しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

久々のキンカメムシ

2014年05月17日 | カメムシ目
本日は甫喜ヶ峰森林公園へ
良く晴れてはいるのですが、少し霞がかかっています。

特に目的もなかったのですが、せっかくなので頂上の駐車場のツゲの樹をがさごそしてみました。


久しぶりのニシキキンカメムシです。

ここ数年目にしなかったので、絶えてしまったかもと思っていましたが、生き延びていたようです。
こちらでは赤い模様の部分がやや褐色がかったものを見かけることが多いですが、今日の個体は結構鮮やかな色です。

高知県香美市 2014年5月17日
E-3+Zuiko digital 14-54mm F2,8-3.5


益虫・害虫カメムシ

2012年07月22日 | カメムシ目

アサガオに群がっていたホオズキカメムシ。
とにかく沢山いるのでアサガオの生育にも何らかの悪影響を及ぼしているのかもしれませんが、見た目には特に影響はなさそうです。


こちらは露地ナスで害虫のアザミウマを捕食するヒメハナカメムシ。
彼らの害虫抑制力はかなり強力なようです。

いずれも3535マクロで開放、フラッシュオフでの撮影です。
虫撮影ではもう少し絞ってフラッシュオンの方が良いかもしれませんが、こういったのも面白いかも?

2012年7月21日 高知県須崎市
E-300+Zuiko digital 35mm F 3.5


マダラカモドキサシガメ

2012年06月04日 | カメムシ目
かなりの写真ネタ不足なので、少し前の画像になりますが、タイトルのサシガメを紹介します。

5mm程度の大変小さなカメムシで、脚が長く伸びているので最初はイトカメの仲間かと思いましたが、口元はしっかりとサシガメの特徴である大きな針を持っています。

カモドキとありますように飛翔する姿は蚊そのものです。


華奢な体に釣り合わない大きな口吻です。


静止時にはこのようなファイティングポーズともとれるような格好をしています。

2012年3月20日撮影 高知県土佐市採集(農業維新さん提供) 
E-3++Zuiko OM38mm Macro F 2.8

オオキンカメムシ越冬地へ

2012年02月12日 | カメムシ目
朝から好天に恵まれたので、久しぶりに野外での撮影に出かけました。
向かったのは、室戸岬!




目的はこちらのオオキンカメムシです。
体色が金属光沢を持つキンカメムシの仲間で、20mm程度もある大型のカメムシです。
成虫が毎年秋になると決まった場所に集合し、越冬します。
高知県内では、室戸以外でも足摺岬ほか何カ所かで越冬地が確認されています。


通常は常緑樹の葉裏で集団越冬しますが、本日は気温が上昇したためか葉表でうろうろしている個体も多く見かけました。


後方に見えるのは、最近出来たと思われる展望台とその後方に広がる太平洋です。


やはりこちらは南国高知の中でも特に温暖な地なので、本来は寒にやられて枯死しているはずのハダカホウズキも元気でした。

ここを訪れるのは4年ぶりのようです。

2012年2月12日 高知県室戸市室戸岬

E-300+Zuiko digital 14-54mm F2.8-3.5(1,2枚目),SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG(4枚目) 
Ricoh Caplio GX100(3枚目)


タデに集まるカメムシ

2011年09月02日 | カメムシ目
雑草地に生えたタデの穂をカメムシが吸っていました。
「蓼食う虫も好き好き」と言いますが、彼らにとっては好物のようです。
もっとも彼らの好きな穂の部分は辛くないのかもしれませんが


発生種はホソハリカメムシがほとんどで、数頭が群れている穂もありました。


こちらは、前者に似ていますが、やや小振りのアカヒメヘリカメムシ。

もともと月に数回の更新でしたが、今回は1ヶ月以上滞ってしまいました。
あっという間に虫シーズンも秋に突入してしまいました。

2011年8月31日 高知県須崎市
Ricoh Caplio GX100



室内撮影

2011年06月18日 | カメムシ目
梅雨まっただ中なので仕方ないかもしれないですが、週末ごとに雨で、野外での撮影がなかなかできません。

今回は再び出会うことができたオオメカメムシに相手になってもらって室内撮影です。



ちょこまかと動き回ってなかなかじっとしてくれませんでしたが、静止した瞬間を狙ってシャッターを切りました。

外部ストロボにディフュザーで光を拡散させていますが、やはり上部からの光が強すぎ、被写体の下に影が黒く出過ぎてしまいます。
面倒くさいのでそのままにしてきましたが、ライティングにももう少しこだわらないとダメですね。

2011年6月14日 高知県いの町採集個体 
E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5+EC-14(1.4倍テレコンバーター)


水生カメムシ類

2011年05月05日 | カメムシ目
早くも5月!
初夏というには朝夕はまだまだ肌寒い日が続いています。


早期栽培が中心の平野部での田植えはほぼ終了したようで、水田内でアメンボ類の姿を良く見かけるようになりました。
水面に落ちた微小昆虫類を捕らえて食べる肉食性カメムシの仲間ですが、良く観察してみると前脚を上手く使ってエサを固定し、発達した口器を刺しています。


こちらは陸生カメムシ類のアカヒメヘリカメムシ。
雑草地で良く見かける種類ですが、カメムシの仲間ということで両者の頭部形態は良く似ています。

高知県日高村 2011年5月4日
E-3+SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG









Zuiko digital 35mm F 3.5 Macroでタイリクヒメハナカメムシ

2011年02月05日 | カメムシ目
前回は、3535マクロで体長4mmのヒメカメノコテントウを試して良好でしたので、今回は約半分の大きさのタイリクヒメハナカメムシを被写体に選んでみました。


当然トリミングはしてありますが、それなりに良好な結果です。
以前はあまり納得できないが画像ばかりでしたので、微小昆虫には本レンズを使用していませんでしたが、結構使えそうです。


ヒメハナカメムシによるアザミウマの捕食と産卵

2011年01月15日 | カメムシ目
前回はなかなかお食事シーンに出会えなかったので、再チャレンジです。


なんとかアザミウマ幼虫を捕食してくれました。

この個体は雌のようで、かなり腹部が膨れていると思っていると、ナス葉の葉脈上で尾部がひっかかったような変な動きをし始めました。


少し分かりにくいですが、産卵中のようすです。


こちらは葉脈に産下された卵です。
数日すると白い円状になった部分がフタのように開き、幼虫がふ化してきます。

(2011年1月15日 E-3+Zuiko OM38mm Macro F 2.8 いずれもトリミング有)





久しぶりのヒメハナカメムシ

2011年01月13日 | カメムシ目
昨年末からの寒波の影響で、最低気温はマイナスの日が続いています。
さすがに野外での昆虫類を被写体とするには厳しい時期になりました。

飼育個体のヒメハナカメムシです。
アザミウマの捕食シーンを狙っていましたが、思うように攻撃してくれませんでした。


2011年1月13日 E-3+Zuiko OM38mm Macro F 2.8 少しトリミング