しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

真冬のふ化幼虫

2007年02月28日 | カメムシ目
アオモンツノカメムシ
南国市三和 2007年2月11日
E-300+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター) トリミング有

先日紹介しましたクロスジホソサジヨコバイを撮影した場所で、ヤツデの葉裏に写真のようなカメムシのふ化幼虫を見つけました。

後日調べてみると、アオモンツノカメムシの幼虫であることがわかりました。

カメムシ図鑑では、3月に撮影した1齢幼虫が紹介されていますが、真冬にこのような幼虫がいるとは驚きでした。

ヤツデの実などを餌にするようですが、今年の冬は記録的な暖冬であるとはいえ、2月の気温で餌まで無事移動することができるのか疑問です。

できれば今後も継続して観察してみようと思います。


クロスジホソサジヨコバイ

2007年02月26日 | カメムシ目
クロスジホソサジヨコバイ
南国市三和 2007年2月11日
E-300+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター) トリミング有

ヨコバイの仲間で、体長は5mm程度の小さな昆虫です。
羽の先端に目のような模様があることから、マエムキダマシとも呼ばれることもあるようです。

前回紹介したウスモンミドリカスミカメと同様、冬場に観察できる虫です。ヤツデの葉裏などで幼虫とともにいるところをよく見かけます。
ただし、夏場の生態はよく知られていないようです。

今回紹介する画像はオリンパスのデジタル一眼レフ専用35mmマクロレンズを使用しています。
35mm判換算で2倍相当(テレコンを組み合わせると2.8倍)まで拡大できることから、昆虫類を撮影するのに最適で、使用頻度の高いレンズです。

拡大時にはレンズと被写体の距離がかなり近くなるので、内蔵フラッシュでは光が上手く回らないため、外部フラッシュと自作ディフューザーを組み合わせて撮影しています。







ウスモンミドリカスミカメ

2007年02月25日 | カメムシ目
ウスモンミドリカスミカメ
香南市野市町 2007年1月27日
E-300+Zuiko OM38mm Macro F 2.8

冬場に野外で観察できる昆虫類は非常に少なくなります。

しかし、このカメムシは真冬でもキク科の花が咲いていればかなりの確率で観察することができます。
体色の変異が大きく、黄緑色のものもいます。
カメムシ図鑑によれば、大量発生した場合には、栽培している菊などを加害し、生長点部が枯死するなどの被害が発生するとあります。

最近、今回使用したレンズを入手しました。
このレンズはオリンパスのフィルム一眼レフOMシリーズ用で、E-300にはアダプタを介して装着します。
このレンズでは、体長5mm程度の微小昆虫でもこのように大きく拡大できます。また、簡易なディフューザーを使用することにより内蔵フラッシュでも十分光が回ることから、コンパクトな拡大システムとなり、非常に気に入っている組み合わせです。




始めました

2007年02月24日 | トンボ目
チョウトンボ
高知市池 2006年7月17日 
E-300+Zuiko digital 40-150mm F 3.5-4.5

数年前にデジカメを手にして以来、外出の際には携行して昆虫類を中心とした自然観察写真を撮るようになりました。そこで、何となくたまってきているデジカメ写真の整理用と思いブログを始めることにしました。

チョウトンボはヨシやマコモ、ガマなどがよく繁茂した池沼に生息します。撮影地である南国市と高知市の境界付近にある石土池から住吉池につながる水路では、多くの飛翔個体を観察することができました。

初めて望遠レンズを使用しての飛翔昆虫の撮影で、うまく被写体をとらえるのに苦労しましたが、何枚かはそれなりに撮れているものがありました。

こんな調子で身近な昆虫類などを紹介したいと思います。