たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

雷電山から両崖山。

2024年02月19日 | 近所の栃木県の山
◎2024年2月10日(土)

足利市運動場(9:46)……雷電神社(10:04)……雷電山(10:20)……ふれあい道に合流(10:50)……両崖山(11:12)……本城町への分岐(11:22)……次の分岐(11:28)……本城富士(11:32)……分岐に戻る(11:39)……出口(11:45)……弁財天(11:49)……運動場(12:10)

 たかが知れた歩きなので、ブログ記事にするつもりはなかった。だから、この後日に行った鶏足山の記事が先行してしまった。両崖山とはいっても、織姫神社を起点にしているわけではない。こんな歩きもあるのかといった紹介がてらの記事でしかない。あまり参考にもならないだろうし、すでにそんなコースは知っているという方もいるだろう。それでも敢えて出すことにした。たまに変わったコースで両崖山に行くのもいいだろう。

 ぶなじろうさんが両崖山に行かれた記事を拝見し、忘れていたことを思い出した。昨年の6月に吉祥寺のアジサイ見物に行きがてら、歩き足りないのでヤブこぎしながら雷電山まで歩いてみた。その時、雷電山から両崖山まで行けることを知った。しっかりした道も続いていた。いずれ、雷電山と両崖山区間を歩いてみようと思っていた。それを思い出した。きっかけはそんなものだ。
 その区間を歩いている方のネット記事はいくつか確認したが、いずれも車は路駐だ。これは避けたい。距離は長くなるが、足利市総合運動場の駐車場を利用するのが無難のようだ。青木病院の駐車場に素知らぬふりをしてとめるのも気がとがめる。いざ歩いてみると、雷電神社の下にも10台以上は置ける駐車場があった。ただ、看板もなく、果たして、フリーで車を置いてよいのかは判断がつかなかったが、場所的にはここが神社の駐車場のようでもあるし、駐車しても文句を言われずに済むだろう。結果的にムダ歩きをしたことになる。

(西に向かっている。あれが本城富士かと思うが)


 街中の地理は不案内だ。足利二中を目指し、足利高校。この足利高校も男女共学になっていずれは足女の跡地に移る。新校舎の工事は進んでいる。脇を通って青木病院。ここからは、去年の下りで歩いているし、記憶も新しい。逆から歩くだけだ。

(雷電神社)


 運動場からは車道歩き。青木病院で右に曲がる。ここの坂道は意外にきつい。その先の右側に前述の駐車場がある。雷神神社に出ると、お年寄りが二人いた。日常的な散歩がてらの参拝者と見受けられる。神社に簡単な挨拶をして雷電山に向かう。ここからは山道だ。

(わりときつい階段。距離はさほどでもない)


(雷電山)


(先のピークの方が展望は良い)


(北方面。男体山が見える)


(両崖山。この風鈴のようなものは何だろう。前に来た時にも気になっていた)


 淡々とした気分で登って行くと、階段坂になった。前に下った時は、登って来るネエちゃんと行き会ったが、ここを登るのは大変だろうなと思っていた。だが、さほどの距離感もきつさも感じなく雷電山に着いてしまった。決して軽やかな足取りではない。いつものように、動悸、息切れ、高血圧は日常的だが、めまいやら筋肉痛はない。ジジイの山歩きだから、その辺に気を遣うのは致し方ない。こんな里山も、緊急時には携帯も使えるから安心している。立ち休みをして両崖山に向かう。

(歩きやすい。道もしっかりしている)


(登り下りの繰り返しは仕方がない)


(両崖山が近づいてくる)


(ロープ場もあったが、頼る必要はない)


(ベンチもあるが、ここを歩くハイカーはどれほどのものだろう。ここが小谷山かと思うが、標識を探したわけでもない。後で知ったこと)


(ここにもあった。「〇は使ってはダメ」と書かれていたが。〇は消えている。火?)


(のんびり歩ける)


(階段まであって)


(火災の跡がこんなところにも)


(石祠があるところからして、以前はよく歩かれた道なのだろう)


(ふれあいコースに合流してしまった)


 両崖山が間近に見えてくる。通じる道もしっかりしている。多少の下りと登りの繰り返しはあったが、のんびりと歩け、両崖山から大岩山に向かうコースにあっけなく合流してしまったのには物足りなさを感じた。未踏区間を歩けただけでも満足だ。

(おなじみのケルン)


(今日はあちらには用事がない。11月に歩いたばかりだ)


(山火事のせいか、殺伐とした風景)


(ローソク岩?)


(やはり、こちらは人通りが多いからか道も整備されている)


(これは明らかに堀切跡。末端がどうなっているのか興味はある)


(両崖山に到着)


 両崖山から大岩山に向かうハイカー3人ほどと出会った。ここはふれあい道でもあるので、詳細は記さない。だれでも歩いている。ほどなく両崖山に到着した。

(向こうに見えるのが、記憶にないテラス。ここは本城1丁目方面へ)


 両崖山を下るとテラスに到着。このテラス、昨年の11月に両崖山を周回しているが、記憶にはないし、その時の写真を改めて見てみたがなかった。ぼんやりと歩いていたのだろうか。それはともかく、予定では、さらに南下して東に向かう尾根状の破線路を下るつもりでいたが、テラスの手前に「本城1丁目」の標識があったので、ここを下ってみることにした。本城なら、足利高校の近くに出られるはずだ。

(何だ、しっかりした道になっているじゃない)


(ここを左折すべきだろうが、そのまま直進してみる)


(鞍部から。本城富士だろう。)


 意に反してしっかりした道が続いていたし、階段も整備されていた。右手に大岩がある。登れなくもない岩だったが、あまり関心もなく通り過ぎ、写真すら撮らなかった。間もなく鞍部手前に分岐。本城1丁目はここから左に行かないといけないのだが、直進してみた。

(本城富士)


(手前に足利高校、右手に二中。運動公園も見える。テニスコートがやたらと広い)


(先に行って下れるか様子を見に行ったが、間伐だらけのようで戻ることにした)


(岩を入れて両崖山)


 先のピークは本城富士のようだ。不自然にここだけ伐採されている。切り株を見ると、最近の伐採のようで、もしかしたら、三年前の山火事で類焼を避けるための伐採かとも思う。そのせいか、山頂からの展望、とはいっても足利市街を望めるだけだが、なかなか良い。ここが本城富士という確証はない。なにせ、どこにもある足利百名山の山名板はなかったからで、もしくは、その対象外なのかもしれない。
 下山は尾根通しに下るつもりでいたが、先を見ると、伐採した間伐地獄のようになっていて、やっかいそうなので戻った。実際のところ、帰路で、尾根末端あたりを見ると、テープは見えたものの、かなり高いササヤブになっていた。

(戻って1丁目に下る)


(あっけなく人家が現れる)


 標識に合わせて本城1丁目へ。薄暗いスギ林。それでもステップがあった。驚いたことに、犬の散歩のネエちゃんが上がって来た。空身だし、あくまでもいつもの散歩コースなのだろうが、むこうも、こんなところを歩くハイカーはいないといった思っていたらしく、戸惑いの表情だった。

(弁財天へ)


(弁財天。周囲にはだれもいない)


 人家が見えて終点。ここに標識があり、左に向けて「小谷弁財天まで0.2km」とある。ついでだから行ってみる。まったく人の気配もない弁財天だったが、のんびりと過ごせそうな場所だった。この弁財天の後ろに道が続いている。気になって地図を見てみると、雷電山から西に続く稜線に出る破線路があった。自分が歩いたところだが、合流点には気づかなかった。

(ここが本城富士の北側尾根末端)


(駐車場に帰着。右はテニスコート)


 帰路に就く。犬連れのネエちゃんとまた会った。あとは町の中の歩きだ。運動公園の勝手は知らなかった。かなり遠くの駐車場に車をとめてしまっていたらしい。
 これでも2時間半近くの歩きにはなった。足慣れた方なら1時間半もかかるまい。

 実は7日に、息子に誘われて尾出山に行った。長い林道だか作業道歩きには辟易した。雪も結構あった。足型はない。肝心なところでミスした。林道から分岐すべきところを雪で標識が見えずに突っ切ってしまった。結局、延々と先まで行ってしまい、尾出山を真下から眺めただけで戻った。この時季、雪のありそうな山は迂闊に行かないで、両崖山のような、近場で雪もないような低山の方が無難で楽しいと感じた。蛇足ながらもそれだけのことだが。

(今回の歩き)

この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

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2 コメント

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ぶなじろうさん (たそがれオヤジ)
2024-02-29 22:19:58
ぶなじろうさん、こんばんは。遅ればせながらの返信になります。
両崖山のマンネリ化という気分はわかりますね。決して退屈な山ではないのですが、織姫神社起点にすると、どうしてもそうなっちゃいますよね。
本城富士経由で両崖山方面に行かれたところで、たいして時間はとられません。いつもと変わった風景に少しは出会える程度かもしれませんが、雷電山を含めたとしても、わざわざ足利まで行かれるのでしたら、その先をどうするか、とはいっても、やはりマンネリルートにせざるを得ないかもしれませんよ。
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Unknown (ぶなじろう)
2024-02-22 18:52:52
今晩は。
本記事で本城富士の位置が明確になり、助かりました。両崖山歩きもマンネリ化しつつあったので、多少なりとも変化をつけたかったところです。
自分が初めて両崖山に登ったのは、多分弁財天からの道だったような気がします。
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