題詠blog2010:070~080。
先生の白衣の白にすこしだけ希望の色をまぜて下さい
永遠の希望のような約束の記憶も褪せてゆくのでしょうね
溢れ出す冷水を受け止めるには僕のコップはとても小さい
遅れ気味にやってきた弁明にいったい何を聞いたら良いの
聞かないで下さいあとがきから読みはじめた小説もあります
顕微鏡写真のなかに遥かなる銀河宇宙が生まれた模様
この街は電話ボックス消えてゆきスーバーマンに着替え出来ない
対になるブックエンドの片方は燃えないゴミの真夜中に泣く
明け方を気にする事のない夜にワイングラスの指紋が残る
ああ、第3新東京市 地中深く深く沈みこむ魂のゆきさき
真夜中のセルフスタンド一人では動きだせない玩具の車
うたのわ。
贋物の星座に抱かれ眠る夜プラネタリウムの君のようだね
八月のなくした僕の貝殻にとおくきこえる蝉のしおさい
褐色の歌手じじじじーと歌い終え夏の隙間に落ちてゆく 翅
揺り篭のそとの世界を思い出しながら眠る天空のゆりかご
ひかりひかり生まれて消える真夜中の線香花火のマゼラン星雲
抜け殻を拾って歩く公園は生まれ変わった蝉でいっぱい
エアカーテンのように遮断する見えない壁を無言と呼んだ
連続で瞬きを続けていたらばくばくとバクが夢を食べるのです
通り雨通り過ぎたら濡れた髪慰めあって帰ろうか
願わくは少し時間をおくれ永遠の黒の隙間に生をねじ込む
ミンミンミンミンミンミイーンミンミンミンミンミンミイーーン みじかい夏よ
八月の僕は陽射しを求める蝉で冷たい雨に泣いたりもする
僕たちの僕たちによる僕たちの為のサマーウォーズ 理由などない
夏の日のひかり空に多すぎて眩しくないのトンボの複眼
七日間の夏のひかりを記憶するミンミンゼミの翅の透明
先生の白衣の白にすこしだけ希望の色をまぜて下さい
永遠の希望のような約束の記憶も褪せてゆくのでしょうね
溢れ出す冷水を受け止めるには僕のコップはとても小さい
遅れ気味にやってきた弁明にいったい何を聞いたら良いの
聞かないで下さいあとがきから読みはじめた小説もあります
顕微鏡写真のなかに遥かなる銀河宇宙が生まれた模様
この街は電話ボックス消えてゆきスーバーマンに着替え出来ない
対になるブックエンドの片方は燃えないゴミの真夜中に泣く
明け方を気にする事のない夜にワイングラスの指紋が残る
ああ、第3新東京市 地中深く深く沈みこむ魂のゆきさき
真夜中のセルフスタンド一人では動きだせない玩具の車
うたのわ。
贋物の星座に抱かれ眠る夜プラネタリウムの君のようだね
八月のなくした僕の貝殻にとおくきこえる蝉のしおさい
褐色の歌手じじじじーと歌い終え夏の隙間に落ちてゆく 翅
揺り篭のそとの世界を思い出しながら眠る天空のゆりかご
ひかりひかり生まれて消える真夜中の線香花火のマゼラン星雲
抜け殻を拾って歩く公園は生まれ変わった蝉でいっぱい
エアカーテンのように遮断する見えない壁を無言と呼んだ
連続で瞬きを続けていたらばくばくとバクが夢を食べるのです
通り雨通り過ぎたら濡れた髪慰めあって帰ろうか
願わくは少し時間をおくれ永遠の黒の隙間に生をねじ込む
ミンミンミンミンミンミイーンミンミンミンミンミンミイーーン みじかい夏よ
八月の僕は陽射しを求める蝉で冷たい雨に泣いたりもする
僕たちの僕たちによる僕たちの為のサマーウォーズ 理由などない
夏の日のひかり空に多すぎて眩しくないのトンボの複眼
七日間の夏のひかりを記憶するミンミンゼミの翅の透明