛皇霊殿゛と、日本の神々を祀る゛神殿゛の宮中三殿に、国民を代表して、朝な夕な国家の安泰と国民の幸福、世界平和を祈る神官としての行事なのです。
この度の大震災に際しても、いち早く国民を気遣う温かいお言葉のメッセージを、3月16日に流されました。
宮内庁のHPに掲載された天皇陛下のメッセージを以下に掲げます。
この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9・0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況がすこしでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内の様々な救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。
被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。
この天皇陛下のお言葉で、今回被災された多くの人々の心がどんなに癒されたことか、また勇気と希望が沸いたことでしょうか。
中丸薫さんは最新の著書『2013年「地球」大再編の仕組み』(青志社刊)の中で、天皇陛下のお言葉を引用された後に次のように書いています。なお、中丸薫さんは明治天皇のお孫さんです。
【・・・
どうしてこのようなメッセージを菅(直人)さんの口から発せられなかったのか、不思議でなりません。
このようなメッセージこそが国民の安寧をもたらすことができるということが、菅さんには分からないようです。
さらに天皇陛下は、「停電に伴うさまざまな困難を実施されている地域の人々と共に分かち合いたい」というお気持ちから、震災直後から首都圏で実施された計画停電の実施時間に合わせて、自主的に電力の使用を控えられたのです。
国を司るためには、このような心構えが必要なのです。
私が提唱している「君民共生」とは、心から国民を思うこのようなメッセージや行動に体現されるものなのです。
もし震災に見舞われた国が、国家元首が菅さんのような国民の気持ちもわからず、リーダーシップも発揮できない総理大臣をいただき、国民一人一人の精神性もそれほど高くないという国だとしたら、不安はもっと大きかったでしょう。
そのような状態の国に大災害が起これば、暴動や犯罪、どさくさに紛れてあくどい商売などをする人も出てきて、国家の復興ではなく崩壊へと向かう可能性もあります。
ただ日本でも、国民がいくら頑張っているからとは言え、政府がしっかりリーダーシップを発揮できないところで矛盾が噴出、避難所に格差ができたり、立派な農家の自殺者を出したりといった事態は起こっていますから、やはり日本もはやく次の政治体制を固めるべきでしょう。】
以上