(つづき)
さて、
前回のつづきとなります。
ラコフスキー(1873年生まれ~1938年没)という
ブルガリアの革命家であり、後にソ連の外交官となった人がいます。
その人が、
ある時、こう言っているんですね。
❝1929年10月24日の事を思い出したまえ。
この日が1917年10月よりも遥かに重要なものとして、
革命史上に数えられる時が来るだろう。❞
1929年10月24日にニューヨーク市場が崩壊し、
いわゆる《大恐慌》すなわち真の革命が始まったのである。
フーバー政府の4年間は革命的進歩である。
1200万人から1500万人もの人々がストライキを起こした。
1933年2月には危機の最後の一撃によって、銀行が閉鎖した。
《古典的米国》を打破するために、
資本がこの時に成し遂げたこと以上のことを行うことは困難だ。
この米国革命が追及した目的は、金銭を引用する権利を持っている人々のために、金銭の権力を強化するだけでなく、それよりはるかに大きなものに対する権利を獲得しようとしたのである。
金銭の権力は政治的力であるが、かつてはこれを間接的に利用していた。
ところが今では、その権力は直接的な力に変形している。
《彼ら》はこの権利をある人物を介して持っていた。
その人の名はフランクリン・ルーズベルトである。
分かるかね?
次のことに留意してほしい。
❝この1929年、
米国革命の第一年目の2月にトロツキーはロシアを離れた。
そして、崩壊が10月に起こっている。
ヒトラーに対する融和は、同じ1929年に決定している。
これはみな偶然の事件だと君は思うかね?❞
米国革命の第一年目の2月にトロツキーはロシアを離れた。
そして、崩壊が10月に起こっている。
ヒトラーに対する融和は、同じ1929年に決定している。
これはみな偶然の事件だと君は思うかね?❞
フーバー政治の四年間は、米国とソ連に対する権力奪取の準備であった。
米国では金融革命によって、ソ連では戦争とそれに引き続いて起こるはずの敗北によって・・・。
君は《想像》に基づくこんな立派な正しい歴史を聞いたことがあるかね?
このような大規模な計画を遂行するためには、
米国における最高権力を指導でき、また前もってこれらの力を組織して、
指導できるように準備されている人を必要とすることはおわかりでしょう。
このような人物が(オランダ系ユダヤ人)フランクリン・ルーズベルト
とその妻エレノアであった。
・・・彼は自分の使命を意識していたと思うが、
脅迫の結果これを遂行することを余儀なくされたのか、あるいは(彼を)支配していた《彼ら》の一人であったのはか、断言したくない。
(世界の王の秘密)より
また、エドガーケーシーは
❝1929年にわれわれは大恐慌を経験するだろう。
これによって、現在の好況で大儲けした人の中には大金を放さなければならない人も現れるだろう❞
と1925年に予言しているが、
これはまた予言とは別のものであることを言っておかねばならない。
そこで見ていると、見よ。
この年の日華事変と日独伊防共協定の危険な動きをつぶすべく、
水瓶座生まれの偉大な大統領ルーズベルトが新しい帝国主義の黒い馬にまがたって現れた。
この黒い馬は19世紀の帝国主義者ディズレリやセシル・ローズの意思を継ぐ超国家的な秘密結社(円卓会議)をさし、第一次世界大戦後、ドイツのヒトラーやイタリアのムッソリ-二日本の軍国主義者の台頭を準備した勢力でもある。
彼らは全世界のエネルギーと食料、情報を独占的に支配しようとする国際的な銀行家集団、穀物メジャーでいつも秤を手に持ってお金の勘定をしている。
彼らのやり方は、たとえば戦争をしている二つの陣営にそれぞれ武器を売り、
金を貸し付けるという両天秤方式が特徴だ。
これによって、「人々は今や、一日中働いて得た収入で、わずか一マスの小麦しか買えなくなった。同じく、大麦を買っても三マスにしかならないほど、
物価は高くなり、モノ不足が深刻になるだろう。と警告が為された。
(※ちなみに、1929年は水瓶座29度に入った瞬間です。
29度は嘆きの度数と呼ばれているのです。)
29度は嘆きの度数と呼ばれているのです。)
以上、『諸世紀の秘密』より引用
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます