マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

私は貝になりたい

2008年11月26日 | 映画
11月に観た映画の中から・・・・ 「私は貝になりたい」
とてつもなく重い映画です。
「戦犯」のお話です。


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戦争を知らない私には
あの時代を想像することも、理解することもできない。
狂い始めた歯車は、どんどん加速して行った。


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あの時代に、自分が生まれていたら
夫や父や兄弟を戦争に取られ
きっと無念な想いで暮らしていただろうと思う。


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すべてが切ない物語です。
清水豊松(中居正広)に生まれたのが運命だったのか。
清水豊松は、次に生まれてくる時は、「私は貝になりたい」と言った。


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夫の帰りを待ち、夫の救命嘆願書の署名に日夜奔走する。
夫への想いを高め、気丈に生きてゆく妻。


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主人公の清水豊松役の「中居正広」は、この映画で9キロ減量したそうです。
最後に手紙を書くシーンで、監督から減量してほしいと言われたとか。
(11月24日、「笑っていいとも」のゲスト出演のトークから)


ラストシーンではその減量効果は凄いものでした。
迫力あり、最後まで心に焼き付いて離れない。


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この映画は、1959年に、フランキー堺と新珠三千代で映画化され
日本中を感動の渦に巻き込んだ名作。


今回はそれ以上に、悲劇としての深さを増し
それ以上に心に響く作品に仕上がっているとの評価。


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脇を固めた、石坂浩二、笑福亭鶴瓶、草薙 剛、上川隆也たちも好演。
それぞれに、素晴らしい持ち味で
より迫力のある作品に仕上がっていました。


                 



深い海の底なら・・・・・ 戦争もない・・・・・ 兵隊もない・・・・・
房江や健一、直子のことを心配することもない。


どうしても生まれ変わらなければいけないのなら・・・・・
私は貝になりたい・・・・・


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