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しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

ソラマメヒゲナガアブラムシ

2010年05月15日 | カメムシ目
高知県南国市 2010年5月15日
E-3+Zuiko digital 35mm F 3.5 + EC-14(テレコンバーター)

今年は春以降低温が続くためか、カラスノエンドウで発生するアブラムシの発生が遅いようです。
ようやく、コロニーが見え始めました。
体色は雑草地にとけ込むグリーンを基調としていますが、赤い眼が目立ちます。

ヨコヅナサシガメ

2010年04月19日 | カメムシ目
高知県南国市 2010年4月17日
Ricoh Caplio GX100

春以降天候不順で、すっきりしない天候が続いています。

気温の大きな変化は昆虫類にとっても大変過酷な環境だと思います。
久しぶりの晴れ間で、気温も上昇し、サクラの樹幹部で潜んでいたヨコヅナサシガメが一斉に羽化していました。
本来は黒い体色も、羽化間もない時は鮮やかな赤色をしており、大変目立ちます。
この他にもいくつかの赤い体色の個体を見かけました。

このサシガメは南方系の種で、地球温暖化による分布域の北上が報告されています。
他のサシガメ同様に刺されるとかなり痛いようですが、公園に普通に発生するようになり、衛生害虫扱いされることのないよう願いたいです。

タバコカスミカメ

2010年02月21日 | カメムシ目
高知県幡多郡 2010年2月16日
Ricoh Caplio GX100 トリミング有り

とあるナス栽培ハウス内で撮影したタバコカスミカメです。
ナスの害虫であるタバココナジラミを防除する目的で農家の方がハウス内に放していました。
この他にも多くの個体がみられ、害虫の姿はほとんどありませんでした。

またまた更新滞っており、反省です。

カスミカメの一種

2009年10月16日 | カメムシ目
高知県土佐清水市 2009年10月14日
Ricoh Caplio GX100

高知県西部の土佐清水市への訪問です。

アキノウナギツカミの花に、体長が10mm足らずの高知市周辺では見かけないカスミカメがいました。
日本原色カメムシ図鑑でみると、ブチヒゲクロカスミカメに似ていますが、同図鑑の第2巻では、本種にはいくつかの種が含まれているので、整理が必要とあり、カスミカメの仲間はなかなか同定が難しいようです。

ツヤアオカメシと秋の空

2009年10月12日 | カメムシ目
高知市 2009年10月12日
Ricoh Caplio GX100

朝晩の気温もぐっと下がり、やっと秋本番という感じです。

ツヤアオカメムシは時にコンビニなどの灯火に大量飛来し、衛生害虫としてその悪臭が問題となります。
秋季の大発生は、台風等により繁殖地である杉ヒノキ林などから追い出されて市街地に降りてくることによるとされています。
今年は灯火への飛来は若干みられていますが、今のところ多いという程度ではなさそうです。
現在成虫の個体はそのまま冬を越します。
公園では、越冬前の最後の腹ごしらえの個体がいたので、秋の夕暮れの空をバックに撮影です。


アカアシカスミカメ

2009年09月21日 | カメムシ目
高知市土佐山 2009年9月21日
Ricoh Caplio GX100

アカアシカスミカメに久しぶりに出会いました。

平野部ではその姿を見たことはありませんが、今回はこの個体以外にも何頭か見かけました。

通常のストロボでは背景が極端に落ちてしまうので、スローシンクロでの撮影です。
もう少し面白い絵を狙っていましたが、ただのブレ画像でしょうか!?

イネクロカメムシ

2009年09月21日 | カメムシ目
高知市土佐山 2009年9月21日
Ricoh Caplio GX100

高知の平野部では、イネの収穫は8月中旬頃までにほとんど終了していますが、山間部の中生栽培地帯ではまだまだ収穫前のイネを見ることができました。

水田内にチラッと眼をやるとなにやら黒い物体が....

イネクロカメムシでした。

稲の穂を吸って米の品質を落とすミナミアオカメムシなどとは異なり、稲体を吸って茎を枯らし収穫量に影響を与えるカメムシです。

左側の黒いのが成虫、右側の飴色の個体は終齢幼虫です。
昔は稲の大害虫として恐れられていましたが、最近はほとんど姿を見かけなくなっている珍種です。
こちらの水田内ではこの他にも多くの成虫、幼虫の姿を見かけました。