たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

足倉沢から茨倉山。もっとも茨倉山だけを目指したわけではなかったのだが…。

2016年10月18日 | 足尾周辺の山
◎2016年10月15日(土)

銅親水公園駐車場(6:56)……足倉沢出合い(7:49~8:01)……標高1380m付近(10:45)……茨倉山(11:31)……神子内林道終点(11:56~12;18)……旧道に入る(12:43)……雨量計(13:35~13:45)……深沢の駐車場(14:09~14:20)……車道(14:33)……親水公園駐車場(15:00)

 足倉沢(右俣)は以前から遡行してみたいと思っていた。レベルは低く、たいして面白味のない沢のようで、大きな滝はなく、地味沢の部類だろう。岡田氏は2級レベル、増田氏は1級と記されているし、きりんこさんあたりは遅い時間帯に余裕でサクッと歩かれている。
 足倉沢の北側に利根倉沢というのがある。この沢もまた同類のようで、だったらオレも歩けるんじゃないのかと、ついその気になってしまった。上りは足倉沢、下りは利根倉沢ということにしようか。ちなみに、両沢の間に尾根がある。ふみふみぃさんが今年の3月にそこを下られていたが、この尾根は3年前に上りで使ったことがある(「中間尾根」ではなく、足倉沢側から入ったので「足倉沢右岸尾根」としてあるが)。なかなか厳しい印象の残る尾根で、ここはエスケープとしてもあまり使いたくはない。

 間藤駅の先で、キツネが人家の縁の下にもぐって入り込むのが見えた。以前はシカをみたことはあるが、街の中でのキツネは初めてだ。山でもよく出会うから、足尾のキツネの生息数は鹿や熊同様に多いのかもしれない。駐車場には車が8台。準備中のグループも2組ほどか。いずれも大きなザックにヘルメット持ちだ。松木川でテントを張って、集中の沢か岩登りでもするのだろうか。モミジ尾根から皇海山ならヘルメットは不要だろう。一服つけて出発。気温は6℃だ。ここのところ急に寒くなった。

(今日の上桐久保沢は濡れずに渡れる)


(芝倉沢出合い)


 キューゾーの声は依然として聞こえない。キジの飛行距離はどんなものかは知らないが、足尾から立ち去ったのだろうか。実は、キューゾーのことはともかく、気になっていたことがある。それは<バラクラ沢=茨倉沢>なのかということで、こだわっている自分がおかしなものなのだが、自分の勘違いかどうかを見極めたいと思っている。これは、林道を歩くだけで済むこと。
 何ということはない。<バラクラ沢=茨倉沢>だった。ずーっと違う沢だと思い込んでいた。
 8月に下った茨倉沢の出合いを対岸に眺めながら林道を歩いて行くと、林道は大きく内側にカーブした。そこをちょっと出たところに「バラクラ沢入口」の看板があり、右下に沢が見えている。これが自分には別物の「バラクラ沢」の観だったのだが、茨倉沢自体もカーブしていて、ここに来ている。看板に惑わされたか、頭が固いのかいずれかだろう。恥ずかしい思いがした。以前のブログ記事やコメントで別物に固執していた。脇の作業道は、下り途中で見失った作業道の延長だろう。自分には常識的なことではなかったのだが、「茨」は「いばら」のみではなく「ばら」とも読むようだ。ということは、「茨倉山」は「いばくら山」ではなく「ばらくら山」ということだろうか。同様に「茨倉沢」は「バラクラ沢」ということにもなる。何でこんな些細なことにこだわっていたのか。

(足倉沢出合い。同沢右岸尾根が張り出している)


(石積み)


(二段の堰堤)


 沈下橋を渡って足倉沢出合い。正面には右岸尾根の末端部が張り出している。ここで菓子パンを食べ、一服つけ、ヘルメットをかぶって、では出発。足は沢靴でここまで来ている。上り下りともに沢の予定だから、履き替えはしないつもりだが、念のため、地下タビは持参している。
 大きな石がゴロゴロし、水量は少ない。水に触れてみると冷たくはない。河原には石積みがある。ゴム管も目につく。すぐに二段の堰堤が現れる。ここは右から巻いたが、それは踏み跡らしきものがあったからのことで、よく見ると、右岸側にもうっすらと踏み跡のようなものが見えている。

(堰堤の上。水が少ない)


(ようやく出てきた。ただの沢の流れだが)


(こんなのも。黒光りしているのが気になる)


 堰堤を越えると、沢はゴルジュ状になって歩きづらい。相変わらず水量は少なく、1mにも満たないような落ち込みを眺めながら大石伝いに歩いていくと、幾分、水量が増してきた。同時に小滝も続くようになる。小滝は階段状になっていて、この辺はまだ左右が狭まってもいないので、脇を通って、たやすく越えられる。ただ、この沢の風景を「癒し系」と言うならばちょっとほど遠いものがある。何というか、無造作な沢といったイメージに尽きる。

(3段10m。最奥に石積みが見えている)


(下段)


(中段)


(巻いて、上段の石積み)


 きりんこさんが記されている「3段10m」の滝に出会う。上に石積みの堰堤が覗いている。中段下に至って、ここは直登できなくもないかと、濡れた岩に足を乗せたら、ぬめりで滑った。あっさり右岸側に踏み跡が目についたので、左から高巻く。大方、シカ道だろう。魚影は見えないので、釣り人がこの沢に入るとは思えない。きりんこさんの「黄色いペンキの跡」は確認できずに石積みの上に出た。覗き込む。水濡れの石がテカテカと黒光りしているのがどうも気に入らない。

(またこうなった。これならこれでつづいて欲しいもの)


 ガレた沢が続く。水が消えたり復活したり。小滝も出てこない。沢がゆっくりと左にカーブすると、直進方向にも沢型が続いたが、その先は水流もなくヤブになっていて、ここは左だろう。その先でも沢が二分する気配があり、右に入ってみたが、結局は先で合流していた。

(右から巻いて途中で降りる。やはり滑った)


(二俣は右のナメ状に入る。)


(こんな5mほどのものを越えるのに手間どった)


(左はこんな岩峰になっていた)


 5~6mほどのナメ滝が出てくる。下は深いので、巻きの途中から降りてみた。ここも滑った。後は慎重に登った。ここで初めて下半身に水を浴びた。それまでは靴すら濡らしてはいなかった。
 この辺にあるはずの石積みを見ようと注意しながら歩いたが気づかなかった。そして二俣。ここはナメ床になっている右。このままの状態が続いてくれればと思ったが、まもなく4m小滝が立ちはだかる。ここは巻きやすそうな左に登ってみたが、ヤブがひどく、枝に叩かれながら上に出てみると、これは岩峰になっていて、左は切れ落ち、右の沢上に出るのも不可能。すごすごと沢に戻り、今度は右から巻く。やはりこちらもヤブで脱出がしんどかったが、何とか上に出た。ここでかなりの時間を費やしてしまった。体力も消耗した。

(こんな滝というか流れがいくつも出てくるが足を乗せられない)


 やがて沢幅は狭まり、ちょこまかと小滝が現れる。見た目は難なく通過できそうだが、とにかく滑る。登山靴歩きと変わらない。ラバーソールではなくフェルト靴だったらどうだったろうかと後悔してしまうが、滑りを技術でカバーできるほどのレベルにもないから、つい履物のせいにしてしまう。引き続きの小滝を見るたびにうんざりするようになる。3mにも満たない滝が滑って越えられない。巻くことしか考えなくなっているが、沢自体がじわりと急斜面になってきていて、次第に巻くのも時間がかかるようになってきた。

(次第に狭くなる)


 この先の谷間の上に岩峰や壁のような稜線が見えることがあり、えらく険しいところを歩いている錯覚にもなってくる。振り返ると、社山が見え出してから久しく、そちらは平和な感じがするのだが。陽があたる斜面の色づきは良くない。しかし、自分では標高を稼いでいるつもりでいても、社山の見える範囲は依然として同じで、たいして登れてもいないようだ。

(二俣。左に行った)


(荒れてくる)


(しつこく矮小な滝が続くも、相変わらずテカテカで登れずに巻く)


(社山)


(こう見えても、かなり急になっている)


(もう見切りをつけた方がいいだろう。これまで以上に危なっかしい感じがする)


 1300m付近でかすかな二俣になった。ここで右に行けばよかったのだが、矛盾した行動だが、なおも水流の多い左に入ってみた。相変わらず苦戦しつつ遡行したが、沢はさらに狭まり、見上げると、最早、自分の限界を超えるような薄暗い急な沢斜面が続いているようで、沢というよりも水の流れる隘路といった様相になっている。このまま行けば、進退極まりのない状態に入り込んでしまうことに間違いはなく、それでなくとも、ここから下るとなると、絶えずロープを出さないと滑って下れそうにもない。ここで打ち切りにする。1380m付近だ。二俣にはなっていないが、右手は岩場でもなく、斜面を登れば茨倉山の北西尾根に出られるはずだ。そのまま遡行していたら、茨倉山の北東側の尾根に出たろう。うまく行ければの話だ。

(茨倉山の北西尾根を目指して急斜面を這い登る)


(北西尾根が見えてくる。これがまた遠い)


 休憩せずにそのまま取り付いた。きつい斜面の登りだった。ヤブはない。灌木につかまって這い上がった。ちょっとした平地で休み一服する。なおも急斜面は続くが、前方にようやく尾根が見えてきた。

(北西尾根に乗って)


(あの手前下のもっこりの紅葉に期待していたのだが早かったか)


(大畑山から続く尾根)


(茨倉山に着く)


 出たところは茨倉山〈1514m〉の北西に延びる尾根の1480m付近。沢から離れて100m登ったことになる。薄い踏み跡(とはいっても無いに等しいが)を尾根伝いに南東に向かい茨倉山に到着した。出発からここまで4時間半もかかっている。まさか、こんなに苦戦するとは思いもしなかった。巻き巻きにかけた時間が半端ではなかったようだ。それにしてもあの沢は滑った。怖かった。ノドがカラカラになるほどではなかったが、下り使用なら確実に水不足だろう。

(男体山は隠れている)


 陽が陰ってきているようで、男体山の頭は雲隠れだ。天気は一日持つはずなのだが。こういう曇天では、紅葉の進み具合もきれいなのか、きたないのか、果てまた早いのか遅いのかもわからなくなってしまう。
 さてと、予定では利根倉沢下りなのだが、利根倉沢とて足倉沢同様に滑りまくりが予想される。どうしたものか。茨倉沢の下りのように楽勝ではあるまい。下手すれば4時間くらいかかるかもしれない。もうやめとこうかと、赤倉山に向かいかけたが、予定外だったため山名板のメンテナンスキットを持ってきていないことを思い出した。いずれ来なきゃならないのなら、改めて行けばいいと茨倉山に引き返す。まぁ取りあえずは、半月山方面にでも向かってみよう。紅葉も少しは楽しめるかもしれないし。

(神子内林道に向かうと、尾根の右にこんな作業道が現れた。左が尾根筋)


(作業道を振り返って東方面。ピークは茨倉山。道はその下に向かっている)


 東側に下る。林の中、いつもと様子が違う雰囲気。全体が明るくなった気配。余計なものが目に付く。間伐だ。切株は新しい。伐った樹はそのままに放置されているのもあって歩きづらくなっている。ふと、右下にさらに余計なものが見えた。まさかと思ったが作業道。幅は車一台半分。尾根の下を東西に通っている。東は神子内林道と結ばれているのだろうが、西側に上がっているのが気になる。どこまで続いているのか、先まで行ってみようかと思ったが、主尾根を横切ったりでもしていたら、嫌なものを見てしまったということになりかねないから、今日の偵察は気が進まない。

(左手の崩壊地)


 左手の崩壊地を眺めてから林道に上がる。以前ここで足尾のRRさんと出会ったことがある。足倉沢の崩壊地を上がって来たということで、その時は疲れ切った顔をされていた。もっとも、その時はRRさんとは知らず、くたびれた青年が携帯をいじっていたという印象しかない。崩壊地上の紅葉はすっきりしない。まだ早いのだろう。林道からの入口は不明瞭。黄赤のプレートが一枚、目立たないところにあるだけで、初めての下り使用だと気づきにくいかもしれない。まして、伐った枝や灌木が山積みになっていて、わかりづらい。これは以前からそうだったから、作業道の開通とは関係のないことだとは思うが。

(やはり。色づきはこれからなのか、悪いのか)


(いつもならこの辺は、その季節ならツツジやら紅葉で退屈しない歩きになるのだが)


(林道終点広場)


 林道終点の広場まで向かう。この辺、紅葉やツツジの頃はきれいなのだが、陽の光の関係もあるのだろうが、色が全体的にくすんでいて、崩壊地脇の尾根の紅葉もまた鮮やかさに欠ける。まだ早いのかと思いながらも、目の前の赤黒いカエデの葉を見ると、すでに欠けていたり、穴あきで、あばたになっている。

(半月山も殺風景)


 広場で腰を下ろす。ここまで来たら、半月山の下に出て、阿世潟峠道か中禅寺山からでも下ろうと思っていたが、それも、半月山の紅葉見の目論見があってのことで、目の前に見える半月山にはまったく色づきがない。これじゃ、歩いていてもちっとも楽しくはないなと、深沢沿いの半月道(深沢古道)で下ることにする。すでに利根倉沢の下りの件は、最初から頭になかったかのようになっている。
 おにぎりと大福を食べ、靴を履き替える。地下タビを間違えてスパイク付きを持ってきていた。失敗。この林道、一部を除いて舗装林道だから、先が思いやられる。仕方ないか。靴下を絞って、地下タビを履く。

(右下に作業道を見ながら林道を下る。作業道は離れていった)


(色づきはこんなものだ)


 昔の峠道を忠実に歩くのは可能だが、林道に沿っているし、すぐに林道に出ることなので、面倒にもなり、林道をずっと下った。林道の右下に例の作業道が見える。いずれ合流すると思っていたが、最後まで合流点を目にすることはなかった。まさか、裾野を縦横無尽に廻る計画ができているわけではあるまいな。
 林道を登ってくる単独の女性に出会う。場所が場所だけに、挨拶のみして、話はしなかったが、どこから上がって来たのだろう。林道をずっとだろうか。失礼ながら、旧道を歩いて来たタイプには見えなかった。

(旧道入口はあのカーブの先のはず)


(ヤブを覗き込んでプレート発見)


 さて、旧道入口はこの辺だったかなと思ったが、目印も何にもない。周囲はヤブになっている。自分の記憶違いかと、周辺をうろうろした。ようやく、ヤブの先にかすかにプレートが見えた。これでは、初めての人なら気づくまい。そこまでにしても踏み跡はない。もう廃道化が進行している。実は、これはまだ序の口で、この先はさらにひどい状態になっていた。以前歩いてから間もないが、こんなにもヤブ化が進むものなのだろうか。

(序盤はまだいいが)


(この辺に来ると)


(踏み跡もヤブの下、薄っすらになっている)


(遠望して判別するしかないが、これは初めての歩き人には無理か)


(こういうのが残っているところは迷うことはない)


 最初の九十九折の下りはまだよかった。踏み跡も明瞭。下りきって、水平移動に入ると踏み跡は被さったササで見えづらくなる。そして、石垣やら崩れた橋渡しとかを見る。この辺は、道型というか、工事して盛り上がった部分だから、まだ迷うこともないが、問題はススキ平に入ってからだ。ススキの間に道が埋もれ、もしくはかすれ、消えてしまっているところが何か所かあり、ここで3度ほど見当違いのヤブこぎをして復帰したりした。道が明瞭になったところでリボンテープが出てくるのは皮肉なもので、むしろ、こういう道が消えかかったところにテープを付けてもらいたいものだ。まして、尾根や沢筋でもない水平道だからこそ余計にそう思う。

(イノシシの掘り返しのような状態がずっと続く)


(プレートは健在でも道は不明。ここは沢を横断するから先が迷ってしまう。)


 この先、今度は崩壊地で道型は寸断されている。その先の続きがわからず、仕方なく、高巻きして、安定したところから下ることにすれば、大抵は道に出会う。ただ、この歩き方も絶対なものではなく、道に出会わずにそのまま沢に出てしまったパターンもあって、この場合は斜めに登りかえして合流といったことになる。
 神経を使う歩きは、下に大滝を見下ろすあたりまで続いたが、いずれにしても、ここを初めて歩く人には、かなり厳しい歩きになるだろう。

(大滝を覗いて。下からの寄り道はしなかった)


(雨量計)


(3基目の石仏。何となく苦しそう)


 雨量計(茶屋の跡地)に到着して休憩。ここに石仏が2体あることは知っているが、これは昭和の初頭のもので、個人名が刻まれているので、手慰みで彫った石仏ではないのかというのが自分の勝手な想像なのだが、妙に愛嬌を感じ、ここを通るたびに見物していく。今日は新たにもう一体見つけた。これもまた阿修羅と魔神を合わせたような表情をした石仏だが、これもまた愛嬌がある。
 この辺に来ると、旧道も赤倉山へのルートにもなっているので、道型は明瞭になっている。ただ、イノシシが掘ったにしては異様なほどのボコボコがずっと続いていて、やたらと歩きづらい。そして、クマの新しいフンが点在していた。ここを薄暗い時に歩くのは気持ちがよろしくない。

(深沢の駐車場)


 深沢を石伝いに渡って駐車場。駐車場には埼玉ナンバーの四駆が一台。途中で行き会った女性の車ではないだろう。ここで10分ほど休む。足裏がかなり痛くなっている。

(車道歩きになる)


(途中でアサギマダラを見かけた)


(銅親水公園に帰着)


 車道歩きに入る。ここの合流の郵便局側にタクシー会社があり、よほど頼もうかなと思った。親水公園までなら基本料金で行けるだろう。スパイクで舗装道を歩くのはつらい。そんなことを考えていると、脇をバスが通過して行った。親水公園行きの一日2本のバスだった。知っていたら、余裕で乗れたのに何とも残念。バスに乗れたのに今さらタクシーというわけにもいかず、30分の車道を歩いて親水公園に着いた。
 駐車場には車がざっと20台。ハイカーだけとは限るまい。駐車場入り口のモミジを見ると、まだ半分だ。標高的に遅いとしても、上の紅葉もまた遅いのだろうか。もしくはあれでお終りだったのか。
 今日の沢、たいした沢でもないはずなのに苦労した。滑りまくりで怖かった。もうそろそろ沢歩きの時期でもない。今季の沢はこれで終わりになるだろうか。

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14 コメント

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バラクラ沢と・・・ (瀑泉)
2016-10-19 01:07:31
茨倉沢は,同じ沢でしたか。まぁ,確かに岡田氏の本の付録にも茨倉沢しか載っていないんですよネ。
で,それはさておき足倉沢,かなり水垢が付いていたみたいで。やはり今年は水温が高いんでしょうネ。台風直後は水垢も綺麗に落ちたようですが,その後の記事を読むと,水垢がかなり付いていた記載が多いから。確かにゴム底よりはマシですが,水垢はフエルトでも滑りますヨ。
それにしても,神子内林道方面に作業道が出現ですか。うむ~,アカヤシオを見に行った時に,今までに無い林道が整備されている雰囲気があったんですが,そういうことだったのかなぁ~・・・まぁ,何にせよ嫌なモノを見てしまいましたネ。
画像を拝見する限り,社山の南東尾根も崩壊地も極端に赤が少ないですネ。しかし,今年はホントに此れで終わりなのかなぁ~・・・標高的には1500m付近だから,もっと紅葉しててもおかしくないんですよネェ。。。
それにしても半月道,随分と藪化が進みましたネ。此処は阿世潟道と併せて,マニアが結構歩いているから,簡単には廃れないと思っていたのですが。最近は,歩く人も減ったのかなぁ~。。。
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瀑泉さん (たそがれオヤジ)
2016-10-19 12:12:44
瀑泉さん、こんにちは。
水垢と水温の因果関係ですか。そういうものでしたか。上桐久保沢と茨倉沢を歩いた時はたいして滑りもしなかったので、そのままの延長気分で臨んでみたのですけど。水質やら日照の影響も多少はあるかもしれませんね。
やはりフェルト底も同じようなものですか…。今回の事で、私のようなチョイ沢歩きの人間は、滑りはじめたらすぐに撤退、もしくは逃げの算段をした方が無難だろうなと思いましたよ。
あの作業道は、正直のところ、目にしたことにがっかりしています。間伐やら伐採で、随分と明るくなったなぁとは思ったのですが、作業道が通っているとはねぇ。それも行き先が知れずで、かなり奥に入り込んでいるような気がします。幸いにも半月道で目にすることがなかっただけでも救いなのですが、やはりそんな気配はありましたか。
その半月道ですが、マニアの方も少なくなっているのではないでしょうか。神子内林道から大滝上の区間は不明瞭なところが多くなりました。歩く度にそう思うようになっています。間違っても、沢沿いの歩きですから抜け出しが困難ということはないのですが、せっかくの古道歩きも不安にかられた歩きになっているのはねぇ。
この辺の紅葉、私には判断がつきませんよ。遅いのか早いのかも。時期的に早いとしても、きれいな紅葉にはならないだろうなというのが感想ですね。
バラクラ沢については、私のただの思い過ごしでした。重く考えていたことにあきれてしまいます。
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足倉沢 (きりんこ)
2016-10-19 15:47:46
こんにちは。
やはり足倉沢は滑りましたか。自分のときはスパ長でしたので猶更滑りまくりで、小さい滝もすべて巻いてしまいました。ただ、あの時は土が凍っていたために、巻くのにはスパイクが効いて逆に好都合でした。それから利根倉沢ですけど、あそこはハイパーVで左俣遡行し右俣を下降しましたが、二俣までは小滝すらないガレ沢なので、足倉沢のように滑ることはなかったです。二俣から下は右岸沿いの廃林道を利用できますし。
それにしても、作業道ですか。そういえば、あの辺はカラマツの植林でしたね。瀑泉さんと同じ日に神子内林道へ行った際、確か黒沢林道入口に上部で工事をしている旨の看板があったので、そのことだったのですね。まさか赤倉山まで道が続いているということはないでしょうね。
今年の紅葉は、現時点だとどう評価していいのか難しいですね。標高の高いところのは9月の日照不足と高温の影響をもろに受けたみたいですが、これからのは少しは期待できるのではないかと思っているのですが。
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Unknown (ふみふみぃ)
2016-10-19 20:02:49
バラクラ沢=茨倉沢でしたか。茨倉沢の読み方は私はバラクラ沢=茨倉沢と思っていたのでしっくりくるのですが、茨倉山はバラクラ山という表記を見たことがないので今まで通りイバクラ山の方がしっくりきます。
足倉沢は見るからにヌルヌルとして嫌な感じがしますね。カラ沢の50m滝もヌメヌメしましたがあちらは段差ごとのスペースが広かったので助かりました。一度落ちた水垢達もしばらくすると再生するんですね。
茨倉山先の作業道、7月に歩いた時はなかったはずなのでごく最近でしょうかね。その際深沢左岸尾根に行く途中、旧道の分岐先で伐採作業してましたからその延長が来ているのかもしれませんね。
林道周辺のツツジの色づきはパっとしませんでしたか。1401地点あたり、春のアカヤシオが綺麗だったから秋の紅葉も綺麗なのかなとか勝手に考えてましたが。
私は日曜に塔の峰へたそがれさんの後追い的なコースで歩いてきましたが紅葉には早いなあと思いつつ歩いていくと上の方のツツジだけ綺麗に色づいてたりもう落葉しかけてたりとシャク然としませんでした。なんだかよくわからないままに紅葉が終わってしまいそうですがどうなんでしょう。
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きりんこさん (たそがれオヤジ)
2016-10-19 22:46:43
きりんこさん、こんにちは。
足倉沢の滑りは「やはり」ですか。きりんこさんの時は凍り付きの時でしたから、スパ長でも滑るんだなとは思っていましたが、状況が違うからと、滑りのことは頭から飛んでいました。沢靴でも巻きで滑ることはなかったのですけどね。
あの沢、もしかすると年間通じて滑る沢なのではないですかね。瀑泉さんのコメントでも感じたことですが、例えば台風で濁流になっても状況は変わらないのではと思ったりもしているんですよ。
利根倉沢も、きりんこさんの記事はしっかりと確認させていただいております。次回、改めて利根倉沢を歩くとすれば、左俣から半月峠に出て、あとは適当な尾根を下る形になるかと思います。年内に済ませてしまいたいところなのですが。
私、ハイパーVについては履き慣れないところがあって、どうしてもくるぶしあたりに違和感があるのですが、皆さんには絶賛のところもあるようで、その節は本気に試してみますよ。
あの作業道は本当にまいりましたね。いずれ機会があったら、どこまで延びているものなのか調べてみたいところです。今回見えた範囲でちょん切れていて欲しいなとは思っているのですが。
足尾の紅葉も1500~1700m付近は、例年ですと今月末から来月の頭あたりですから、これからということで、期待はしてはいませんが、せめて楽しめれば幸いです。
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ふみふみぃさん (たそがれオヤジ)
2016-10-19 22:47:15
ふみふみぃさん、こんにちは。
ふみふみぃさんはやはり常識人ですね。私なんか、「茨」は「いばら」か「いば」の読みしかないと思っていましたよ。「ばら」というのは意味であって、読みにはないだろうとね。日本語の読みなんてのはそんなものでしょう。
やはり、それでいくと、「茨倉山」は「ばらくら山」ですよ。一連が一致しないとおかしなものですから。
今回のヌルヌルでちょっと懲りた面もありますが、足尾のショボ沢を歩くのなら、うまく付き合うようにしないといけませんね。直接的には労苦せずにうまく巻くということに尽きるのですけど。
作業道の件、ということはきわめて最近ですね。あの辺、すっかり明るくなっていたので、えらい違和感がありましたよ。それはそれでカラ松林ですから、見通しが良くなって風情もはっきりと出るのはいいのですが、やはり人工物は林道のみにしたいものです。歩きながら、間近にチェンソーの音を聞くのはたまったものではないかと。
ふみふみぃさんの記事、昨日まで出張でしたから今日、拝見しましたよ。おもしろい歩きをされたようで。いずれコメントで。
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いばくらとしか・・・ (みー猫)
2016-10-20 00:19:10
こんばんわ。
写真を拝見するだけで滑りそう~って見えます。きっと白毛門沢の黒っぽいのがさらに磨きがかかったような・・と。カタカナ表記のバラクラ沢は聞いた当時から違和感がありましたので、何かつっかかったものが取れてスッキリしました(笑)今年の紅葉の状況ですが、おかげでとらわれずに好きな歩きを決められる部分もあるのかなと思いつつ、低いところは例年通りだと良いなぁと期待しています。
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バラクラ沢 (サクラマス)
2016-10-20 02:44:55
沢登りしながらの紅葉狩りなんて風情ある感じです。そんな呑気なことをかましてるほどのコースではなかったようですが、期待する紅葉もイマイチでしたね。妙義山にはバラ尾根がありますが漢字で記すと茨尾根ですよね、なのでバラクラ沢=茨倉沢であっても特別変ではない気がいたしました。それにしても最後の林道?のようなものは残念極まりないです。これ以上できないことを願う事しかありません。
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みー猫さん (たそがれオヤジ)
2016-10-20 09:06:30
みー猫さん、こんにちは。
みー猫さんも同じような思いでいたとは…。自分だけかと思っていましたよ。こちらとしては、地元の人間ではないし、バラクラでもイバクラでもいいのですが、あの看板に「バラクラ」なんと記されているから混乱し、余計なことを考えてしまいました。現場を見て納得しましたので、もうあの辺は邪念なく歩けますよ。キューゾーの行方のみ気にかけて歩くことにいたします。
毎年のことですが、ツツジ咲きと同様に、紅葉はやはり期待するものです。不作だ、色が悪いと聞きながらも、内心ではそんなことはない。むしろまだ早いんだと、あちこちをさまようといったパターンになってしまいます。11月に入ってからの低山、里山に期待を向けるといった手もあることはあるのですが、まだあきらめきれていない私です。なんちゃって。
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サクラマスさん (たそがれオヤジ)
2016-10-20 09:07:16
サクラマスさん、こんにちは。
沢と紅葉、確かに風情はありますが、今回の足倉沢のようなひなびた沢には風情といったものにはあまり感じませんね。まして滑りまくりでは、周囲の紅葉にも目を向けることもできませんでしたよ。
妙義のバラ尾根ですか。ちょっと知りませんですが、それでいくと、どこにでもありそうなバラ尾根は「茨尾根」なのでしょうね。「薔薇尾根」なら、トゲトゲしくもなく、何となくきれいな感じが漂ってきますけど。まぁ、この件でもう悩むこともなくなってすっきりはしております。
例の作業道、本当に残念に思っています。ふみふみぃさんのコメントで7月にはなかったということで、ここ数か月のうちに出来上がったのでしょうが、めったに通らないところで勝手な言い分かもしれませんが、見た目以上の開発は望みたくないものです。

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