今週の水曜日、タキイ種苗の研究農場を訪問して最新の夏作物を見せていただいた。
興味を引く開発産物があったのでそのことを今日は詳しく書いてみる事にする。

下記画像はその研究農場の胡瓜の試験栽培風景。
露地栽培であるが完璧な生育管理がなされていて毎回その管理能力には驚嘆する。

で、今回の発見事は緑肥・景観用作物についてである。
字の如く畑や田んぼに休耕期間中に生やしておく草や花の作物である。
当然、本作前にトラクターで土と一緒に混ぜ込んでしまう作物である。
昔から水田の稲刈り後の春の一面の《れんげ》はよく知られた作物であろう。
このれんげの効用については、開花する時期の若い茎や葉に植物の成長を促す
窒素の含有量が高く分解されるスピードもすこぶる早い。
無機質窒素肥料(化学合成肥料)と同等の即効性を持ち合わせているのだ。
と、同時に見る人の心を和ませる。すばらしい!
上記に記したれんげ同様の他の植物に関しても本作の裏作に栽培する植物の
効用については、良く知れている事である。
ひまわり、えん麦、らい麦、菜種、ひえ、クローバーなど・・・・・・・・。
ここから以下は私の新しい知識の吸収した事を記述する事にする。
土を休める事無く農地として施肥を行い連作をして使用し続けていると
土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発する傾向になってくる。
これを防ぐ為に、以前では土壌くん蒸剤が使用されてきた。
しかしながら最近では、その成分である臭化メチルがオゾン層を破壊するので
それが無いとどうしてもいけない不可欠なごく一部の使用を除いて
使用が禁止された。又使用できるクロルピクリン剤は周辺環境や作業者に
悪影響を及ぼす事は古くから認知されている。
*クロルピクリン剤=ドイツが開発した窒息・催涙毒ガスと聞いた事があるが?
で、
最近の研究でからし菜(シロカラシ)などを利用した生物くん蒸という技術研究が進んだ。
辛味成分が有害なセンチュウや細菌、雑草の繁殖抑制をする事が分かってきた。
その科学的な説明は、辛味成分の《グルコシノレート》が土中で加水分解されて、
《イソチオシアネート》と呼ぶガスを発生させてそのガスにさまざまな抑制成分が
含まれているという事の利用である。
これにすごく興味を引かれた。
元々土の中に居る微生物の力で病気を防止し雑草の生育を抑制しようというのである。
下記画像はマリーゴールドで、目を楽しませるだけでなく、
根菜類の生育や品質に被害を及ぼすセンチュウ類の生息密度を抑制する。

そして、もう一つの自然界の持つ不思議?からの研究で実用化されている先進技術。
アレロパシー作用である。
他感作用とも言われている。
植物が放出する何らかの成分が、他の生物に何らかの作用がおよぶ事である。
その影響が及ぶ生物は、植物は当然ながら、微生物、昆虫や小動物も含んでいる。
古くから薬草として人々は利用をしていたのもその例であるし、
タバコのニコチンの作用、除虫菊の成分である《ピレトリン》は
良く知られたものであろう。
その中でも、ベッチという植物は日陰で生育が旺盛で他の雑草を抑制する力を持つ。
成分が《シナアミド》が含まれていて抑制効果が発揮されている事が
ドイツ農業環境技術研究所によって明らかにされた。
ここで上記二つの技術を考えてみた。
全て天然物の有効利用であり化学合成品では無いという事が私の心情にすごく打ち響く。
早速試してみる事の決意をした。
下記画像はその生育状態が地面を這うように生育して密がゆえに地表に光を届けず
遮光性を高め、尚且つ生育旺盛なので他の雑層の生育を妨害する性質を持つ。
ヒルガオ科ダイカンドラ。という芝。ハートの葉がかわいい。

それともう一つ!
私はある地域で水田の中に囲まれて耕作している畑がある。
古くからの因習で未だにこの地域では、カメムシの防除を動力噴霧器で
広範囲に拡散する手法で行っている。
時代遅れの米作りの農法。
しかし、因習を継続する自己満足な農法が優先で改善はしない。
と、言うか新しい環境対応型の農法に聞く耳が無い。
その飛来する薬剤の粉剤の少量でも飛んでくるのが嫌なので
防護壁を設ける必要も有ろうか?
と、思っていたのであるが・・・・・・・・?
防除として来年は畑の周辺にその障壁となる背の高い防風ネットの
役割をする植物(ソルガム)を育てる事に決めた。
来年はこれを畑の周りに育てる事にする。
画像は緑肥用のひまわりである。

根が長いので土の深部で菌根菌(マイコライザ)を増やし、この後に植える作物の
リン酸の吸収を促進させる効果が期待できる。
花を咲かせて人を和ませるだけでなく、植物にはこのような後々までも益になる
作用が有る事を知った。
確実に世界が求めている食の生産に関する理念は、
化学合成肥料や化学合成農薬中心の生産技術の時代から自然環境共存型の技術に
変化をしている。
私が良く質問して協議する農協の優れた指導員もこの観点で居る方々が多い。
この事は、毎年この農場を訪れているが、この分野がすごく進化した
一番に感じた事である。
この種の研究成果の作物展示が年々の面積を増やしている。
研究開発者の話を直接聞き詳しく掘り下げて質疑応答ができた私は幸せであった。
その時の話は少し詳しくなりすぎる話なのでここでは記す事はしないが、
ホームページでは、触れてみるページを設けてみようかと思う。
今の農業世界でこの流れの現状を感じられない農業者は退場して欲しい。
これは私の率直な考え。
又、常識的循環の自然界の輪廻がどのような事か、
又、それを無視したらどのような結果が推測する事ができるかの知識が
付いて来れない農業者は自分がその作物を食べられるかを考えて欲しい。
農業者から良く聞く事・・・・・。
「うちで食べる物や孫に送るものは別で作ってるねん。」
こんな農業年寄りはイラン。×××・・・・。
農業は多数決で行動の有効性に対して良い悪いの決定はできない。
科学と一緒で、
実証と検証による研究の結果が行動指標の決定に結びつく。
これがこの話の結論。
明日からは白菜の苗作りの準備を早くも始めることにする。
興味を引く開発産物があったのでそのことを今日は詳しく書いてみる事にする。

下記画像はその研究農場の胡瓜の試験栽培風景。
露地栽培であるが完璧な生育管理がなされていて毎回その管理能力には驚嘆する。

で、今回の発見事は緑肥・景観用作物についてである。
字の如く畑や田んぼに休耕期間中に生やしておく草や花の作物である。
当然、本作前にトラクターで土と一緒に混ぜ込んでしまう作物である。
昔から水田の稲刈り後の春の一面の《れんげ》はよく知られた作物であろう。
このれんげの効用については、開花する時期の若い茎や葉に植物の成長を促す
窒素の含有量が高く分解されるスピードもすこぶる早い。
無機質窒素肥料(化学合成肥料)と同等の即効性を持ち合わせているのだ。
と、同時に見る人の心を和ませる。すばらしい!
上記に記したれんげ同様の他の植物に関しても本作の裏作に栽培する植物の
効用については、良く知れている事である。
ひまわり、えん麦、らい麦、菜種、ひえ、クローバーなど・・・・・・・・。
ここから以下は私の新しい知識の吸収した事を記述する事にする。
土を休める事無く農地として施肥を行い連作をして使用し続けていると
土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発する傾向になってくる。
これを防ぐ為に、以前では土壌くん蒸剤が使用されてきた。
しかしながら最近では、その成分である臭化メチルがオゾン層を破壊するので
それが無いとどうしてもいけない不可欠なごく一部の使用を除いて
使用が禁止された。又使用できるクロルピクリン剤は周辺環境や作業者に
悪影響を及ぼす事は古くから認知されている。
*クロルピクリン剤=ドイツが開発した窒息・催涙毒ガスと聞いた事があるが?
で、
最近の研究でからし菜(シロカラシ)などを利用した生物くん蒸という技術研究が進んだ。
辛味成分が有害なセンチュウや細菌、雑草の繁殖抑制をする事が分かってきた。
その科学的な説明は、辛味成分の《グルコシノレート》が土中で加水分解されて、
《イソチオシアネート》と呼ぶガスを発生させてそのガスにさまざまな抑制成分が
含まれているという事の利用である。
これにすごく興味を引かれた。
元々土の中に居る微生物の力で病気を防止し雑草の生育を抑制しようというのである。
下記画像はマリーゴールドで、目を楽しませるだけでなく、
根菜類の生育や品質に被害を及ぼすセンチュウ類の生息密度を抑制する。

そして、もう一つの自然界の持つ不思議?からの研究で実用化されている先進技術。
アレロパシー作用である。
他感作用とも言われている。
植物が放出する何らかの成分が、他の生物に何らかの作用がおよぶ事である。
その影響が及ぶ生物は、植物は当然ながら、微生物、昆虫や小動物も含んでいる。
古くから薬草として人々は利用をしていたのもその例であるし、
タバコのニコチンの作用、除虫菊の成分である《ピレトリン》は
良く知られたものであろう。
その中でも、ベッチという植物は日陰で生育が旺盛で他の雑草を抑制する力を持つ。
成分が《シナアミド》が含まれていて抑制効果が発揮されている事が
ドイツ農業環境技術研究所によって明らかにされた。
ここで上記二つの技術を考えてみた。
全て天然物の有効利用であり化学合成品では無いという事が私の心情にすごく打ち響く。
早速試してみる事の決意をした。
下記画像はその生育状態が地面を這うように生育して密がゆえに地表に光を届けず
遮光性を高め、尚且つ生育旺盛なので他の雑層の生育を妨害する性質を持つ。
ヒルガオ科ダイカンドラ。という芝。ハートの葉がかわいい。

それともう一つ!
私はある地域で水田の中に囲まれて耕作している畑がある。
古くからの因習で未だにこの地域では、カメムシの防除を動力噴霧器で
広範囲に拡散する手法で行っている。
時代遅れの米作りの農法。
しかし、因習を継続する自己満足な農法が優先で改善はしない。
と、言うか新しい環境対応型の農法に聞く耳が無い。
その飛来する薬剤の粉剤の少量でも飛んでくるのが嫌なので
防護壁を設ける必要も有ろうか?
と、思っていたのであるが・・・・・・・・?
防除として来年は畑の周辺にその障壁となる背の高い防風ネットの
役割をする植物(ソルガム)を育てる事に決めた。
来年はこれを畑の周りに育てる事にする。
画像は緑肥用のひまわりである。

根が長いので土の深部で菌根菌(マイコライザ)を増やし、この後に植える作物の
リン酸の吸収を促進させる効果が期待できる。
花を咲かせて人を和ませるだけでなく、植物にはこのような後々までも益になる
作用が有る事を知った。
確実に世界が求めている食の生産に関する理念は、
化学合成肥料や化学合成農薬中心の生産技術の時代から自然環境共存型の技術に
変化をしている。
私が良く質問して協議する農協の優れた指導員もこの観点で居る方々が多い。
この事は、毎年この農場を訪れているが、この分野がすごく進化した
一番に感じた事である。
この種の研究成果の作物展示が年々の面積を増やしている。
研究開発者の話を直接聞き詳しく掘り下げて質疑応答ができた私は幸せであった。
その時の話は少し詳しくなりすぎる話なのでここでは記す事はしないが、
ホームページでは、触れてみるページを設けてみようかと思う。
今の農業世界でこの流れの現状を感じられない農業者は退場して欲しい。
これは私の率直な考え。
又、常識的循環の自然界の輪廻がどのような事か、
又、それを無視したらどのような結果が推測する事ができるかの知識が
付いて来れない農業者は自分がその作物を食べられるかを考えて欲しい。
農業者から良く聞く事・・・・・。
「うちで食べる物や孫に送るものは別で作ってるねん。」
こんな農業年寄りはイラン。×××・・・・。
農業は多数決で行動の有効性に対して良い悪いの決定はできない。
科学と一緒で、
実証と検証による研究の結果が行動指標の決定に結びつく。
これがこの話の結論。
明日からは白菜の苗作りの準備を早くも始めることにする。