玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

5000年もかかる話

2009-11-08 17:44:25 | 環境・エコ
秋も深まり・・というべきなのですが、昨日は小春日和で半袖ですごせる陽気で、このまま温暖化してほしいと思う今日この頃です。

地球シミュレータがある海洋研究開発機構の施設一般公開があったのでいってきた。

海洋研究、地震研究、気象、気候研究のセミナーなど地球物理関係の分かりやすい話が聞けたのでした。

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その中の一つ、氷床の研究をする斎藤先生の話が面白かったので概略だけ。

先生は氷床モデルを作ること(シュミレーションのため)が主な今の研究で、グリーンランドに今年の8月学会があり行ってきたのでした。

氷床と氷河の違いや氷床モデルの話しをしたのでした。そして1時間があっというまに過ぎてしまい、最後に今から気温(平均)が8度あがったらグリーンランドの氷床がぜんぶ解けなくなるまで何年かかるかというシミュレーション結果をアニメーションで見せてもらった。

なんと8度上昇して全部とけるまで5000年かかるのだそうです。

では4度上昇したら何年かというと8000年から9000年らしいです。

UNがでたらめなMITの気象モデルで100年後に6度上昇して海面が上昇してとか言ってるシナリオが笑えたのでした。

1900年から2000年の100年で地球の平均気温は1度上昇したのですが、これがまぁ2度上昇してそれから上下したりして1000年ぐらいでかかって4度上昇したとしても、それほど変わらないっていうことじゃないでしょうか。

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やはり実際にやっていることを直に聞いてみないとホントのことは分からないものですね。

100年で1度変わるかどうかの変化に対して、今の科学技術でのシミュレーションモデルでは4度~6度ぐらいバラツキがある訳です。

これって工学的にみれば、シミュレーションの価値もないただの遊びとしか言えないレベルなわけです。

なぜこれほど誤差がでるかという言い訳として、地球がでかすぎていまは3.5Km四方の細かさでしかモデルができない(コンピュータが遅すぎて)とのことでした。

こんないい加減な予測から、増税をされたらたまらない・・。ですが

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もちろん先生は科学技術の研究をしているので、先生が悪いわけではなく、それを利用して金儲けをしょうとするUNや政治家が悪いのはいうまでもありません。

もちろん、政治的なことが大好きな権力趣向の科学者もウヨウヨいることも忘れてはいけませんが。