玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

これからがヤバイ

2009-06-09 12:43:14 | 海外ニュース
自動車部品大手のタカタの北米支社の調達部門のマネージャーHeeganさんは、中国への生産シフトに気がすすまない。顧客から中国なら安く出来るでしょ、といわれても実際のところ目に見えない、いわゆる低品質、北米との距離、低い技術による中国コストに頭がいたいからだ。(1)

企業が成長するためには、旧来の低賃金、低材料調達だけではなく会社を保持するトータルコストが重要だからだ。実際、コンサルティング会社の調査によると、2005年に中国産は米国で生産するより22%コストアドバンテージがあったが、2008年にはわずか5.5%しかない。

さらにメキシコと中国を比較すると、3年前中国製は5%安かったが、今は20%メキシコ製が安い。さらに中国政府の外国企業への法規制、通貨政策、急激な賃金上昇ですっかり魅力を失ってしまった中国から、隣国メキシコへの生産拠点シフトが加速するのは当然のことといえる。

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2008年がオリンピックもあり最良の年だったのかもしれません。オリンピックで加熱した不動産バブルこれから地獄を迎えるのでしょうか?これから本当の中国の本領発揮ともいえる騙しあいが始まるのかもしれません。


1)So Much for the Cheap 'China Price',Businessweek,Jun-4-2009