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Today's latter

ハゲタカ 鑑賞

2009-06-18 00:50:35 | 映画~映画館鑑賞
「腐った日本を、買い叩く!買い叩く!買い叩く!」
「金のない悲劇、金のある悲劇」



鷲津政彦の常套句ですね  
この台詞らが出てくるのは、中盤とか終盤。
今回も出ました  「買い叩く  ×3」
映画、シリーズ化希望です  

NHKのドラマから大好きです  
NHKが、しつこく再放送する度にしつこく見ています。

最初は、鷲津(大森南朋)なんだかな~って思ってたんですけど、
後半のリハビリシーンでは「わ、私がお手伝いしたい  」と思ったほど、
その魅力にハマりました(笑)
そのまま、去年、生・大森南朋さんを見に行きました 
詳しくはこちら

出演者、それぞれキャラクターいいですよね 
確か、西野治役は最初は中村獅堂だったハズでしたが、事故か何かで降板して
松田龍平に。
でも、これ正解だったと思います。役の年齢的にも、雰囲気も 

映画、出来ればドラマを見てから鑑賞した方がいいと思います 
人間関係や過去の話、何より鷲津の苦悩が深く感じられると思います。


(あらすじ)
世界金融危機 前夜。日本のマーケットに絶望し、姿を消した天才ファンドマネージャー・鷲津(大森南朋)
その元に、かつての盟友・芝野(柴田恭平)が現れる。
大手自動車メーカー「アカマ自動車」を、中国系巨大ファンドが買収に乗り出した危機から救ってほしいと。
日本を代表する「アカマ」の前に突然現れたのは、“赤いハゲタカ”こと劉一華(玉山鉄二)
豊富な資金を武器に、鷲津を圧倒し続ける劉ら中国ファンドの目的とは!?


「アカマ」の「ホワイトナイト」に名乗り出た「鷲津ファンド」
途中までは、ドラマの話と少し似てる  と思いましたが、
中盤から、中国企業の事、派遣問題、マスコミと企業の関係、サブプライムローン問題と、
去年ニュースを賑わせた話が続々と。
そう言えば、サブプライムローンの話、詳しい人から色々と教わったな。
でも、何かこの話題、もっと遠い昔の事の気がする・・・経済の動きは超速い。
映画では、ミステリー色も強くて私みたいな素人でも楽しめました 


以下、映画を見ながら心の中で呟いていた事です(笑)

あぁ、お金・・・
お金は、元来人間が作ったもの。
お金有った方が、もちろんいいけどね。
明日のお米にも困る生活は、正直、嫌だ・・・

お金に関して切ないシーンが、沢山ありました 

世の中、使う側か使われる側か。
使う側は、強い信念と膨大な責任、使われる側は・・・
同じ絵を見て、人それぞれ感じ方が違うように、
「働く」も、それぞれから繋がっていくものは
どういう風になるか分からない。
世界の何処かで夢を与えているかも知れないし。
まーでも、今回の玉鉄の役柄の様な結果を生む事もあるけど 

「金のない悲劇、金のある悲劇」と、鷲津の名セリフ  
本当の金持ち(アラブの王様)には「金のある悲劇」は無い。
あまりにお金有り過ぎて、「悲劇」すらお金で買える。
結局、アラブかよ~みたいな(笑)

鷲津メガネ素敵、スーツ素敵 

こういう人達の頭の中って、どうなってんの 
世界のお金を動かす人の思考回路ってどうなんだ 
もう、見てる世界が違うけどね。
小市民が日々悩む事なんて、悩みにすらならないと思うけどね。

あれ~ここよく歩いてるよ  (丸の内周辺)いつ、撮影したんだろ。

マンダリンからの夜景がきれいだ~、今度は、夜に行きたい 

金融関係勤務の友は、「人の話の裏を読まなきゃ、駄目だ」と言っていた・・・
私なんて、あっさり乗せられて騙されそう・・・

しかし、こんなに毎日キリキリしているのは嫌だな~ 

弱い者は、弱いままなのか。貧乏は貧乏のままなのか。
この先、生き残っていけるのかなぁ。
道を示して  鷲津 
訴えましたが、
しかし、映画の中では鷲津さんは示してくれず(笑)
不毛な質問ですよね。そんな事、自分で考えろと、行動しろと 

それから、見ていて考えました。
考え過ぎは良くないと言われているのに、考えました(笑)
現実問題、この不況を私個人はどう生きて行ったらいいの  と。

あ、でも、難しく考えなくても楽しめる映画ですよ 
周囲のおばちゃん達は、
「大森さん、素敵だったわね~体、鍛えてるのかしら 
って、感想を言ってたし(笑)


今回、アカマ自動車社長役で、出演していた遠藤憲一さん(エンケン)



私、エンケンはずっと昔からファンです 
以前、「援助交際撲滅委員会・地獄変」というドエロ変態映画と
「捨て犬」という、リキプロジェクト製作の映画の舞台挨拶で、
生・エンケン見ました 



渋い役から、変態役までこなすエンケン。
舞台挨拶では、テンション高めな明るい方でした 

「捨て犬」に関しては、竹内力さんも見られて嬉しかったです 
って言うか、素な感じもVシネマのあのままですよ  リキさん。

リキさんのファンの方は、層が幅広く20代女性からおじいちゃんまで。
舞台から引ける時、ファンがリキさんに花束を渡す際の連係プレー 
受け取る笑顔のリキさん 素敵でした 


「ハゲタカ」に戻りますが(笑)
平家物語の書き出し・・・

「 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
 おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
 たけき者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ 」

映画を見ながら色々と考えていた私でしたが、
ラストシーン見終わった後は、こんな気持ちになりましたよ  
下々は下々なりに、生きていかなくてはなりません  

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