◎2015年3月21日(土)
黒檜山登山口手前駐車場(7:40)……49番カーブ(8:05)……稜線(9:28)……小黒檜山(9:45~10:05)……黒檜山(11:07~11:22)……駒ヶ岳(11:53~12:07)……駒ヶ岳登山口(12:30)……駐車場(13:00)
小黒檜山は積雪期よりもヤブの時期に歩いてみたいという願望があり、昨年の7月に行ってみたが、わけのわからない歩きをして、結局、雨を理由にすごすごと退散した。わざわざ行くほどの価値ある山でもないので、行かなければそれで済むだけのことだが、喉に刺さった小骨というか、ちょっとお付き合いしてしまった以上、行かなきゃ行かないで気にもなって、ヤブの時期にまたほっつき回ることが目に見えている。早いうちに方を付けておきたかった。
ちなみに、こだわりとまではいかないが、どうせ行くなら、黒檜山から下る形ではなく、車道から直に小黒檜山に登ってみたかった。他にも花見ヶ原ルートがあるが、自分には持て余し気味で、まぁ、そちらからは今後ともにないだろう。
赤城山の雪山歩きも、そろそろ店じまいらしい。今週からの陽気は雪融けに拍車もかけることだろう。そんな中、小黒檜山のレポを数件、見てしまった。ちょっとばかり慌てた。雪がベタベタになってしまったのでは遅い。もう行ってしまおうか。土曜日も気温が高いようだ。ズボズボの可能性も有りだろうな。
(黒檜山登山口。車道、沼田方面のゲートは開いていた)
(車道のショートカット)
(五輪峠)
ピーク期を過ぎてしまったせいか、界隈のどこの駐車場もさして混んでいない。姫百合駐車場には0台。決して早い時間帯ではないが、実際、山から下って来てからもいずれもガラガラだった。路面には雪も凍結個所もなかった。山頂の気温は0℃だが、風もなく暖かい。陽も高く上がっている。
今日はスパ長。スパイクが申し訳程度に残っていて、ただの長靴状態だ。これに決めるまで、いろいろと悩んだ。深い意図はない。単に、登山靴の方が重いから、その分、踏み抜きが多発するだろうというだけのこと。結局、この安易な選択で、後でひどい目に遭う。
沼田方面は昨日開通したようで、ゲートも開いていた。雪のない車道を歩く。道路脇の残雪は50センチくらいだろうか。雪の具合を見るためにショートカットしてみる。陽あたりの雪は結構硬く、踏み抜くことはない。あくまでも、この時間でのことだ。参考にはなるまい。
五輪峠の先、五輪尾根方面にはシカの踏み跡しかなかった。右手にちらっと小黒檜山が見える。山頂に反射板がある山だから特定はできる。
(49番カーブ)
(作業道が上を通っている)
(作業道に出る)
どこから入るかといったあてはなかった。45番カーブあたりから入ろうかなと思っていた程度のことだったが、49番の先が平らで、ここから入ることにした。やはりすぐに踏み抜いた。続けて2回。先が思いやられる。ちょっと行くと、正面上に作業道が見えた。ここは、夏に来た際に歩いている。まずは這い上がる。手頃な所に折れた短い木があり、手をかけると、これが凍結していて、びくともしない。これをつかんですんなりと作業道に出た。
(目指す鞍部が見えてくる)
作業道でも踏み抜いた。早々に、ストックを出し、ワカンを付ける。この作業道、前回時の経験で知っているが、そのまま辿ることはできない。この先は、車道に出てしまう。
適当なところから稜線方向に足を向ける。古いワカンのようなトレースを見つけて追ってみたが、じきに消えた。きょろきょろすると、今度は赤ペンキが目に入った。上に続いている。これはラッキーと思ったが、ヤセ尾根気味で、この先はかなり急。転んだらかなり下まで滑落しそうだ。地図を見ると、これを行くと、黒檜山寄りになってしまい、合流予定の鞍部からはかなり離れてしまう。その分、急斜面を余計に歩かねばならぬということだ。
(右から沢に滑り降りた)
少し戻り気味に北寄りに歩くと、沢筋が横断していた。この沢を渡って、向こうに行きたいが、沢に下るまで7~8mほどの壁になっている。左右を見回したが、この壁はずっと続いていて、立木すらない。斜めに下ってみるが、壁はガチンガチンで、ワカン歩きでは無理。ヘタをすれば転げ落ちる。こんな時に限ってロープも持ってきていない。1mほど下ったところで、意を決して、尻で下った。強烈な尻セードだった。ほんの2秒程度。うまく着地はしたが、しばらく尻が痛かった。
沢を乗り越えると、どこもかしこも急斜面の凍結で、楽そうなルートはない。地図では、この辺に破線路が続いているが、それらしき踏み跡は雪の下に確実にあるのかも疑わしいし、あるとも思えない。左上に小尾根っぽいのが見える。その隣はまた沢筋だ。あの小尾根を登るとしようか。
(ここを登ることにする。写真ではなだらかだが…)
(アイゼンがあっ気なく外れた)
トラバースしながら、小尾根を目指して登る。場所によっては、すでに稜線も見えている。稜線まで標高差あと200m弱登ればいいだけのことなのだし、どこを登ってもいいのだが、小尾根とはいえ、沢よりは尾根の方が安心感もある。振りかえると、五輪尾根越しに鈴ヶ岳が見えた。
小尾根に取り付いた。部分的に雪は消えているが凍結している。そして急斜面。ワカンのままでは無理もいく。アイゼンに履き替えた。長靴にアイゼンの歩きはしたことがなかった。ちょっと登るとあっさりと外れた。締めが甘かったのだろうと、ギュウギュウに巻き付けた。10歩も歩かずにまた外れた。相性がかなり悪いようだ。軽アイゼンなら問題もないのだろうが。
(登って来た斜面を見下ろす)
さて、困ったというよりも途方に暮れた。稜線は前に見えているし、ここまで来て下るとなると、かなりの難儀になる。ヘタな降り方をすれば命取りになる。というか、アイゼンがこうでは、滑り止めの手段がない。しかたない。ないよりはましだと、チェーンスパイクを出した。せめて、ピッケルを持ってきていれば問題もなかった。ストックではまったく心もとない。ある程度まで来てしまい、戻るに戻れず先に行く。自分にはよくあるパターンだ。今回も踏襲。
(稜線がそこに見える。草はすべて凍りついている)
(稜線に出た。ピークは黒檜山。大岩が後ろにあって、手前に小岩)
もう、稜線も目の前だ。直下の斜面も、凍結とはいっても地肌が大分露出している。雪の上を歩くと踏み抜くが、できるだけ地肌を歩き、四つん這いで登る。岩場を回り込んで、何とか稜線に出た。予定ポイントの鞍部。ほっとして一服つけた。立て続けの2本。この凍結の急斜面には、かなり手こずった。久しぶりに危うい思いをした。
車道のカーブからたかが1時間半だったが、履物のチェンジやらルートミスで20分は余計に費やしたろう。トラブルなしだったら1時間ちょっとだったかもしれない。登山靴+12本アイゼン+ピッケルのスタイルにするべきであったが、この稜線に達したら、不測の事態にならない限り後憂はないだろう。
しかしなぁ、履物含めて今日は道具選びに大失敗だった。この時期の歩き、かなり甘く考えすぎていた。反省。とはいっても、学習心のない自分だ。きっと、すぐに繰り返しだろう。
この小黒檜山、元々は、ハイトス隊が行かれて、そんな山があるのかと気にした山なのだが、2月の雪の豊富な時期に行かれている。尻セードを楽しんだり、ロープを出して下ったりされたようだ。少なくとも、自分の歩いたルートの下りに尻セードを加えたら命がけ以外の何ものでもない。
(小黒檜山へ)
(小黒檜山が近づく)
(小黒檜山への登り)
(山頂=電波塔)
チェーンスパイクのまま小黒檜山を目指す。これまでとは違って、気持ちのいい自然林の中の歩きだ。尾根も至ってなだらかだ。たまに踏み抜くが、せいぜい膝下。後ろには黒檜山。帰路は、あの山への登り返しがある。左には大沼。何日か前に歩いたハイカーの窪みを見かける。一登りして小黒檜山に着いた。
(浅間山)
(足尾、日光方面)
(そして上越方面)
狭い山頂だが、展望はいい。上越の山々、袈裟丸、皇海山が望まれる。日光方面はガスがかかって、かろうじて男体山の頭が見える。足尾の山も、白いのが大分消えかかっている。山名板は見あたらず、山頂がまた別にあるのかと思ったが、周辺にここより高いところはない。反射板のためのピークといった感じがしないでもない。山名板については気になって後で調べたが、4年前のハイトスさんと昨年のみー猫さん記事には触れていず、2年前のあにねこさんのには出ていた。あっという間の山名板だったようだ。
菓子パンをちぎって2口食べて、タバコを吸った。北側・目の前になだらかな尾根が続いている。こんなところの尾根歩きなら気持ちもいいだろうが、その先は、沼田の町に出るまではかなり時間がかかりそうな林道にぶつかるようだ。
ところで、この反射板、杭に記された「用途」を見ると「反射板及び電波路」となっている。具体的にはどんなものなのだろうか。反射板の正面は東側を向いている。みどり市に何らかの恩恵でもあるのだろうか。草木ダムの施設のようだが。
(黒檜山に向かう)
(小黒檜山に向かうオジサン)
黒檜山への登りが気にかかる。のんびりしたいが、登ったルートを下りたくもないので重い腰を上げる。気温も高くなり、10℃近くになっている。踏み抜きが多発するだろうと、ワカンにチェンジする。
這い上がった鞍部の手前で単独のオジサンに出会った。黒檜山から下って来て、車道に出るそうだ。情報交換をする。オジサンは、見るからにベテランといった感じで、背中にピッケルも覗いていた。これなら完璧だろうと、自分が四苦八苦して登って来たルートをお伝えしたが、ちょっとばかり無責任だったかもしれない。むしろ、鞍部の手前、どこを下っても良さげな北側から(本当のところはどうなのかは不詳)下るように促すべきだったかもしれない。この時点では、そんな頭も働かなかった。この時、自分が「岩のあるところから下る」と言ったことが、後でやたらとひっかかった。
(「大岩」の脇はこうなっている。ここを下るのはかなりつらい)
鞍部を通過。真ん前に大岩があった。右手には、自分が登って来たルート上に小ぶりの岩がある。はて、あのオジサン、「岩」をどちらととらえるだろうか。大岩なら、その下は沢筋になっていて危険なはず。自分の踏み跡でわかってくれるだろうし、見た目だけではないベテランなら、ご自分で判断されるだろう。
(右手に大沼が見える)
(そこそこ急ではあるが歩いていて気持ちがいい)
(振り返る)
(なぜか、この辺になると踏み跡じみたものが多くなる)
(山頂が見えてきた)
大岩を登って下る。ワカンゆえ、岩越えはしんどかった。下りると、オジサンのトレースは巻いていた。余計なことをしてしまったようだ。さて、ここから上りが続く。標高差は200m。灌木の続く明るい斜面だが、傾斜はさほどでもない。雪は締まっているというよりも硬い。木の根元に近づくと踏み抜く。オジサンは踏み抜きはなかったとおっしゃっていたが、いくつか踏み抜きの跡があった。ここもまた、本来ならストックなんかよりも要ピッケルだろう。
樹間から小黒檜山がちらちら見えている。すっきり姿は望まれない。この辺、今はからっとしているが、緑の頃になれば、木に葉も付き、うっそうとしたヤブで薄暗いだろう。確かに、この時期の方が歩いていて気分はいいかも。
傾斜が増し、黒檜山の山頂が見えてきた。横に連なった低い岩が見えている。
(山頂から)
(小黒檜山。別のアングルから撮りたかったが、ベストスポットは占拠されていた)
黒檜山山頂到着。山頂とはいっても北側の展望地だが、10人くらい休んでいた。小黒檜山から上がって来たワカン長靴姿の自分に興味を持つ方はだれもいない。せめて、こういう時は、「どこから登って来たのですか?」と問われるだけでも自己満足の至りになるものだが、好奇心ハイカーはいらっしゃらないようだ。周囲はグループか2人連れ。それぞれの世界でいるのがあたり前で、インタビューされるのを期待するのがおかしいのである。聞かれない以上、自分からペラペラ言うのもまた愚なことで、離れたところでタバコを吸いながらしばらく景色を眺めた。ここからの景色、小黒檜山とさして変わりはないが、自分には、小黒檜山からの方が勝っているように思える。
(三角点ピーク)
ワカンからチェーンスパイクに履き替えて三角点ピークに向かう。雪もかなり緩くなっているが、大勢のハイカーで踏み固められ、踏み抜きといったことはない。道標が埋もれているままのもある。三角点ピークは素通り。
さて、予定では、黒檜山からそのまま下ってもいいかと思っていたが、余力も時間もある。何せ、ところどころに雲の塊はあるが、天気は良く、急激な変化もないだろう。せめて駒ヶ岳経由にしよう。
(黒檜山大神)
(ガスが湧いてくる)
(地蔵岳と駒ヶ岳方面)
黒檜山大神の前を通過して下ると、さっきまで前を歩いていた単独氏が戻って来た。聞けば、そのまま大沼に下るコースを素通りしたようだ。確かに、道標は顔出し程度だったから、見逃してしまったのだろう。右手前方に地蔵岳を見ながら下る。大沼には、まだワカサギ釣りのテントが幾張か見える。駒ヶ岳はガスがかかって見えていない。
(駒ヶ岳は左なのだが、ガス)
(後ろの黒檜山)
(駒ヶ岳山頂。だれもいなくなってから撮影)
どんどん下る。雪質はべとべとで、チェーンスパイクの効果はない。やはりアイゼンだろう。駒ヶ岳の方から登って来るハイカー5人くらいとすれ違う。振り向くと、大きな黒檜山。あの山への登り返しはきついだろうな。
ガスのかかった駒ヶ岳に到着した。この山、前回は去年の8月にハイトスさん、みー猫さんと一緒だったが、その時もガスがかかっていた。そういう山なのだろうか。オジサンが一人お食事中。そのうち、さっき途中で休んでいた2人連れが上がって来た。
10分ほど休んでいる間にガスは晴れてきた。3人は下山して行った。自分もそろそろ下るか。
(下る)
(ソリ滑りに興じている)
(かなり緩くなっていた)
(駒ヶ岳登山口)
またガスが出てきた。下で嬌声が聞こえる。何だろうと思っていたら、4人組がソリ遊びをしていた。気持ちがいいだろうなと思ったが、ガスの中では、ここの斜面も恐いところがある。大笑いしていたのは付添いのジイサンとオバチャンで、滑っていたのは青年2人。
大沼に向けて下る。階段のあるハイキングコースになっている。周辺の地肌がかなり出ていて、コース全体がぬかるんでいたり、日陰は凍っていたりしている。意外と気が置けない。山頂で一緒だった3人を抜いて、登山口に下りた。チェーンスパイクを外し、泥を雪でおとす。
(大沼を渡って、赤城神社へのショートカットを試みる)
ここからは車道歩きになる。おのこ駐車場には20台もなく、いくつかのグループが帰り支度をしている。
その先に行くと、大沼を歩いている人の姿を見かけた。自分では決してやるまいと思っていたが、好奇心には勝てず行ってみた。ずっと先にワカサギテントがあるのを見ると、多少のズボズボも気にならない。このまま赤城神社まで渡ってしまおうかなと思ったりしたが、その手前でロープが張られているのを見ると、そこまでの度胸はない。いさぎよく車道に戻った。
(橋から大沼。これでは溺死となる)
(赤城神社に寄り道)
(駐車場に到着)
橋を渡って赤城神社。ちょっとお参りし、裏手に出ると、ズボズボ。フィニッシュにして長靴の中は雪だらけになった。無理してそのまま車道に出て駐車場に到着。駐車場には車が6台。出がけに3台だったから、ここもまたガラガラだったのだろう。
何となく歩き足りない気分が残った。小黒檜山の鞍部への上り、少なくとも2時間半はかかると見込んでいた。余計な時間を費やしながらも実際は1時間半弱だった。ほとぼりが覚めた後ではちょっと拍子抜けの感がなくもない。これからどこかに行くにしても、ちょっくら地蔵岳程度だろう。朝、通りすがった五輪尾根は時間が足りない。結局、墓参りもあることだしと、帰路に着いた。地蔵岳下、ソリ滑りを楽しむファミリーがかなりいた。
(本日の軌跡)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
黒檜山登山口手前駐車場(7:40)……49番カーブ(8:05)……稜線(9:28)……小黒檜山(9:45~10:05)……黒檜山(11:07~11:22)……駒ヶ岳(11:53~12:07)……駒ヶ岳登山口(12:30)……駐車場(13:00)
小黒檜山は積雪期よりもヤブの時期に歩いてみたいという願望があり、昨年の7月に行ってみたが、わけのわからない歩きをして、結局、雨を理由にすごすごと退散した。わざわざ行くほどの価値ある山でもないので、行かなければそれで済むだけのことだが、喉に刺さった小骨というか、ちょっとお付き合いしてしまった以上、行かなきゃ行かないで気にもなって、ヤブの時期にまたほっつき回ることが目に見えている。早いうちに方を付けておきたかった。
ちなみに、こだわりとまではいかないが、どうせ行くなら、黒檜山から下る形ではなく、車道から直に小黒檜山に登ってみたかった。他にも花見ヶ原ルートがあるが、自分には持て余し気味で、まぁ、そちらからは今後ともにないだろう。
赤城山の雪山歩きも、そろそろ店じまいらしい。今週からの陽気は雪融けに拍車もかけることだろう。そんな中、小黒檜山のレポを数件、見てしまった。ちょっとばかり慌てた。雪がベタベタになってしまったのでは遅い。もう行ってしまおうか。土曜日も気温が高いようだ。ズボズボの可能性も有りだろうな。
(黒檜山登山口。車道、沼田方面のゲートは開いていた)
(車道のショートカット)
(五輪峠)
ピーク期を過ぎてしまったせいか、界隈のどこの駐車場もさして混んでいない。姫百合駐車場には0台。決して早い時間帯ではないが、実際、山から下って来てからもいずれもガラガラだった。路面には雪も凍結個所もなかった。山頂の気温は0℃だが、風もなく暖かい。陽も高く上がっている。
今日はスパ長。スパイクが申し訳程度に残っていて、ただの長靴状態だ。これに決めるまで、いろいろと悩んだ。深い意図はない。単に、登山靴の方が重いから、その分、踏み抜きが多発するだろうというだけのこと。結局、この安易な選択で、後でひどい目に遭う。
沼田方面は昨日開通したようで、ゲートも開いていた。雪のない車道を歩く。道路脇の残雪は50センチくらいだろうか。雪の具合を見るためにショートカットしてみる。陽あたりの雪は結構硬く、踏み抜くことはない。あくまでも、この時間でのことだ。参考にはなるまい。
五輪峠の先、五輪尾根方面にはシカの踏み跡しかなかった。右手にちらっと小黒檜山が見える。山頂に反射板がある山だから特定はできる。
(49番カーブ)
(作業道が上を通っている)
(作業道に出る)
どこから入るかといったあてはなかった。45番カーブあたりから入ろうかなと思っていた程度のことだったが、49番の先が平らで、ここから入ることにした。やはりすぐに踏み抜いた。続けて2回。先が思いやられる。ちょっと行くと、正面上に作業道が見えた。ここは、夏に来た際に歩いている。まずは這い上がる。手頃な所に折れた短い木があり、手をかけると、これが凍結していて、びくともしない。これをつかんですんなりと作業道に出た。
(目指す鞍部が見えてくる)
作業道でも踏み抜いた。早々に、ストックを出し、ワカンを付ける。この作業道、前回時の経験で知っているが、そのまま辿ることはできない。この先は、車道に出てしまう。
適当なところから稜線方向に足を向ける。古いワカンのようなトレースを見つけて追ってみたが、じきに消えた。きょろきょろすると、今度は赤ペンキが目に入った。上に続いている。これはラッキーと思ったが、ヤセ尾根気味で、この先はかなり急。転んだらかなり下まで滑落しそうだ。地図を見ると、これを行くと、黒檜山寄りになってしまい、合流予定の鞍部からはかなり離れてしまう。その分、急斜面を余計に歩かねばならぬということだ。
(右から沢に滑り降りた)
少し戻り気味に北寄りに歩くと、沢筋が横断していた。この沢を渡って、向こうに行きたいが、沢に下るまで7~8mほどの壁になっている。左右を見回したが、この壁はずっと続いていて、立木すらない。斜めに下ってみるが、壁はガチンガチンで、ワカン歩きでは無理。ヘタをすれば転げ落ちる。こんな時に限ってロープも持ってきていない。1mほど下ったところで、意を決して、尻で下った。強烈な尻セードだった。ほんの2秒程度。うまく着地はしたが、しばらく尻が痛かった。
沢を乗り越えると、どこもかしこも急斜面の凍結で、楽そうなルートはない。地図では、この辺に破線路が続いているが、それらしき踏み跡は雪の下に確実にあるのかも疑わしいし、あるとも思えない。左上に小尾根っぽいのが見える。その隣はまた沢筋だ。あの小尾根を登るとしようか。
(ここを登ることにする。写真ではなだらかだが…)
(アイゼンがあっ気なく外れた)
トラバースしながら、小尾根を目指して登る。場所によっては、すでに稜線も見えている。稜線まで標高差あと200m弱登ればいいだけのことなのだし、どこを登ってもいいのだが、小尾根とはいえ、沢よりは尾根の方が安心感もある。振りかえると、五輪尾根越しに鈴ヶ岳が見えた。
小尾根に取り付いた。部分的に雪は消えているが凍結している。そして急斜面。ワカンのままでは無理もいく。アイゼンに履き替えた。長靴にアイゼンの歩きはしたことがなかった。ちょっと登るとあっさりと外れた。締めが甘かったのだろうと、ギュウギュウに巻き付けた。10歩も歩かずにまた外れた。相性がかなり悪いようだ。軽アイゼンなら問題もないのだろうが。
(登って来た斜面を見下ろす)
さて、困ったというよりも途方に暮れた。稜線は前に見えているし、ここまで来て下るとなると、かなりの難儀になる。ヘタな降り方をすれば命取りになる。というか、アイゼンがこうでは、滑り止めの手段がない。しかたない。ないよりはましだと、チェーンスパイクを出した。せめて、ピッケルを持ってきていれば問題もなかった。ストックではまったく心もとない。ある程度まで来てしまい、戻るに戻れず先に行く。自分にはよくあるパターンだ。今回も踏襲。
(稜線がそこに見える。草はすべて凍りついている)
(稜線に出た。ピークは黒檜山。大岩が後ろにあって、手前に小岩)
もう、稜線も目の前だ。直下の斜面も、凍結とはいっても地肌が大分露出している。雪の上を歩くと踏み抜くが、できるだけ地肌を歩き、四つん這いで登る。岩場を回り込んで、何とか稜線に出た。予定ポイントの鞍部。ほっとして一服つけた。立て続けの2本。この凍結の急斜面には、かなり手こずった。久しぶりに危うい思いをした。
車道のカーブからたかが1時間半だったが、履物のチェンジやらルートミスで20分は余計に費やしたろう。トラブルなしだったら1時間ちょっとだったかもしれない。登山靴+12本アイゼン+ピッケルのスタイルにするべきであったが、この稜線に達したら、不測の事態にならない限り後憂はないだろう。
しかしなぁ、履物含めて今日は道具選びに大失敗だった。この時期の歩き、かなり甘く考えすぎていた。反省。とはいっても、学習心のない自分だ。きっと、すぐに繰り返しだろう。
この小黒檜山、元々は、ハイトス隊が行かれて、そんな山があるのかと気にした山なのだが、2月の雪の豊富な時期に行かれている。尻セードを楽しんだり、ロープを出して下ったりされたようだ。少なくとも、自分の歩いたルートの下りに尻セードを加えたら命がけ以外の何ものでもない。
(小黒檜山へ)
(小黒檜山が近づく)
(小黒檜山への登り)
(山頂=電波塔)
チェーンスパイクのまま小黒檜山を目指す。これまでとは違って、気持ちのいい自然林の中の歩きだ。尾根も至ってなだらかだ。たまに踏み抜くが、せいぜい膝下。後ろには黒檜山。帰路は、あの山への登り返しがある。左には大沼。何日か前に歩いたハイカーの窪みを見かける。一登りして小黒檜山に着いた。
(浅間山)
(足尾、日光方面)
(そして上越方面)
狭い山頂だが、展望はいい。上越の山々、袈裟丸、皇海山が望まれる。日光方面はガスがかかって、かろうじて男体山の頭が見える。足尾の山も、白いのが大分消えかかっている。山名板は見あたらず、山頂がまた別にあるのかと思ったが、周辺にここより高いところはない。反射板のためのピークといった感じがしないでもない。山名板については気になって後で調べたが、4年前のハイトスさんと昨年のみー猫さん記事には触れていず、2年前のあにねこさんのには出ていた。あっという間の山名板だったようだ。
菓子パンをちぎって2口食べて、タバコを吸った。北側・目の前になだらかな尾根が続いている。こんなところの尾根歩きなら気持ちもいいだろうが、その先は、沼田の町に出るまではかなり時間がかかりそうな林道にぶつかるようだ。
ところで、この反射板、杭に記された「用途」を見ると「反射板及び電波路」となっている。具体的にはどんなものなのだろうか。反射板の正面は東側を向いている。みどり市に何らかの恩恵でもあるのだろうか。草木ダムの施設のようだが。
(黒檜山に向かう)
(小黒檜山に向かうオジサン)
黒檜山への登りが気にかかる。のんびりしたいが、登ったルートを下りたくもないので重い腰を上げる。気温も高くなり、10℃近くになっている。踏み抜きが多発するだろうと、ワカンにチェンジする。
這い上がった鞍部の手前で単独のオジサンに出会った。黒檜山から下って来て、車道に出るそうだ。情報交換をする。オジサンは、見るからにベテランといった感じで、背中にピッケルも覗いていた。これなら完璧だろうと、自分が四苦八苦して登って来たルートをお伝えしたが、ちょっとばかり無責任だったかもしれない。むしろ、鞍部の手前、どこを下っても良さげな北側から(本当のところはどうなのかは不詳)下るように促すべきだったかもしれない。この時点では、そんな頭も働かなかった。この時、自分が「岩のあるところから下る」と言ったことが、後でやたらとひっかかった。
(「大岩」の脇はこうなっている。ここを下るのはかなりつらい)
鞍部を通過。真ん前に大岩があった。右手には、自分が登って来たルート上に小ぶりの岩がある。はて、あのオジサン、「岩」をどちらととらえるだろうか。大岩なら、その下は沢筋になっていて危険なはず。自分の踏み跡でわかってくれるだろうし、見た目だけではないベテランなら、ご自分で判断されるだろう。
(右手に大沼が見える)
(そこそこ急ではあるが歩いていて気持ちがいい)
(振り返る)
(なぜか、この辺になると踏み跡じみたものが多くなる)
(山頂が見えてきた)
大岩を登って下る。ワカンゆえ、岩越えはしんどかった。下りると、オジサンのトレースは巻いていた。余計なことをしてしまったようだ。さて、ここから上りが続く。標高差は200m。灌木の続く明るい斜面だが、傾斜はさほどでもない。雪は締まっているというよりも硬い。木の根元に近づくと踏み抜く。オジサンは踏み抜きはなかったとおっしゃっていたが、いくつか踏み抜きの跡があった。ここもまた、本来ならストックなんかよりも要ピッケルだろう。
樹間から小黒檜山がちらちら見えている。すっきり姿は望まれない。この辺、今はからっとしているが、緑の頃になれば、木に葉も付き、うっそうとしたヤブで薄暗いだろう。確かに、この時期の方が歩いていて気分はいいかも。
傾斜が増し、黒檜山の山頂が見えてきた。横に連なった低い岩が見えている。
(山頂から)
(小黒檜山。別のアングルから撮りたかったが、ベストスポットは占拠されていた)
黒檜山山頂到着。山頂とはいっても北側の展望地だが、10人くらい休んでいた。小黒檜山から上がって来たワカン長靴姿の自分に興味を持つ方はだれもいない。せめて、こういう時は、「どこから登って来たのですか?」と問われるだけでも自己満足の至りになるものだが、好奇心ハイカーはいらっしゃらないようだ。周囲はグループか2人連れ。それぞれの世界でいるのがあたり前で、インタビューされるのを期待するのがおかしいのである。聞かれない以上、自分からペラペラ言うのもまた愚なことで、離れたところでタバコを吸いながらしばらく景色を眺めた。ここからの景色、小黒檜山とさして変わりはないが、自分には、小黒檜山からの方が勝っているように思える。
(三角点ピーク)
ワカンからチェーンスパイクに履き替えて三角点ピークに向かう。雪もかなり緩くなっているが、大勢のハイカーで踏み固められ、踏み抜きといったことはない。道標が埋もれているままのもある。三角点ピークは素通り。
さて、予定では、黒檜山からそのまま下ってもいいかと思っていたが、余力も時間もある。何せ、ところどころに雲の塊はあるが、天気は良く、急激な変化もないだろう。せめて駒ヶ岳経由にしよう。
(黒檜山大神)
(ガスが湧いてくる)
(地蔵岳と駒ヶ岳方面)
黒檜山大神の前を通過して下ると、さっきまで前を歩いていた単独氏が戻って来た。聞けば、そのまま大沼に下るコースを素通りしたようだ。確かに、道標は顔出し程度だったから、見逃してしまったのだろう。右手前方に地蔵岳を見ながら下る。大沼には、まだワカサギ釣りのテントが幾張か見える。駒ヶ岳はガスがかかって見えていない。
(駒ヶ岳は左なのだが、ガス)
(後ろの黒檜山)
(駒ヶ岳山頂。だれもいなくなってから撮影)
どんどん下る。雪質はべとべとで、チェーンスパイクの効果はない。やはりアイゼンだろう。駒ヶ岳の方から登って来るハイカー5人くらいとすれ違う。振り向くと、大きな黒檜山。あの山への登り返しはきついだろうな。
ガスのかかった駒ヶ岳に到着した。この山、前回は去年の8月にハイトスさん、みー猫さんと一緒だったが、その時もガスがかかっていた。そういう山なのだろうか。オジサンが一人お食事中。そのうち、さっき途中で休んでいた2人連れが上がって来た。
10分ほど休んでいる間にガスは晴れてきた。3人は下山して行った。自分もそろそろ下るか。
(下る)
(ソリ滑りに興じている)
(かなり緩くなっていた)
(駒ヶ岳登山口)
またガスが出てきた。下で嬌声が聞こえる。何だろうと思っていたら、4人組がソリ遊びをしていた。気持ちがいいだろうなと思ったが、ガスの中では、ここの斜面も恐いところがある。大笑いしていたのは付添いのジイサンとオバチャンで、滑っていたのは青年2人。
大沼に向けて下る。階段のあるハイキングコースになっている。周辺の地肌がかなり出ていて、コース全体がぬかるんでいたり、日陰は凍っていたりしている。意外と気が置けない。山頂で一緒だった3人を抜いて、登山口に下りた。チェーンスパイクを外し、泥を雪でおとす。
(大沼を渡って、赤城神社へのショートカットを試みる)
ここからは車道歩きになる。おのこ駐車場には20台もなく、いくつかのグループが帰り支度をしている。
その先に行くと、大沼を歩いている人の姿を見かけた。自分では決してやるまいと思っていたが、好奇心には勝てず行ってみた。ずっと先にワカサギテントがあるのを見ると、多少のズボズボも気にならない。このまま赤城神社まで渡ってしまおうかなと思ったりしたが、その手前でロープが張られているのを見ると、そこまでの度胸はない。いさぎよく車道に戻った。
(橋から大沼。これでは溺死となる)
(赤城神社に寄り道)
(駐車場に到着)
橋を渡って赤城神社。ちょっとお参りし、裏手に出ると、ズボズボ。フィニッシュにして長靴の中は雪だらけになった。無理してそのまま車道に出て駐車場に到着。駐車場には車が6台。出がけに3台だったから、ここもまたガラガラだったのだろう。
何となく歩き足りない気分が残った。小黒檜山の鞍部への上り、少なくとも2時間半はかかると見込んでいた。余計な時間を費やしながらも実際は1時間半弱だった。ほとぼりが覚めた後ではちょっと拍子抜けの感がなくもない。これからどこかに行くにしても、ちょっくら地蔵岳程度だろう。朝、通りすがった五輪尾根は時間が足りない。結局、墓参りもあることだしと、帰路に着いた。地蔵岳下、ソリ滑りを楽しむファミリーがかなりいた。
(本日の軌跡)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
そろそろ赤城の雪も終わりのようですね。
気温が上がって踏み抜きも酷そうです。
自分達の時も雪は多かったので黒檜から小黒檜までは良かったのですが、車道歩きで酷い目に合いました。
車道歩きだけはスノーシューがほしかったですよ。
それにしてもこのルートをこのような短時間で周回されるとはさすがです。
他の登山者と遭遇するというのも驚きです。
車道から小黒檜へのルートは何処を採っても急傾斜なので大差は無いかと思います。
やっぱり無雪期の小黒檜はやってみたい気はしますが藪藪ですのでどうでしょう。
今回で終わりにしますか?
それともトライされますか?。
出る前に、ハイトスさんのルートと記事を改めて確認させていただきました。
実は、車道にも残雪がかなりあるだろうと思い、できるだけ車道区間の距離を詰めるつもりでいました。
すでに開通とは拍子抜けでした。
やはり、どこを歩いても同じですか。そうでしょうね。私もそう思いましたよ。沢だろうが、尾根だろうが、傾斜は同じで、結局は、どれだけ稜線までの距離を短くするかだけの話かと思います。
ヤブ期の歩き、ハイトスさんの関心も高いようで。ハイトスさん次第ということにいたしましょう。私も、通常関心ラインよりも「やや積極的」状態におります。
やはり去年の大雪は凄かったんですネ。確かに10日以上前にはなりますが,去年は,黒檜山大神の鳥居は雪に埋まってほとんど見えなかったし。
小黒檜ですか。夏に登ろうとは思わないしなぁ・・・まぁ,登るにしても冬でしょうけど,その時は,黒檜の往復で十分ですワ(笑)。
黒檜山大神、去年の10日前は鳥居がすっぽりでしたか。
今、改めて確認させていただきましたよ。道路もまだ雪が付いていて、あれでは一か月前の光景じゃないですか。
去年が多過ぎた関係で、今年はやけに少なく感じるのでしょうが、これもまた例年のごとくかもしれませんね。
朝日岳は岩山のようなものですから、あの辺では、雪解けも早い方の山なのではないでしょうかね。
しかし、瀑泉さんもあちこちとお忙しいですね。私なんか、せいぜい車で一時間半エリアですよ。
小黒檜山的な山は、瀑泉さんのお好みではないようですね。本当にたいした山でもないし、達成感もなかったですよ。でも、がっかりしたわけでもなく、ヤブの時期に誘われたら、断わる理由もない山であることは確かで、私の想像では、ちょいヤブ程度の山に思えるのですが。
なるほど、こんないい周回ができたんだなぁと実感しました。短かったようでしたら東から登ってくるのはいかがでしょうか。小黒檜が上方に見え、良い眺めでした。道路の除雪も思ったより早いんですね。お疲れ様でした。
まぁ、周回なんてものではないでしょうね。イチかバチかコースといったようなものです。
その「東から」のコースが自分には持て余し気味というところなのですよ。
花見ヶ原の方は、かつてクマの地響きを聞いて以来、恐ろしい感じがしましてねぇ。あまり近づきたくないというのが本音のところなのですわ。雰囲気は良さげだなといった感じはあるのですが。
ちょうどこの日は息子が走り(笑)に行ったというので知りました。
こんなとこ歩くのはたそがれさんくらいしかいないんじゃないかと思ったらやっぱりいるんですね~(@_@)
画像を見ると稜線ではダケカンバが多いようですし、カラマツも多いところですよね。
そうそう、五輪峠手前の大きなU字カーブ、舗装道を歩くときはあそこはショートカットしたくなってしまいますね(笑)
そうですか~。小黒檜山は物好きの部類ですか。
ネットで検索すると、わんさとは出てきませんが、それなりに歩いている方いますよ。
黒檜山から見えて、その先にある山なんだし、行ってみなけりゃもったいないといった気持ちが湧くのは自分くらいなものですかね。
黒檜山から小黒檜山までの稜線は、まぁ雪でしたから、美しく感じましたよ。雪が融けて、ヤブになったらどうなるかわかりませんが。
でんさんのご子息は走り屋さんでしたか。沼田方面、少なくとも凍結は見られませんでした。そのうち、雪融け水が流れる始末になるでしょう。
五輪峠のカーブですか。地図を見ているだけならショートカットもしたくなりますが、自分にはかなりの重荷のようでしたけど。