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2013年 東大文学部 集英社 公開講座 「ことばを読む ひとを知る」 11/2

2013-11-02 23:59:59 | 
第4回:11月2日(土曜日:鉄門記念講堂にて開催)
特別招待講師:荒木飛呂彦氏(漫画家)「漫画のセリフについて」


あの有名な漫画の作者である荒木先生のお話が直接聞けるというので行ってきました。

前半は、子供の頃から漫画家を目指すまで漫画のアイディアを出す話、後半は、台詞や擬音についてのお話でした。

印象深かったのは、結婚式の座席表で新郎新婦の家族や人となりを妄想する話や、
肥だめに落ちた話、不良に絡まれたが剣道部で助かった話、その不良を含め言葉の発する後側にある生活環境への想像・・・
アイディアでは、リゾート地でご飯を食べていたときに隣の席の人が、別荘にイノシシがでて大変で猟友会に駆除してもらった・・・という話が面白くて、
それを材題に話を膨らませて新作を書いた話が面白かったです。

あとは、先生特有の擬音ですが、擬音を考えるのもお好きだそうで、
同じ言葉でも濁音の付け方、伸ばし方、フォントの表示で、
イメージが全然違うのを楽しそうにお話していたのも印象的でした。


そして、スペシャルゲストとして、作家の三浦しおんさんが壇上に  
漫画と小説との違い等お話していましたが、
荒木先生がラストのオチを想定しないまま作品を進めていくのと、
三浦先生は、連載の都合の枠もあるそうですが、緻密に話を想定している・・・
という話が面白かったです。


なかなかこういう機会はないので、貴重な時間を過ごせて良かったです。

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