『勃発!サイバーハルマゲドン』 KKベストセラーズ ベンジャミン・フルフォード 著
ベンジャミン・フルフォードさんは、最近次々と新しい本を出版していて、たいへん精力的な活動をされています。その原動力は、世界に起こる大事件の頻発とジャーナリストとしての使命感、真実を伝えたいという思いでしょう。その彼の本を読んでいると頭のよさを感じますし、正義感が強く義理人情にも通じていて、日本人以上に日本人らしいと思います。ユーモアもあり、茶目っ気たっぷりで憎めない人です。
さて、なんでもありの「激動」の2011年に起こった事件を、時系列的に並べてみます。
〇2010年末 チュニジア、ジャスミン革命、ベン・アリ追放
〇2011年1月 エジプト動乱 ムバラク追放
〇2011年2月 アラブの春 中東全域で不安定化
〇2011年3月 日本3・11発生、福島第一原発事故
〇2011年5月 アメリカ軍、ウサマ・ビンラディン殺害
〇2011年7月 リビアNATO進軍
〇2011年8月 ロンドンで大規模暴動
〇2011年9月 ギリシャ危機再燃 アメリカ国債格下げで世界同時株安に
〇2011年10月 タイ大水害 トルコ大地震 カダフィ大佐殺害
〇2011年11月 ユーロ危機本格化
〇2011年12月 金正日総書記死去、イスラエルとイラン対立激化
〇2012年2月 シリア危機
〇2012年3月 北朝鮮ミサイル実験予告 周辺国緊張
この1年間がいかに激動の年だったかよくわかります。
ベンジャミンさんのこの本を読むと、これら多発する事件の背景・原因などが分かりやすく解説されていて納得すると思います。
そして2012年。キワードは、インターネットによる「ネットワーク」。彼は、闇の支配者と、その対抗勢力の戦い、この「ハルマゲドン」(最終戦争)はインターネットを含めたネットワークの戦いである、と言っています。だから、ネットワークを理解しなければ、どんな戦いが起こっていてどう推移しているのか、まったく把握ができなくなるのです。
裏を返せば、2012年現在、世界中で起こっている戦火や災害は、ネットワークという視点で分析していけば、その本質が浮かび上がってくるとベンジャミンさんは言います。だから本書の題名は「サイバーハルマゲドン」なのです。
本書の『エピローグ クラマックスを迎える21世紀の「水滸伝」』から引用します。
――(略)2012年2月24日、アメリカ財務長官であるティモシー・ガイトナーが、なんと逮捕された(同年3月4日、アメリカFOXテレビが報じた)。それに合わせるかのように同年2月から3月にかけ、世界銀行総帥のロバート・ゼーリックを筆頭に、各国の金融トップたち、実に116名が、相次いで辞任、もしくは解任されるなど、変革の波はすさまじい勢いで始まっている。
だからこそ、本書を読んだ読者には、どんどん、ツイッターで、フェイスブックで、ブログで、この本の感想をアップしてもらいたいのである。著作権の範囲内ならば、引用しても構わないので多くの人に「今、何が起こっているのか」「起きようとしているのか」。ネットワークを使って伝えてもらいたいのだ。プロローグで紹介した「ベンジャミンがCIAに拉致された」そのデマゴーグに、私は私の見いだした「真実」という情報で対抗したいと思っている。
(中略)
本書は「ネットワーク」をテーマにしてきた。
敵はネットワークを「独裁」しようとしている。権力者が大衆を支配するツールへと貶めようとする。
対して私たちはネットワークで「共有」を目指している。世界中の人たちを結びつけるツールへと進化させるのだ。
独裁か、共有か。絶望か、希望か。悪か、善か。
答えは、もう出ている。―――
以上
ベンジャミン・フルフォードさんは、最近次々と新しい本を出版していて、たいへん精力的な活動をされています。その原動力は、世界に起こる大事件の頻発とジャーナリストとしての使命感、真実を伝えたいという思いでしょう。その彼の本を読んでいると頭のよさを感じますし、正義感が強く義理人情にも通じていて、日本人以上に日本人らしいと思います。ユーモアもあり、茶目っ気たっぷりで憎めない人です。
さて、なんでもありの「激動」の2011年に起こった事件を、時系列的に並べてみます。
〇2010年末 チュニジア、ジャスミン革命、ベン・アリ追放
〇2011年1月 エジプト動乱 ムバラク追放
〇2011年2月 アラブの春 中東全域で不安定化
〇2011年3月 日本3・11発生、福島第一原発事故
〇2011年5月 アメリカ軍、ウサマ・ビンラディン殺害
〇2011年7月 リビアNATO進軍
〇2011年8月 ロンドンで大規模暴動
〇2011年9月 ギリシャ危機再燃 アメリカ国債格下げで世界同時株安に
〇2011年10月 タイ大水害 トルコ大地震 カダフィ大佐殺害
〇2011年11月 ユーロ危機本格化
〇2011年12月 金正日総書記死去、イスラエルとイラン対立激化
〇2012年2月 シリア危機
〇2012年3月 北朝鮮ミサイル実験予告 周辺国緊張
この1年間がいかに激動の年だったかよくわかります。
ベンジャミンさんのこの本を読むと、これら多発する事件の背景・原因などが分かりやすく解説されていて納得すると思います。
そして2012年。キワードは、インターネットによる「ネットワーク」。彼は、闇の支配者と、その対抗勢力の戦い、この「ハルマゲドン」(最終戦争)はインターネットを含めたネットワークの戦いである、と言っています。だから、ネットワークを理解しなければ、どんな戦いが起こっていてどう推移しているのか、まったく把握ができなくなるのです。
裏を返せば、2012年現在、世界中で起こっている戦火や災害は、ネットワークという視点で分析していけば、その本質が浮かび上がってくるとベンジャミンさんは言います。だから本書の題名は「サイバーハルマゲドン」なのです。
本書の『エピローグ クラマックスを迎える21世紀の「水滸伝」』から引用します。
――(略)2012年2月24日、アメリカ財務長官であるティモシー・ガイトナーが、なんと逮捕された(同年3月4日、アメリカFOXテレビが報じた)。それに合わせるかのように同年2月から3月にかけ、世界銀行総帥のロバート・ゼーリックを筆頭に、各国の金融トップたち、実に116名が、相次いで辞任、もしくは解任されるなど、変革の波はすさまじい勢いで始まっている。
だからこそ、本書を読んだ読者には、どんどん、ツイッターで、フェイスブックで、ブログで、この本の感想をアップしてもらいたいのである。著作権の範囲内ならば、引用しても構わないので多くの人に「今、何が起こっているのか」「起きようとしているのか」。ネットワークを使って伝えてもらいたいのだ。プロローグで紹介した「ベンジャミンがCIAに拉致された」そのデマゴーグに、私は私の見いだした「真実」という情報で対抗したいと思っている。
(中略)
本書は「ネットワーク」をテーマにしてきた。
敵はネットワークを「独裁」しようとしている。権力者が大衆を支配するツールへと貶めようとする。
対して私たちはネットワークで「共有」を目指している。世界中の人たちを結びつけるツールへと進化させるのだ。
独裁か、共有か。絶望か、希望か。悪か、善か。
答えは、もう出ている。―――
以上
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