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しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

秋の虫たち

2011年09月25日 | その他昆虫類
3連休は秋晴れに恵まれ、フィールドでの撮影も楽しめる季節になりました。


クレオメの株上で休んでいたキリギリスの背景に秋空を入れて撮影してみました。
いい感じで撮れたと思ってましたが、よく見ると花が終わっていて残念です。


畑のゴマもすっかり熟しました。
ミナミアオカメムシの格好のえさ場となっているようで、カメムシハウスと化していました。


こちらは糸状菌病に罹ってゴマ上で死亡していたショウリョウバッタです。
この菌に冒されると高い場所に登ってから死に至るとか・・・
ゴマの株上をうろうろするカメムシたちにとっては完全に足場になってます。

2011年9月25日 高知県南国市
Ricoh Caplio GX100(1,2枚目),E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5+EC-14(1.4倍テレコンバーター)






大豊町にて

2011年06月05日 | その他昆虫類
本日は山間部での撮影です。

棚田が広がる場所で、標高は500mくらいでしょうか。


いきなり出迎えてくれたのは、オオメカメムシです。
5mmほどの小さなカメムシの仲間ですが、ゴーグルのような大きな複眼が特徴的です。
このカメムシは昆虫類を捕食することで知られていますが、こちらではヒメジオンの花を吸っていました。


次はツノゼミの仲間です。
5mm程度と小型ですが、立派にセミの形をしています。


小さな沢で出迎えてくれたのは、カワトンボの仲間。
しばらく撮影につきあってくれました。

2011年6月4日 高知県大豊町 
E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5(上、中),Zuiko digital ED50-200mm F2.8-3.5 SWD(下)




捕食者の共存

2011年05月15日 | その他昆虫類
セイタカアワダチソウで発生している真っ赤なセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ。



こちらでもヒメカメノコテントウの幼虫がエサを漁っていました。
ただ、他にもお客さんがいました。


クサカゲロウの仲間の幼虫です。

小さなコロニーなので、両種が共存することはなかなか難しそうに思えますが?

2011年5月15日 高知県香美市 親水公園
E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5


桐見ダム

2011年05月14日 | その他昆虫類


今日は仁淀川支流の桐見川方面へ
数日前からの初夏を思わせる蒸し暑さはなく、少し肌寒い感じでした。



平野部では見かけないカワトンボの仲間が沢山いました。
小さな蛾を捕らえていました。



こちらはムシヒキアブの仲間です。
寄生蜂の仲間を捕らえていました。

高知県越知町 2011年5月14日 Ricoh Caplio GX100




野外観察2

2011年05月01日 | その他昆虫類
昨晩からの雨も昼前には上がり、野外では少し汗ばむ天気になりました。

セイタカアワダチソウでは、真っ赤なアブラムシ「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」が発生し始めました。


早速ヒメカメノコテントウが攻撃をしていました。
真っ赤な体液が血のように吹き出しており、獰猛な肉食獣のようです。


カブラハバチの仲間でしょうか?
この他にも何頭かが同じ植物上にいましたが、何を意味しているのかいずれも同じような下向きでじっとしていました。


こちらは、ササグモの仲間に捕らえられた個体でした。

高知市 2011年5月1日 Ricoh Caplio GX100




野外観察

2011年04月30日 | その他昆虫類
日中でも風が吹くと少し肌寒いですが、日差しは確実に強くなってきています。

野外でも多くの虫たちが観察できるようになりました。


アシグロツユムシの幼虫でしょうか?
クズやイタドリなどの葉上で何頭かの個体が観察できました。


こちらはツチイナゴ 
バッタの仲間では日本で唯一成虫で越冬する種とのことです。


カメムシの仲間では、ホソハリカメムシの姿を良く見かけました。
イネ科の植物の穂を好み、雑草地が主な発生場所ですが、稲の穂が出ると水田に入ってくる厄介者です。


カラスノエンドウでは、ソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーが増えてきました。


また、それを狙ってヒメカメノコテントウの幼虫の姿もありました。


クズ葉上では、ハダニが大発生してました。


捕食性のダニの仲間であるカブリダニも観察できました。
さすがにこのサイズでは、小さすぎてしっかりピントを合わすのは困難です。

高知市春野町 2011年4月29日 Ricoh Caplio GX100











ヒメカゲロウ

2011年04月08日 | その他昆虫類

高知県南国市 2011年4月8日
Ricoh GX-100 トリミング有り

‘バンカー’といってもゴルフコースにある‘それ’ではなく、害虫の発生を抑える天敵昆虫類の温存場所(天敵のバンク=銀行)を指します。

本日お邪魔した南国市内にある施設栽培シシトウではアブラムシ類の天敵を温存するバンカーとしてソルゴーが栽培されていました。
そのソルゴー上ではヒエノアブラムシが大繁殖しており、それらをヒメカゲロウの幼虫が攻撃していました。

ヒメカゲロウの幼虫はクサカゲロウ幼虫に非常に良く似た発達したアゴを持っていますが、ゴミは背負わないようです。




昆虫たちが動き始めました

2011年02月27日 | その他昆虫類
昨日は、気温が20℃をこえたこともあり野外の昆虫たちも動き始めたようです。



こちらは今年の初蝶モンシロチョウ
蛹で冬を越し、羽化したばかりなのか奇麗な個体でした。




セイヨウミツバチも忙しそうに花粉団子を作って盛んに飛び回っていました。



こちらはヒラタアブの仲間
気温が高い時期と比べると色がややくすんだ感じがします。



高知県香南市 2011年2月26日  E-3+Zuiko digital ED50-200mm F2.8-3.5 SWD





クサカゲロウ卵

2009年08月29日 | その他昆虫類
高知県南国市 2009年8月28日
E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター)

ナスの葉裏にクサカゲロウの卵を見つけました。
「優曇華の花(うどんげの花)」とも呼ばれます。

優曇華の花とは、インドの伝説にある3000年に1度だけ咲くとされる花とのことです。