しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

ヤツデの葉裏で見かけた小さな虫

2007年03月28日 | カメムシ目
ヤツデキジラミ
南国市 2006年4月20日
E-300+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター)


その名のとおり、ヤツデに寄生するキジラミの仲間で、体長は4mm程度の微小な昆虫です。
シラミの仲間と言えば、アタマジラミなど衛生害虫を想像するかもしれませんが、この虫はカメムシやヨコバイなどの仲間です。

クロスジホソサジヨコバイを探しているとよく見かけます。

撮影時は、微小昆虫の撮影に凝っており、フラッシュの光を上手く回すようにディフューザーの試作を繰り返していた頃だと思います。

フラッシュの光が強いと光の当たらない部分の影が強く出ますが、ディフューザーにより光が拡散すると影がやわらかくなります。

ディフューザーはビデオテープのケースを加工して作成しています。





捕食者

2007年03月25日 | 甲虫目
ナナホシテントウ
高知市高須 2007年3月25日
Ricoh caplio R5 トリミング有

今回は子供にもおなじみのてんとう虫の幼虫。

成虫の愛らしい姿とは裏腹に、成虫、幼虫ともにアブラムシの天敵で、撮影時にはギシギシに寄生しているアブラムシをムシャムシャと捕食していました。

後方にはアブラムシの出す甘露に集まってきたアリの姿も見えます。

撮影は最近購入したばかりのコンパクトデジカメで行いました。
このカメラはマクロ撮影に強く、お散歩デジカメとしてこれからの季節に活躍してくれそうです!




成虫で冬を越すトンボ

2007年03月20日 | トンボ目
オツネントンボの一種
須崎市 2005年12月30日
E-300+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター)

一昨年の12月末、野外にイトトンボの仲間と思われるトンボの成虫を見つけました。
恥ずかしながら、成虫で越冬するトンボがいることを知らなかった私は、この時期にトンボの成虫がいるのは珍しい??という程度で、デジカメで撮影したのでした。

その後、このトンボがオツネントンボの一種であることを知りました。図鑑によれば、日本には、オツネントンボとホソミオツネントンボなど2属3種がいるそうです。

撮影時は、デジタル一眼を購入したばかりであり、眼にピントを合わせるのが精一杯で、後日見ると、絞りや角度などかなり反省点があります。


捕食性のハエ

2007年03月15日 | ハエ目
ヒメフンバエ?
南国市廿枝 2007年1月22日
E-300+Zuiko OM38mm Macro F 2.8

体長1cm程度の小さなハエです。
低温を好むようで、真冬でも野外の家庭菜園圃場で元気に飛び回っていました。
その名のとおり、幼虫は牛などのフンを食べて育つようです。
成虫は、小さな昆虫類を捕食するようで、写真では分かりにくいですが、撮影した際にも何かを口にくわえていました。

撮影時は2月25日にも紹介した拡大系レンズを用いて試し撮りを行っているところで、ちょうど目の前に飛んで来たこのハエを撮影したのでした。
特に狙っていたのでは無いですが、結構迫力のある画像となっています。

真冬のふ化幼虫その2

2007年03月12日 | カメムシ目
アオモンツノカメムシ
南国市三和 2007年3月10日
E-300+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター)

2007年2月28日に紹介しましたカメムシふ化幼虫のその後を観察してきました。
前回の観察時からは約1ヶ月が経過していますが、ふ化幼虫が集まっていた場所にはカメムシの姿はなく、餌と考えられるヤツデの実での寄生も確認できませんでした。
樹を降りて他に移動することは考え難く、寒さの中で餌にたどり着けずに死んでしまったのでしょうか?

近くでは新たな卵塊(写真左)やふ化幼虫(写真右)も観察できたことから、さらに継続して観察してみたいと思います。また、写真では分かりにくいですが、卵塊やふ化幼虫のまわりには捕食性のダニであるカブリダニの仲間も観察できます。次の機会には、その正体も明らかにしてみたいと思います。

アゲハ2

2007年03月10日 | チョウ目
ナミアゲハ
香南市野市町 2006年9月30日
E-300+Zuiko digital 40-150mm F 3.5-4.5

今回も引き続きアゲハチョウ。

前回紹介したキアゲハは前羽の基部が黒っぽいですが、ナミでは黒と黄色の縞模様になっており、見分けることができます。

ただし、観察によると、配偶行動の際にはかなり近くまで接近しないと仲間なのかそうでないのかお互いに区別できないようで、彼らにとっても両種は視覚的にはよく似ているようです。

アゲハ1

2007年03月09日 | チョウ目
キアゲハ
香南市野市町 2006年9月30日
E-300+Zuiko digital 40-150mm F 3.5-4.5

今回もおなじみの昆虫で、アゲハチョウ。

キアゲハの羽は黒と黄色の縞模様で、ナミアゲハとよく似ていますが、
キアゲハの寄主植物はニンジンなどのセリ科であるのに対し、ナミアゲハではミカン科と大きな違いがあります。幼虫の模様も老齢幼虫では大きく違います。

また、時期や場所によるのかもしれませんが、キアゲハは植物体上でじっとしており、撮影が比較的容易ですが、ナミアゲハは飛び回り、なかなか撮影させてもらえません。

以前にはチョウの仲間にはほとんど興味無かったんですが、デジカメを入手してからはとりあえずどんな昆虫でも撮影する心がけています。





2007年03月04日 | ハチ目
セイヨウミツバチ
南国市廿枝 2007年3月2日
Ricoh caplio GX トリミング有

今回はおなじみのミツバチ
セイヨウミツバチとニホンミツバチの見分け方は、写真のように腹部が黄色っぽいのがセイヨウ、全体が黒っぽく、節ごとにある白い縞が目立つのがニホンです。
盛んに菜の花の蜜を集めていました。

久しぶりに広角マクロの得意なリコーのcaplio GXを持ち出しました。
フォーカスを固定し、ノーファインダーで撮影してみました。
トホホな画像連発でしたが、何枚かはなんとか使えるのがありました。