しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

秋の虫たち

2011年09月25日 | その他昆虫類
3連休は秋晴れに恵まれ、フィールドでの撮影も楽しめる季節になりました。


クレオメの株上で休んでいたキリギリスの背景に秋空を入れて撮影してみました。
いい感じで撮れたと思ってましたが、よく見ると花が終わっていて残念です。


畑のゴマもすっかり熟しました。
ミナミアオカメムシの格好のえさ場となっているようで、カメムシハウスと化していました。


こちらは糸状菌病に罹ってゴマ上で死亡していたショウリョウバッタです。
この菌に冒されると高い場所に登ってから死に至るとか・・・
ゴマの株上をうろうろするカメムシたちにとっては完全に足場になってます。

2011年9月25日 高知県南国市
Ricoh Caplio GX100(1,2枚目),E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5+EC-14(1.4倍テレコンバーター)






ヘクソカズラの花に集まるアザミウマ

2011年09月10日 | 植物
早くも9月中旬
日中の日差しは相変わらずに強いですが、朝晩の気温は下がり秋らしくなりました。

今日はあるものを探して五台山を探索です。

道中では、バッタの仲間を多く見かけました。

イボバッタの仲間でしょうか?
地味な模様のバッタですが、枯れ葉上では秋の風景にマッチしていました。

目的はこれ“ヘクソカズラ”です。


悪臭があることから、あまり人には好かれることのないとされるヘクソカズラですが、小さな可愛らしい花を咲かせており、もう少しふさわしい名前を与えてやりたいものです。

実は目的は植物そのものではなく、花の中に潜んでいる“アカメガシワクダアザミウマ”です。


ヘクソカズラの花の花粉に集まっているようで、叩くとパラパラと落ちてきました。
他のアザミウマ同様に微小でかつ動き回るため、なかなか手持ちのカメラでは捉えにくいですが、なんとかそれらしく撮れた1枚。
動き回る時にはこのように尻を持ち上げるのが特徴のようです。

2011年9月10日 高知市五台山
Ricoh Caplio GX100

タデに集まるカメムシ

2011年09月02日 | カメムシ目
雑草地に生えたタデの穂をカメムシが吸っていました。
「蓼食う虫も好き好き」と言いますが、彼らにとっては好物のようです。
もっとも彼らの好きな穂の部分は辛くないのかもしれませんが


発生種はホソハリカメムシがほとんどで、数頭が群れている穂もありました。


こちらは、前者に似ていますが、やや小振りのアカヒメヘリカメムシ。

もともと月に数回の更新でしたが、今回は1ヶ月以上滞ってしまいました。
あっという間に虫シーズンも秋に突入してしまいました。

2011年8月31日 高知県須崎市
Ricoh Caplio GX100