まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

裏技 茨城空港

2008年07月21日 | Weblog
2001年3月開港予定の茨城空港。
2008年7月。開港まであと1年と8ヶ月。
しかし、現時点で、国内路線は伊丹を初めジェット機の発着枠が一杯のうえ、羽田の発着便の増、燃料高等のこともあり「空港は出来たものの飛行機が来ない?」という惨憺たる状況下にある。
ところが、これは当初から分かっていたこと。それを無理に空港を作ろうとしたために「絵に描いた餅」だってことがばれただけ。
ところが、ここまで来ても、こうした状況の中でも「格安航空会社などと知事自らが交渉!」といういう記事が紙面に載っている。
国内便が駄目なら貨物便、そしてそれが駄目なら国際便(格安航空便)と、めまぐるしく構想が変わっている。これは当初からしっかりとした目的・目標・構想がないことを、実は知事自らが全国行脚して暴露しているようなもの。

そこで、裏技を1つ。茨城空港発福岡行き(逆もあり)の便を設定。そしてその内容は「茨城空港から福岡空港までは直通便ではなく仁川(韓国)空港を経由」するもの。
これは茨城空港を出て仁川空港(韓国)に飛び、そこで人を下ろし&乗せ、福岡を目指す。
帰りはこの逆。これを1日1往復、出来たら2往復する。
また、ここで1番の裏技は運賃を格安(15,000円とか)に設定し、それも韓国で降りても福岡(茨城)で降りても運賃は同じとする。

つまり、どこで降りても同じ運賃。「バス」みたいな考え方だ。
そしてこのルートは「福岡」がキー。ここなら韓国への人の動きはあるはず。そこに茨城便をくっつけてしまうのだ。

これ、どうだろうか?まあ、こんなことでもしない限り、空港は出来ました。でも飛行機は飛んできません。人もいません。そんな光景がリアルに見えてしまうのだ。

作ることが大事。そのために利用者数を過大に積算(設定)する。公共事業の定番といえるものがここにもある。「計画のための数値」。しかし、それはまた他の公共事業のように莫大な税金を投入し、ごくごく一部の人たちが儲かるだけのシステムを作って&それを繰返している、そのために作り上げたまやかしのものなのだ。

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