北嶋誠のブログ

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3・1朝鮮独立運動から100年を歌う「マンセー」

2019年04月12日 21時14分51秒 | Weblog
今からちょうど百年前の3月1日は、日本に植民地支配されていた朝鮮の独立運動が始
まった日である。
 韓国朝鮮の人々には特別の日であっても、日本政府はもとよりそしらぬ姿勢で、メデ
ィアの報道もほとんどない。
 直接の侵略を受けて、人権も民主主義も無く、筆舌しがたいほどの苦難の時代を体験
してきた朝鮮の人々と、真実が隠された近現代史を教え込まれてきた私たち日本人の間
には、どれほどの歴史認識のギャップがあるのだろうか。
 ここで多くを書いている暇はない。ただ、侵略してきた側の人間として、今何ができ
るのだろうか。
 笠木透と雑花塾、ヒューマン・ファーマーズで演奏してきた「マンセー」(作詞・笠
木透、作曲・北嶋誠)という歌がある。2010年の韓国併合から100年の時に制作した、
笠木透と雑花塾CD文庫Vol2「鳳仙花」に収録されている。
 私が原詩を読んだ時の題名には、「マンセー〜知らされなかった歴史」と、サブタイ
トルが付いていた。そういうことなのだ。

  私たちは知らなかった 知らされなかった
  90年ほど前の 非暴力のたたかいを
  独立を宣言し 日本に立ち向かった
  朝鮮の人々の 非暴力の叫びを
  マンセー マンセー
  (マンセーより)

 ソウル市内のパゴダ公園から始まった3・1独立運動から100年。今年は、「100年ほど
前の…」と歌っていこう。ささやかな行動かも知れないが、それでもこれが文化でたた
かうヒューマン・ファーマーズである。

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