摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

 歴史的にも日本人はギリギリまで我慢してきた→で、ブチッ!と・・。

2009年05月06日 17時29分47秒 | Weblog
(以下、5月3日付 愛媛新聞より引用)
 歌手の沢田研二さんは還暦を迎えた昨年、自ら詞を付けたバラード「我が窮状」を発表した。

 アメリカから与えられた憲法だと言う人もいるけど、世界に誇れる宝物だと感じています。特に引かれるのは、9条にある戦争などを「放棄する」という部分。「やられたら、やり返す」じゃない。日本人の宗教観で、受け入れられる感覚だと思うんです。子どものころ、僕も激しくけんかしました。でも、石や刃物を持ち出して、とんでもないことになる前に、近所のおばちゃんとか誰かが止めてくれた。どこの家でも、例えばお父さんが何かで怒っても、お母さんが我慢すれば、けんかにならないってことあるでしょ。(以上、インタビュー記事前半部分より抜粋)


 どうですか、この「お花畑」加減は。きれいですよねー。あまりにきれい過ぎて目がチカチカしてきます。そもそも子供の喧嘩や夫婦喧嘩と、国と国(または団体・集団)との戦争を一緒にすること自体が間違っています。敵が攻めて来ても、じっと我慢していればいいのでしょうか。
 確かに、目の前で家族や恋人が惨殺され、家が焼かれても、我慢さえしていれば戦争にはなりません。抵抗しないのですから戦争とは呼べません。しかし国際社会の常識では、我慢して何も反撃しなければやられてしまいます。でも、それでいいのでしょうか。いいえ、人には命を懸けてでも守らなければならないものがあるはずです。誰も戦争が好きな人はいないでしょう。以前にも書きましたが世の中は腹黒いのです。当たり前ですが、いい人ばかりではありません。何かがあってからでは遅いのです。現に日本人が我慢したために、今でも北方領土や竹島が不法に占領され続け、北朝鮮には日本国民が人質に取られたままです。国家間の紛争は、なかなか話し合いでは決着がつかないのです。自主憲法を制定し、きちんと軍隊を持つことは、外交問題を解決するためには有効な手段なのです。沢田研二さんには知っておいてもらいたいと思います。決して、戦争をするためではありません。

 最近、25条という新たなカードを手に入れたぜ。これでまた少しは食っていけるな。

2009年05月06日 15時37分11秒 | しゃかい
 先日5月3日の占領憲法記念日、JC(日本青年会議所)が全国一斉に憲法タウンミーティングを開くというので行ってきました。愛媛県では、ジャーナリストの今井一氏が講師で招かれていました。ん?今井一だって。臭いなぁ・・・。(パネリストには、前参議院議員の関谷勝嗣氏と共産党の田中克彦氏が参加していました。)

 聴いてみると、どちらかというと左の人だと思っていた今井氏ですが、意外とマトモなことを言っていたのにはちょっと驚きました。さすがに共産党の田中氏は、相変わらず護憲一辺倒の主張を繰り返していましたが・・・。
 それにしても彼らがいつも言っている「現実を憲法に近づける」という主張は、聞いていて殺意さえ感じます。ご存知のように今の憲法は、日本が占領されていた(独立国ではない)時にパパッっと作ってしまったものです。ということは「現実を憲法に近づける」とは、占領されていた時代に戻すということになります。あの時、日本は戦争に負けて手足をもぎ取られ、検閲され、監視され、文化やさらに言葉や文字さえも消し去られようとしていました。現在、日本が使っている憲法は、占領国の占領期間中限定の憲法であり、昭和27年4月28日にやっと独立を果たした日本が、最初にしなければならなかったのは、自主憲法の制定だったのです。しかし現在に至るまで、自主憲法さえ持てない日本は、本当の独立国として主権を回復した国家にはなっていません。

 そういう意味であまり祝いたくない憲法記念日ですが、5月3日の愛媛新聞は異常でした。もはや朝日新聞も赤旗も敵いません。以下に見出しと内容の抜粋を、記念に残しておこうと思います。
 ▶第1面・・・中央下「(憲法)審査会めぐり各党対立」「解釈改憲の動き強まりそう。」、地軸「ブータンの憲法9条 国民の総幸福量の追求」「制定時に込められた理念をいま一度思い起したい。」
 ▶第2面・・・右上社説「改正論議 機は熟したといえるのか」
 ▶第3面・・・左半分「護憲へ信念貫く」「労働運動で国鉄追われた中田さん 思想信条の自由 尊さ訴え」
 ▶第18面・・・右3分の1「非戦 未来への足場」「生きた日本国憲法に驚嘆」、四季録「憲法9条 いまこそ旬」「9条の会は世界を動かす力」「テレビでは沢田研二が 我が窮状(9条)を歌い」「世界に輝く憲法9条」「私は今日、松山の5・3愛媛憲法集会に行ってみようと思っている 澄田恭一 近代史文庫会員」とさりげなく宣伝
 ▶第20面・・・右上半分「憲法記念日に寄せて 還暦ジュリー(沢田研二)9条歌う」
 ▶第26面・・・読者投稿「人類の宝 9条守り続けたい」「許されない軍国主義の復活」

 もの凄い量です。特に歌手の沢田研二氏へのインタビューは、とっても気持ち悪いので、次回に少し抜粋して楽しみましょう。