北嶋誠のブログ

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三密を回避しての視覚障害者の活動は

2020年06月23日 14時25分17秒 | Weblog
4月後半は、私が出席予定であった全ての用件が中止となった。特に、視覚障害者に
関わるものとして、結城視覚障害者協会総会、結城市障害者福祉団体連合会役員会、パ
ソボラ結城音声パソコン交流会、茨城県視覚障害者の生活と権利を守る会総会、などが
あった。
 コロナ対策として、密閉、密集、密接のいわゆる三密を回避するために止むを得ない
こととはいえ、これはとても残念なことである。
 確かに、視覚障害者が外出する場合には、手すりやドア等に触れる機会が多いし、ガ
イドヘルパーなどの介助者の腕や肩を借りて、密接状態で移動しなければならない。
 また、移動のための乗り物の中や、集合場所の建物や部屋の中でも、視覚障害者の三
密回避は困難である。
 移動歩行の不自由は、もともと視覚障害者の三大不自由の一つに挙げられるほど耐え
難いものだが、外出による感染のリスクが大きいことは事実なので、新型コロナの一刻
も早い終息に向けて、ここは協力し合って行動していかなければと思う。
 ただ、上記した用件は、どれも視覚障害者にとって決して不要不急なものではない。
 社会参加を促進し、毎日を人間らしく生きていくために、これはむしろ必要緊急なも
のである。ましてや、社会活動に旺盛に参加してきた障害者たちにとっては、人間社会
からの隔離監禁状態とさえ感じるのだ。
 それでも、孤立し、座したままではいられないので、先ずできることとして、個人メ
ールや障害者グループのメーリングリストなど、インターネットによる情報交換を行な
っている。
 また、スカイプなどをでのオンライン会議やオンライン宴会なども検討してはいるが
、これには熟知した協力者が必要で、障害者だけでは、準備から実行までに何かと手間
暇がかかってしまう。
 とにかく、コロナ終息まで挑み続けるしかない。

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