モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

読書記録2009年9月

2009年09月29日 | 書籍紹介と読書記録
今月はけっこう読んだ。
読んだ順に並べます。

『本を売る現場でなにが起こっているのか!?』編集の学校/文章の学校(雷鳥社)

読んでると本屋に戻りたくなっちゃいます。


『困ったクレーマーを5分で黙らせる技術』援川聡(幻冬舎)

元警察官で現クレーマー対応のプロが語る、クレーマー対策。
ヘビィなクレーマーへの対応法としては、とても参考になります。


『馬の世界史』本村凌ニ(講談社)

馬に乗ったことで、「速さ」という概念を人間は手に入れたのだ、と。
文明にとって、馬がどれだけ大きな存在であるかを熱く語っています。
ただ、「馬の歴史」というより「騎馬民族の歴史」といったカンジ。


『気になっちゃう感じですか?』柳原可奈子(幻冬舎)

柳原可奈子の人間観察本。
ときどきトゲがキツくて、このヘン、例えば酒井順子だとそーゆーのを上手くオブラートにくるむんだけどなーとは思いつつも、さすが芸人さん!と思えるほどの観察っぷりに、興味深く、ときどき爆笑しながら読みました。


『神様からひと言』荻原浩(光文社)

クレーム対応部署を舞台にした、成長物語。
ただ、キャラが濃くて面白いです。


『コバルト風雲録』久美沙織(本の雑誌社)

いわゆる「ティーンズ系」の文庫・ライトノベルの歴史とか、コバルト文庫の草創期の体験談とか。
それに交えて著者の当時を振り返ったエッセイも。
それらがイイカンジのバランスでミックスされてて、飽きずに読めました。


『つむじ風食堂の夜』吉田篤弘(筑摩書房)

薄い本ですが、濃厚です。


『ぼく、ドラえもんでした』大山のぶ代(小学館)

旧ドラえもんの声優が、数々の思い出を語ってます。
彼女がどれだけドラちゃんを愛しているか伝わってきます。
ドラえもんに「育てられた」私にはとても懐かしく、感動的な1冊でした。


『装蹄師』柿本純司(PHP研究所)

中央競馬の装蹄師さんの著書。
装蹄師さんって、蹄を馬につける職人ってだけでなく、馬の医者みたいなこともやってることを、初めて知りました。厩務員さんと獣医さんの間あたりのポジション。
改めて、競走馬には多くの人が係わっているのだなぁ、と。