メモアール      

チョット一言

 山口へ行きました。

2007-10-28 | weblog


先月の中頃でしたが、山口県にいる従兄から法事の案内が来ました。
祖父の33回忌だそうで、父にしてみると、実父になります。
しかも平日に・・・・さてさて、どうしたものかと迷いましたが、
父の様子を見ていると、これから先元気に再び・・・・が、懸念されますし、
叔母達の様子も、同様なようで、今の内に父の姉妹にも会わせてあげたいな・・・・と、いう気持ちもあって、
私が、JRを使って連れて行く事にしました。

父の歩きに、心配はないのですが、それでも高齢ですし、
駅の階段などで、躓いても・・・・と、多少の心配はあります。
おまけに山陰線は、電車の本数も少ないようで、乗り換えも2、3回あります。
折尾駅に行って、乗り継ぎ駅と時間を教えていただきました。
難関は、2回目の乗り換え、下関駅です。
3分で移動しないといけません。
電車を降りるときにきちんと説明したのですが、やっぱり認識できていません。
珍しげに、周囲を見渡して、前に進む速度が鈍ります。
 「急いで・・・・」と促して、階段を下り、次のホームへの階段を上ります。
電車に飛び乗って、座席に座ったと同時に、電車のドアが閉まり動き出しました。
ドキドキものです。

山陰線、長門市行きの電車です。
下関から、乗り換えなしの約90分で父の故郷、「長門粟野」に着きます。
途中、小串駅からワンマン電車になります。
父にとっては懐かしい駅も、ほとんどが無人駅になって、さみしい限りでした。


<

「長門粟野」駅です。
無人駅ですが、駅舎は清掃され、季節の花など生けてあって綺麗です。



父は駅を出ると、水を得た魚のように元気になって、颯爽と前を歩きます。
タクシーに・・・・と言う、私の声を遮り、すぐそこだからと言って、どんどん先を歩きます。
駅から約15分でした、粟野川に架かる橋で、足を止めて、懐かしそうに川下の方を眺めていました。

<
 マウスオン、お願いします 

二枚目が川下になります、土井が浜へと続いているようです。
1年で一番寒い時期の2月頃、青のりが取れます。
最近では、しらうおもとれるらしいです。




祖父の33回忌と、祖母の50回忌を急きょ、一緒にすることになったそうです。
叔母、伯母達の様子からと、私の父の様子を見て、この先3年後は・・・・と、心配になったそうです。
3年後、車だったらなんとか・・・・ですが、でも分らないのが世の常です。
今でも、何度言っても、誰の法事なのか、理解出来て無いようです。
ただ、姉妹や親戚の者の顔は、幾分わかるようで、昔話をしています。
10時半に法要も始まり、お寺の主が読経を唱えます。
12時に皆で、お昼を戴いて・・・・
すると、従兄が午後1時半のJRに乗ると、途中乗り換えなく下関駅までいくから・・・・と、言います。

これは何よりです、このJRで帰る事にしました。