Bは日本オリジナル。
『用紙サイズ「A4とB4」の違いは?そもそもAとBって何?
A4やB5と言われれば、だいたいのサイズはイメージできるかもしれませんが、たとえば新聞は何サイズか知っていますか?
そもそもAとBの違いって何なのでしょうか? そんな用紙にまつわる話をしらべぇしました。
■A判は世界共通! ではBは?
A判は物理学者オズワルド氏によって提案されたドイツの規格で、そのサイズを日本や各国が採用したもの。面積が1㎡の長方形をA0とし、現在では国際規格サイズとなっています。
この長方形は縦横の比が「白銀比」と呼ばれる1:√2となっていて、どこまで半分にしても同じ形になる、とっても効率のよい長方形。
新聞の見開きがA1サイズで、それを閉じた状態がA2サイズということになります。
■B判のルーツは江戸時代に!
一方B判は、日本で江戸時代に使われていた「美濃判」の寸法がもととなってできた日本独自の規格。こちらは面積が1.5㎡の長方形をB0 とし、こちらも縦横1:√2となっています。
400字詰めの原稿用紙のサイズがB4となります。それを半分にするとノートや週刊誌などの大きさのB5サイズに。
このように「白銀比」は、大きさは違えど縦横の比率は同じ相似の長方形に分割でき、どんな大きさを作るとしても裁断にロスが出ないといった利点があります。
そして、用紙の規格のほかに法隆寺五重の塔などの建築物や生け花などにも用いられているのだとか。
日本の公文書は伝統的なB判が長く使われてきましたが、1990年代に国際規格であるA判へ移行され、現在ではA判が主流となっているようです。』
※Aは世界標準。例えばB5に英文を書いても、いくらも横に書くことができない。つまり、Bは漢字など用ってこと!