北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

パソボラ結城新会員歓迎会

2016年01月18日 08時45分23秒 | Weblog

12月25日、結城駅前の市民情報センターの一室で、茨城県視覚障害者協会結城支
部による毎月定例のパソコン交流会を行なった。
 パソコン交流会会員の視覚障害者は、まだ少人数の4名だけだが、この会を始動させ
ただけで2名の会員が増えている。
 一昨年、国連による障害者権利条約の締約国となり、今年は障害者差別解消法が施行
される。
 権利条約が保障する合理的配慮という理念の下、これを実効あるものにするための運
動も進めながら、障害者の権利向上や社会参加の促進を、本格的にしていかなければな
らない時だ。
 いよいよこれからが、障害者の出番というご時世にあって、その肝心の障害者たちは
、いっそう引きこもり気味であるというのも現実だ。
 それだけに、こんな中でも、2名の入会というこの組織拡大は、とても貴重だと自画
自賛しているのだが。真の障害者解放への道のりはまだ遠い。
 それにしても、初心者や未熟者ばかりでは、音声パソコンのPCトーカーを使いこな
すことは容易ではない。
 そこでパソボラ結城を立ち上げ、組織的にパソコン交流会をサポートしてきた。
 このパソボラ結城も、3名で立ち上げたが、現在は12名である。内訳は、視覚障害
者が8名、肢体不自由者が3名、健常者が1名というところである。
 障害者の会員拡大はもちろんだが、ボランティアも兼ねた健常者会員もスタッフと
して加えたいところである。
 さて、前置きが大変長くなってしまったが、11月の例会から参加している新会員を
歓迎すべく、12月25日のパソコン交流会終了後に、文字通りの新会員歓迎会を開い
た。
 因みに、この新会員は、元パソボラ茨城の会員であり、ネットでパソボラ結城を検索
し、「これは」と思って、私のメールアドレスに連絡して、入会したものである。
 会場は、結城市内の駅北側の、シャッター通りとなっている旧市街地の中で、頑張っ
て?営業を継続していただいている「魚善」という料理屋である。かつては魚屋さんだ
ったとのことである。
 30年以上も前から、文化団体などで利用し、最近でも平和団体や福祉団体などでよ
く使っている店だ。
 静寂な町内でひっそりと営業している古く小さい店だが、料理は本物、うまくて安く
て、商売とはいえ障害者には、親切でサービスもいい店である。 
 それにつけても、このところ、懇親会やら歓迎会などと続いて、ちょっと遊びすぎで
はと、ご心配される方もいらっしゃるとも思う。だが、人的交流が乏しい障害者にとっ
て、これは大いに盛り上がる企画でもある。現に、これらの催しには、新会員はいず
れも快く参加していただき、良い感想もいただいている。
 これまで参加した新会員が、このことを機会にして、外出も増え、大いに行動的にな
っていることも事実である。
 孤独な障害者をなくしていくために、この手の交流会も、積極的に取り組んでいきた
い。

コメントを投稿