六枚目のコイン

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ノストラダムス予言の解読法

2021年10月20日 10時48分41秒 | 運命学+占星術
エゼキエル預言書というのは、
旧約聖書の中の書物の一つだそうである。
それがなぜ、
ノストラダムス予言詩の解読書なのだろうか。

著者の當間健一氏は、
その書の中で、こう言っている。
「ノストラダムスの著した『諸世紀』を解読する最良の方法は、
その息子シーザー・ノストラダムスへ宛てた手紙と、
『アンリ二世への手紙』の中で明確に述べられている。」

その中でノストラダムスは、
「預言の理解は神が実際に示している天文学の表象によって可能となるのである。」
「天文学の役割に従って聖なる預言と結びつくとき、その確信が得られるのだ。」
「私が天文学的研究によって発見したものは、私に霊感をもたらして語ったものとあらゆる点で一致しているのだ。」

そう言っているそうである。
また、
アンリ二世に宛てた手紙には、
次のようなくだりがある。
「私は自分の研究に従って、天文学的予想を考慮して・・・〈途中略〉
私はただ聖書に従い、天文学予想を道しるべとして時を求めることが、
私の時を理解する最良の道なのであります。」
と。

つまり、
ノストラダムスは、聖書の予言を基本にして、
天文学の研究によって、
その聖書の書かれてある予言の実現性を求めている
と考えられるのだ。

ノストラダムスは、自分の霊感のみによる未来透視の結果を、
その『諸世紀』において発表したのではなかったのだ。
彼はあくまでも、
旧約聖書の中に書かれてある預言の内容を基本にして、
それを彼が得意とした天文学=占星術によって証明したということなのだ。

聖書の正統性を天文学によって明かしていったということなんだね。
私も占星術による天文の動きが、
人間社会の動きを指し示していることをよく理解する者の一人である。

それをノストラダムスがすでに実践していたということに、
改めて我が意を得たという想いを持ったのである。
そういう意味で、
この本は事実を明かした、
非常に素晴らしい書作物であると言える。


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