女性の方なら、誰もがお弁当を作られたことありますね。
通学弁当、通勤弁当、お花見弁当、ピクニック弁当。
お弁当は「お袋の味」
私もいまだに高校時代に母が作ってくれたお弁当を思い出します。
あの頃は、卵焼きとウインナーとほうれん草のおひたし。
鮭など入っていれば、上等でした。(時代がバレちゃうね)
ご飯とご飯の間に、鰹節がサンドされていたり。
そして私の母が作るお弁当は
ご飯の真ん中に必ず梅干しがひとつ入っていました。
一度、「もう明日から梅干しはいらない」と言うと、母に叱られた。
梅干しは消化吸収をよくして、薬効がある。
それに抗菌や防腐の作用もある。
おむすびには梅干しを入れるし、病人には、おかゆと梅干し。
やはり梅干しは、素晴らしい食品だと見直し
それがキッカケで私は梅干しが好きになったような気がします。
娘が高校、息子が中学時代、私のお弁当作りもピークを迎え
その頃は主人のお弁当、娘のお弁当、息子のお弁当
息子の早弁用のお弁当と毎朝4つのお弁当を作りました。
主人や息子のお弁当箱はあの大きなブック型のお弁当箱。
入れても、入れてもおかずが入る。
毎朝、卵4個、ウインナー1袋、唐揚げ、フライ、かまぼこ etc・・・・
冷蔵庫の食品がアッという間に消えていきました。
朝食の準備をする傍ら
4個のお弁当作りと、朝は目が回るような忙しさ。
でもその頃が、一番元気でハツラツとしていたように思う。
明日はどんなお弁当を作ろうかと、楽しみでもあった。
娘が社会人になって、職種柄、お昼休みに
社員食堂へ行けないことがあったので、お弁当を作っていました。
けれど母の看病に通う3年間は
お弁当も作ってやれませんでした。
娘は、お昼を食べる時間がない時があるからと
よくパンやカップラーメンを持って行っていました。
そして昨秋から、私はお弁当作りを再開しました。
母心ですね。 作ってあげなきゃ・・・って。
変わり映えのしない、毎日がワンパターンのお弁当ですが
娘は「お母さんの作ったお弁当は最高に美味しい」と言って食べてくれます。
お弁当を持って行けば、仕事が一段落した時、いつでも食べられ
もう昼食抜きで一日が終わったということもなくなりました。
社会人になると、夏休みや冬休みがないから
ずっと作るわけだけれど、4つも作っていた時代のことを思えば
こんな小さなお弁当を1個作るのは「朝飯前」です。
私のマジックハンドで、朝食を作る傍らアッという間に出来あがり。
「母さんの愛情弁当」
毎朝、お弁当を作りながら、なぜか、母の作ってくれた
質素で梅干しの入った、お弁当を思い出す。
春です。
これからは少し春らしい山の幸を入れてやらねば・・・。
アルバムにお弁当をまとめてアップしました。
2008年になって作ったお弁当の一部です。
お時間ある時、見てくださると嬉しいです。
フォトアルバム 「愛情弁当」