まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

浅見光彦

2008年09月19日 | Weblog
内田泰夫の推理小説を原作にし、ルポライターの「浅見光彦」を主人公にしたシリーズ。

日本テレビでは水谷豊(1987~1990年)が8本と高島政伸で1本で計9本。
TBSでは1994年から辰巳琢朗主演で13本、現在は沢村一樹が主演し放映中。
テレビ朝日でも篠田三郎主演で1話のみ放映。
そして、フジでは榎木孝明主演で14本と現在は中村俊介が主演で今夜「金曜プレステージ」放映された。
これほど各局(4局)で放送しているのはかなり珍しいのではないだろうか。そして視聴率も各局とも13%~20%近くをとっており、まあ、それだけ人気があるシリーズといえるのだろう。
しかし、今夜のというかフジの「浅見光彦」はどうもいただけない。
主演の中村俊介の台詞回しの緩急&リズム感のなさ、平板さ、感情・喜怒哀楽の表現時の演技力のなさ。
原作とテレビ(映画)とは別物なのだが「浅見光彦」という人間をまったくというか演じきれていないように見えるのだ。それは局側のキャスティングや構成・シナリオ等にも問題があるのでなないか。
また、毎回「女性との出会い~事件が!」という展開なのだが、今回の田丸麻紀は中村俊介同様に演技力がひどいというか明らかに下手。

まあ、そんなこともあるのか分からないが、フジの「浅見光彦」シリーズのここ3作の視聴率は12%~13%後半と榎木が主演したとき(シリーズ当初)の20%近い数字に比べると明らかに落ちている。

4局で8人、これだけ多くの俳優が「浅見光彦」を演じているのだから、それぞれに個性があるのは当たり前。で、その中で誰が好きかというと、個人的にはTBSで放映されている「浅見光彦」を演じている「沢村一樹」が一番好きなのだ。
自由奔放というか、お坊ちゃんというか、
なんというか、はじけている部分としっかりしている部分をちゃんと使い分け・演技しているように見えるのだ。
蛇足だけれど原作で「浅見光彦」は血液型はB型で沢村もB型。
中村はA型。血液型がどうの?というのはなんだけれど、
なんか「浅見光彦」のイメージとは違って見える。
まあ、それも局側の都合で「今回はだれだれを!」ってことで仕方のないことなのだけれど、ただ「さわやか」ってだけではどうしようもなく
もう少しなんとかならないかと思うのはごく少数?なのだろうか。

しかし、またこの言葉を使ってしまうが、フジは「浅見光彦」シリーズ途中からなんと榎木と中村、2代の「浅見光彦」を兄弟という役で使っている。
榎木の出演は、原作者のたっての頼みということだが、今夜などはどこ・どちらに主眼を・ポイントを置いているのか、まったく分からなかったし、構成もイージーで「こんなもんなのか?」という感じのまま、途中で見るのを止めた。




管理責任

2008年09月18日 | Weblog
ある市で、市と第三セクターが運営している施設を借りてシンポジウムを開催した。
ところが、事前にスライド映写機を使うということで伝えてあったのに(会場および機材の借用申請書を提出)当日、会場で使おうとしたら、動かず、調べてみたら故障していた。
また、ある市では公民館のホール(キャパ800人)を使い「映画&講演会」を開催。ところが、ここでも事前に伝えてあるのにかかわらず、映写機が故障し音が出なかった。
このときは有料でチケットは完売。仕方なく、マイクを映写機のスピーカーに近づけてホール内に音を出したが、スピーカーの音をマイクで拾っているので雑音がひどく、多くの人から「クレーム」がついた。
で、主催者としては当然であるが、お客さんに謝らなければならない。それも事前&事後にもだ。しかし、使えないものを貸し出した会館サイドにはお客さんからクレームがきた以上にクレームを云った。

これ、民間ではお金(使用料)を返すだけではなく、損害賠償もののこと。
事前に貸すことが分かっていて、使えるかどうかのチェックもしない。
仮に「した!」というなら使うことが出来るはず。
ところが後で聞いて分かったのだが、機材をチェックする人も使える人も会館によってはいないとのこと。
これ「開いた口が!」だった。
つまり、会館等に機材を扱うことの出来る人がいない、なのでチェックも出来ない。そして一番はメンテナンスしていない(修繕するお金満足にない!:これも後から分かったこと)とのこと。
その上で貸し出したということ。

となると、これ、ひどすぎる話。でも、それが日常であるということだったら、それは怒りを通り越して呆れてしまった。

そして今回。
以前映画の開催時に問題になった市で、市の主催で敬老会があり、プロの歌手を呼んだ。ところが会館内(ホール内)のワイヤレスマイクの調子が悪い。電波が途切れてしまって歌が満足に会場内に流れなかったという。
普通ならというか、前日にチェックをし、おかしかったら問い実までに調整をし、それでだめだったら修繕をし使えるようにする。これ、当たり前のこと。
それでも当日は何がおこるか分からない、なので当日はスクランブル状態になっているのも、これ当たり前のこと。
それで、今回のように、当日、急におかしくなったら、その歌手のマネージャーなどに電波が届かない・途切れてしまう位置を教えて「そこから先で歌わないよう!」歌手に伝えさせなければならないし、スペアのワイヤレスを用意する。ところが市・会館サイドは少なくてもリハの時点ではそれをしなかったし、出来なかった。
そして歌手から「リバーブ(エコー)が全然効いていないけど!」と云われ、館にいる職員ではなにも出来なく、祝日で休みの職員をわざわざ呼び出し「ワイヤレス→ワイヤード」に換え、「リバーブ」が効くようにしたという。
「ワイヤレスマイクやリバーブ」これは良く使われるもの。
貸し出すという前提であるわけだから、当然借りる方は動くものと思っている。
ところが、そうしたことを考えていない会館サイドでは「事前に動く・動かないのチェックをしなければいけない・壊れていたなら直して使えるようにする」ということもしてないのだから、当日動くことはないかないのだ。

ひどい話だ。少なくても何かをする場合には、繰り返し書くが、動くかどうか事前にチェックし、動かない場合は修繕をしておく。さらに保険という意味を含めて2系統使えるようにしておく。これ、すべて常識。

いくら自治体のホールで、貸し出すだけ!といっても、少なくてもそこに勤務している人たちはそこ(館内)にある機材を動かすことが出来ないと「受付」だけで、なんのためにそこにいるのか、そう思ってしまう。

少しはというか、当たり前のことだが「貸し出すなら、使える状態で貸せ!」、そしてそれが出来ないのなら「貸すな!」ということ。
また、ただそこにいるのではなく機材についても使えるよう・チェックし、常に使える状態にしなさい!という、とても簡単なことなのだ。

しかし、いくら会館サイドに云っても「馬の耳に念仏」なのではどうしようもない。「管理責任」という言葉はいったいどこにあるのか?

赤字

2008年09月16日 | Weblog
「Jリーグは16日、2007年度のJ1.J2全31クラブの経営状況を公開、入場料収入や広告料収入が伸び、経常利益で赤字を計上したのは前年度の15から7に半減した。選手・スタッフの人件費がもっとも多いのは浦和の28億4100万円で、もっとも低いのは水戸の1億4000万円。J1平均は15億3300万円で、J2の平均は5億4000万円だった。」
この記事を見て驚くのはJ1の浦和ではなくJ2の水戸。
J2の人件費平均(5億4000万円)の4分の1(1億4000万円)しか人件費を使ってないということは、それだけお金がないってこと。
これ、金額だけで云うとJFL以下ってことになる。
しかし、この金額(人件費)でJ2で戦っていることが不思議というか、すごい。

エコ替え

2008年09月15日 | Weblog
トヨタのテレビCMで、エコ替えと称して「まだ乗れるけれど、燃費のいい車に乗り換えよう」というものがある。
これ「古いものは廃棄して新しいものを!」ってこと。
わざわざ乗っている車を買い換えるってこと。
二酸化炭素の排出を減らす、地球温暖化防止のため。

なら、車に乗らなければいい、乗るのを減らす。
大排気量の車に乗らない。
いろいろと対策はある。

ここ(この会社)には「もったいない」の精神は存在しない。
用は単に売り上げをアップしたい、車を売りたいだけ。

モノを大切に&長く使うこと。
修理しながらも、
これが美徳であり、真の「エコ」。

トヨタ(マネタ)は「エコ替え」に名を借りた「エゴ(新車)買え!」
なんだろう。

コミューター航空

2008年09月10日 | Weblog
「茨城ー伊丹便のようなビジネス需要の大きい路線では、大型機で少ない便数よりは、小型機で多頻度の運行が便利だ」。この言葉、今日の県会での茨城県知事の答弁。
その真意はLCC(格安航空会社)だけではなく、国内コミューター航空会社にも!ということ。
でも、大型機でなく小型機にしろ、伊丹へのジェット便は伊丹空港の発着枠がいっぱいで飛ぶことが出来ないはず。レシプロならまだ伊丹の発着枠はあるけれど、レシプロ(DASH8-400:座席数74等を保有)のJAC(日本エアコミューター:JAL系:本社は鹿児島)は主に伊丹と鹿児島をベースに西日本をカバー。
東日本には「伊丹→まつもと」「伊丹→新潟」「伊丹→札幌」とそれほど路線を持っていない。
逆にIBEXは成田(ANAとのコードシェア)と伊丹(IBEX)をキーにし、主に成田からは国際線から国内線への乗り換えということで、札幌・広島等国内路線をカバー、伊丹からは成田には飛ばずに東北方面(仙台をメインに)をカバーしているがジェット(CRJ-100/200:座席数50を保有)。

さあ、ここが問題。
レシプロなら茨城ー伊丹間を結ぶことが出来るが、すみわけ(JAC:西日本、IBEX:東日本)されているものを壊してまで航空会社(飛行機)が茨城空港にやってくるのか。
次に「多頻度」と云っているが、前述したように伊丹空港のジェット機の発着枠は満杯。
それにIBEXは保有機数が4機と少ないうえに現在9路線に就航。現便のままでは物理的に茨城に来ることはまずないだろう。

しかし、あれがだめならこれ。
これがだめならそれって、茨城県知事はよく次から次えと答えを代えてくるよな。
それにCRJ-100は座席数50でDASH8-400の座席数は74。これを1日10便飛ばした(往復)としても、1日の乗客数は最大1480人。
単純に満席(まず、ありえないことだが)として1,480人×365日=540,200人となり、12便にしても648,240人で国の需要予測の800,000人を大きく下回ることになる。

これ「計画に一貫性がありません。空港を作りながらなんとかしたい!」ってことを日本全国、アジアに向けて云ってるようなもんだな。


ハザードマップ

2008年09月09日 | Weblog
災害が起こる。それが水害等であったり。
そういったことが起きて、で、国が自治体が「ハザードマップ」を作り、住民に告知・配布等を行う。
これはいいこと。

しかし、問題はその内容「?」
たとえば私たちの住む「まち」のハザードマップには
「200年に1度の災害を想定したものです」と説明が書かれている。
「200年に1度?」マップを見た人はどう感じるか?
おそらくは「すごいね、これ!」で、その後の言葉はなく
「私たちが生きている間に起こるのかね」ということで、マップの使命はそこで終ってしまうのではないか。

ところで「200年に1度の災害」って、今、それを作っても200年後に起こるかもしれない災害にどう対応出来るのか。
それは誰にもわからないこと。

それに200年間のうち、ハザードマップを各自(各家庭)が持ち続けられるか、覚えているか、繰り返し書くが、「これ、とりあえず見たけれど」といって、どこかにしまいこんでしまうものではないか。で、そうする人が多いとなるとマップを作った意味が分からなくなる。

また、現時点で「ハザードマップ」を作っても、10年後・50年後・100年後という時間の中で災害を防ぐ施設や方法もよくなるだろうし、そしてそれがいつ・どのレベルで作られるかも分からない状態で「地図」だけ作るって、これはかなり「もったいない」ものになるのではないか。
だから、そうならないためにも、200年といわず、現時点・もしくは10・20年に1度起こりえる災害のためのハザードマップならとてもいいことだと思う。

しかし、この「まち」で作られたハザードマップには問題がある。
それは、マップの中に「河川からの…」ということは記載されているが「海からの高潮による浸水」ということについては一言も記載されていないこと。
特に、過去に何度も起こった「河口から16.5キロ上流までの河川の氾濫による浸水」の多くは、台風・高潮・満潮。そして河口堰の閉鎖が重なって起きたものと推定(指摘)されている。

つまり、この「ハザードマップ」は「防災計画」と同じように「ものすごいお金をかけて作りました。すごいでしょ!」というものであって、現実とは乖離したもので、地域の特性を徹底的に調べず(把握せず)に、そしてそのことを業者に正確に伝えずに「丸投げ」して作らせたものなのである。

「実にもったいない」のだ。

ワースト5

2008年09月06日 | Weblog
「2007年度、個人県民税徴収率92.8%、全国ワースト5位」
「尻に火がついた?罰則金導入で収税率、全市町村でアップ!」
これ、どちらの記事も事実。
茨城県がまとめたものが記事(毎日新聞・産経新聞等)として書かれている。

茨城県では、今まで(今も)個人県民税の収納率が悪かった。
そこで収納率をアップさせるために、県内の自治体に対して罰則規定(個人県民税の収納率が90%以下の自治体には2009年度の県単独補助金の一部(25%)をカット)を設けた。
そこで、そうなったことで、今まで収納率が悪かった自治体が思い腰を上げ、その結果、収納率が上がり、茨城県は2006年度の全国ワースト2位(89.9%)から2006年度にワースト5位(2.9%アップして92.8%)に上がったということ。
記事を見ても「ワースト5でいいの?」
といわれてしまう話。

しかし、記事の見て思ったのは「上がり幅がある(上げ幅が高い)ということは、それまで徴収に間して努力していなかった」ということを証明(裏付けた)したようなもの。でも、それでも収納率が90%を超えたなら「まあ、努力」したといえる。

ところが、ある市は87.5%でペナルティー(罰)の目安となる収納率90%を下回った。だから「罰則が!」ということになるはずだった。
「だった」なのだ。
県(県知事)はどうもこの自治体に罰を与えないつもりらしい。2006→2007の1年間で収納率が6.7%アップしたことを「努力した」そう評価したということらしい。

でも、これ、前述したようにアップ率が高い=今まで努力していなかったという証拠。
しかも、その自治体は住民税(市・県民税等)より固定資産税の歳入の方が3倍もあるという。
この「まち」は開発で成り上がりの「まち」。
住民税の就労率が低い原因は「住民税なんてとらなくても(もらわなくても&収納率が低くても)固定資産税が入るから!」と思っていた(「そうしたことが行われてきた」という話が両手&両足の指を使っても足りないほどあるのだ)からなのではないか。

で、面白いことを発見。
2007年度収納率ワースト5のなかに「大洗」「美浦」そして「神栖」が。
これ、財政力がある「町」ばっかりではないか!
ということは、財政力がある=収納率が悪い=努力してこなかったという図式が見事なまでに成り立つのである。

茨城県議会 居眠り

2008年09月04日 | Weblog
という言葉で「Google」で検索すると16,100件もヒットした。
これ、実に凄い数なのである。
今日の朝の、朝日新聞の県版に記事が掲載された。
で、その記事にあったブログも、6月15日にアップしてから訪問者が激増している。

内容としては、どこの議会でもあるだろう、議会(委員会)での議員の居眠りを、写真とそしてそのことについてのコメントが書かれている。
これ「よくあること」そういえばそうなのだが、ここまで話題になるとはブログを書いた本人もきっと驚いていることだろう。

しかし、こういったことが掲載されたから、今月の議会から議長の権限だけで「傍聴時のカメラ等の持ち込み禁止!」というように決めたことには、かなり無理があるのではないか。県議会の本会議などはインターネットを通じ、誰でも見ることが出来るようになっている(質問者と答弁者のみ)のだから。
まあ、茨城県議会特有の風土といえば風土なのだろうが、保守的というか、逆切れというかなんていうか、大人のすることではないことは確か。

「居眠りを写されたく&それを公開されたくないから規制をした」
これ、あまりにシンプルすぎて唖然とした。
規制なら「委員会や本会議中に居眠りしないこと」の方が、どう見ても正しい。

しかし、まあ、ほんの一瞬だけならまだしも、長時間寝ていたとしたら「写真を撮って公開」することよりはるかに問題あり!だな。

小池百合子

2008年09月04日 | Weblog
9月3日の「ヤクルト対中日(神宮球場)」の始球式に望んだ『元…』といった肩書きを多く持つ「小池百合子」氏。

ワン・バウンドで、キャッチャーまでなんとか届いてホットした感じの状態で記者から受けた「政治の世界ではどんな球を投げましたか?」という質問に
「私はいつも直球です!」と胸を張って答え、そして続いての総裁選の推薦人の数についての質問には「これからボールを探しに行きます」と云ってその場をあとにした。

この人(「小池百合子」氏)は、今までに何度も試合に登板したが、その度にユニフォーム(所属チーム)が代わり、また登板しても「目立ちたがり」の性格と「コントロールの悪さ」等が災いし、それぞれのチーム内に不況和音を残しつつ、いくつものチームを渡り歩き(日本新党・新進党・保守党)、現在のチーム(自由民主党)に移籍してきたという経歴を持っている。

そして、ここ1~2日、テレビでは『今度こそは「満を持して(天王山ともいえる試合に登板すべく、またその条件として20個(20人の推薦)のボールを集めようとしている)出馬!』と伝えている。
ところが、それは「仮の姿」であって、実は今度の試合では、この人は先発でも中継ぎでも、抑えでもなく、ベンチ前でアピールしているだけで、本当はブルペンの中だとか、又は上司(小泉純一郎等)にうまく取り入って、コーチ(官房長官等)を狙っているのではないだろうか。

それと、もしかしたら、この人は自チームが天王山の試合に勝った時はともかく、負けた(それもワン・サイドで)時に、どういった行動をとるのか、もしかしたら「今のチームを見限って出番を求めて他のチームに移籍するのではないか?」と個人的にだが、この人の動きにとても興味があるのだ。