池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

科学的理解無しに、知り得た語句を並べて、あんた何様?その①

2012年06月08日 | 野菜作りの事
只今編集中!しばらくお待ち!と書いてから大分時間が経ってしまった。

入梅をした事もあるが、悩み多き農業作業をこの頃では紆余曲折を経験しつつ、
曲がりなりにも真っ直ぐに順当な作業をこなしている現状があり
日の出から日没までという時間的制約に縛られて一日の効率を考え
作業に邁進していると、どうしてもこのブログの事がおろそかになっている。
お許しいただきたい。

さて、先回このページを編集するについて、
その文面は辛らつな感覚的にだろういう憶測がまかり通る表現を
覆し科学的根拠に基づいた私なりの持論を書くことについて述べた。
その内容は挑戦的であり理論整然とした根拠の整理によってこの文面を
仕上げていく事にする。
その話を進めるにあたってはまずこの話を切り出す必要が有る。

化学合成薬品や化学合成農薬を使用する必要が生まれたのか?
大東亜戦争後、戦中に食料の生産が滞っていた事はご承知のとおり。
まして戦後急激に人口が増え、現在の60歳後半の方々が生まれた頃は
急激な人口の増加を見て食糧増産も国策として重要な課題であった事は言うまでもなく
ご承知であろうかと思う。
日本国内での基本的食料自給率を高め、1961年には農業基本法が制定され、
化学肥料や化学合成農薬の使用、作業の機械化が大きく推進されてきた。
これらは農地の単位面積あたりの収穫量の増大に効果があるので、
日本の農業の特色である小面積の農地しか持たない多くの農家にとって朗報であり、
その基本法の基づき積極的に利用と導入が進められた。

全世界的の調べてみても100年ほど前からの農業は、
人工的に化学合成された化学肥料や化学合成農薬などの化学物質を
様々な目的で使用することでその生産力を大きく拡大させた。
その反面、生産性を向上を考えるばかりで自然の事をおろそかにして、
長年に渡って化学肥料ばかりを使い続けると、自然の生態系に悪影響があることが
次第に解ってきた。変形の魚やカエルを見受けられる事や、
小川にいた諸生物が居なくなったり・・・・・・・・。
畑からガスが発生したり。

こりゃー罰が当たるぞと気付いた訳です。

実際に化学肥料の効きが年々悪くなるのも体感できるようになってきた。
土の中の菌類、バクテリアなどの微生物は、本来は落ち葉や腐った木、
糞尿などの有機物を分解して生きていて、その微生物によって分解されたものが
植物の生育に有益な肥料であるのだが、これらの有機肥料の代わりに無機質の
化学肥料ばかりを大量に使用し続けていると有機物が不足して本来生息する
土の中の微生物が減少していく。
やがて、無機質を好む嫌気性微生物の細菌が土中に繁殖しやすくなる。
その結果、植物は病気にかかりやすくなり、その対処の為に益々農薬の使用を増やす。
どんどん生育環境を悪化させる…という悪循環に陥る結果を見た。

こりゃ~まずいね!という反省から、提唱されたのが有機農業である。
化学物質の利用を止めて、旧来のような天然の有機物や天然由来の無機物による
肥料などを使用して、自然界の循環に逆らわない農業を目指そうというものである。
農作物の収穫量よりも、土の中の微生物までをも含む生態系全体の循環活動の
健全性と自然との調和を考える事を農業者として理念基本を置くものであろうかと、
私は考えている。

有機農業は自然に優しいのか?私はまだ分からない。
では経営的に有機農業の実際を考えてみると単位面積当たりの収量はすこぶる低い。
今までの化学肥料を適正に使用した農法と同じ収量をえるのには多くの農地を必要とする。
農地自体が人工的に作られたものであるので、今までの農法によって高収量で農地を
少なくする方が生態系保護や環境保全に為には有益ではないかとも考える事ができよう。

人糞や有機物をそのまま肥料として撒いたら良いのでは?
熟成が不十分な有機質肥料は、寄生虫汚染や病原微生物汚染の原因になる事が化学的に
論拠を述べることができるのであるが益々文面が長くなるのでこのページでは省略する。
だから、必要十分に熟成させた《完熟堆肥》を利用する必要がある。
私は、京都府南丹市で製造された牛糞+豚糞+籾殻+粉砕木片+剪定樹木等が適切な配分で
混合されて完全発酵した堆肥と完熟鶏糞を土造り(元肥)に使用している。
10a辺り、相当量を使用している。(量は秘密)
なぜ相当量を最初に土造りに使用するのか?は、
微生物が作り出す肥料は窒素に関してはゆっくりと優しく作用する為、
化学合成肥料で得られる効果のように短時間でコントロールするような栽培法には
速効性でバランスの良い化学合成肥料に比べて性能は著しく劣っている。
したがい不向きであり、栽培方法にも先手先手の準備が必要で習熟が必要と実感している。
また、土の中の微生物による堆肥の分解物が肥料となるわけなのでその時の温度や
水分含量によって分解速度が異なり、本当に制御が困難である。
ゴッツこの部分は他覚観察できない部分であり奥が深く見極めの困難を極めている実際が有る。



堆肥が完熟で有る事が重要であり熟成が不十分な場合には、
ガス障害(堆肥が完熟でない為に圃場で発酵ガスが発生し悪影響や病気を発生させる。)や
高いC/N(炭素量と窒素量の比率)による窒素飢餓(後述する。)が生じる恐れもある。

有機栽培無農薬は本当に安全・安心・高品質?
以前、有機質肥料を用いず,化学肥料のみを用いて栽培した野菜を「清浄野菜」と
称して尊重した時代もあったようだ。
有機農業は無農薬または低農薬農法までを含んでいる。
以前から農薬による薬害や公害も明らかになり、1970年代にもDDTなどの毒性の
強い農薬が規制されてきた。
これらの農薬には自然界で分解されにくい毒性の物質を含み、環境や人体への蓄積も
懸念されている。
自然界の循環する生態系を破壊することで、強靭且つ新しい害虫の発生や天敵による
害虫抑止の機会喪失の弊害を招くことも明らかとなった。
この反省から、有機肥料とともに無農薬または低農薬農法を実践する農家があるが?
万全でない事を理解をして欲しいと思う時が有る。
無農薬や低農薬農法を用いた結果、病害虫防除が不十分だと病害虫に植物自体が
抵抗するために作る天然化学物質の方が残留農薬などよりも遙かに毒性が強い。
という報告がされている。
有機肥料の多くは農産廃棄物、畜産廃棄物、林産廃棄物などの産業廃棄物を熟成させた
ものが原料として使用されているが、ゴミの減量や廃棄物の環境循環という意味では
有意義な仕組みと考えられる。
しか~~し、
今の農産物はその各々の品種の起源の原種から食感の向上、収量の増大などを目的として
人為的に改良を経た作物で、原種とは全く異なる性質を備えている。
異なる性質の中には肥料への要求成分・分量の変化も含まれているというのが
適当な考え方だと思うが、いかがであろうか?

だから、有機無農薬は美味しい!鮮度が高い!安全である!自然に優しい!とは一概には
言えないと私は確認ができる。
即ち、購入側の農産方法に対する先入した良い認知が味覚満足と品質の少々の
悪化を自己満足方向へを引き寄せているように思えて仕方が無い。

実際に、JAS有機認証制度の規格では
草木灰、炭酸カルシウム(苦土炭酸カルシウムを含む。)、塩化加里、硫酸加里、
硫酸加里苦土、天然りん鉱石、硫酸苦土、水酸化苦土、石こう、硫黄、
生石灰(苦土生石灰を含む。)、消石灰、岩石を粉砕したもの、
微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)、塩基性スラグ、
鉱さいけい酸質肥料、よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、
塩化カルシウム、などであり、有機肥料しか有機農業に用いられていないという事は
大きな間違い。

また、農薬を使用していないというのも大きな間違い。
使用基準は定められてはいるので有るが、
除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、マシン油エアゾル、
マシン油乳剤、大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤、脂肪酸グリセリド乳剤、
メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、硫黄粉剤、硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、
硫黄・大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、シイタケ菌糸体抽出物液剤、
炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤、
銅粉剤、硫酸銅、生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、
混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、
ケイソウ土粉剤、食酢。

天然を由来原料とするものに関しては利用ができるのである。



私自身、害虫駆除に有機認証殺虫剤であるBT水和剤を使用している。
この農薬の致死に至るシステムは興味が深い。
薬の接触によって効果が発揮されるのではない。
機会があれば資料を公開しても良かろうと考えている。
少し微生物に関してマニアックな話になっていくと思う。
《O-157》の食中毒の原因と結果の因果を思い出してしまった。


は~~ぁ、一気に知識の爆発的記述は疲れた。
次回は数日後に記述します。

何で今頃、昔の農法がもてはやされるのか?

本当に安全・安心・高品質?

有機物とは?

有機物の定理

無機物とは?

窒素飢餓

有機栽培野菜と名乗る事

曰く、体に悪い野菜に含まれる硝酸体窒素

漫画の影響

持論は漫画の内容そのまま

馬鹿馬鹿しい話

では・・・・・、私がトマト・きゅうり・なすで科学的に比較実証をしてみよう!

根拠と実証無く聞き覚えた語列を並べ、それを持論として述べる勘違い農業者を
話し相手にしていると、論破できる事ばかりで、
本当に聞くのが「あ~疲れるのだ!」

マスコミ出演農業者に物申す!

私が言いたい事は、ピンと来る方にはピンとくる。

真の農業者の精神構造

ごっつ長い文になりますが、画像を加えて科学的に解り易く説明するので
しっかりと読んで欲しいです。

又、メッセージ送信、コメント、ご意見もよろしく。



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