アルプスのお寺 小川村高山寺 2018-05-23 11:22:00 | 旅行・写真・日記・自然 小川村から鬼無里へ抜けるアルプスラインに高山寺はあります。 北アルプスをバックに三重塔が静かな佇まいを見せてくれます。 派手さはありませんが、静かな古刹もいいものです。 宝珠山高山寺の創建は大同3年(808)坂上田村麻呂が戦勝祈願のため観音堂を建立し弘法大師が自ら彫り込んだ聖観音像を安置したのが始まりと伝えられています。 以来、領主や支配者から庇護され境内には七堂伽藍が建ち並び末寺は18ケ寺を数え、建久6年(1195)には源頼朝が崇敬し三重塔を寄進しています。 信濃三十三観音霊場が開設されると高山寺は第三十三番札所という重要位置を占め満願の寺又は結願寺などとも呼ばれています。 現在の三重塔は江戸時代中期の元禄11年(1698)、木食山居上人によって再建されたもので高さ17.1m、宝形屋根、銅板葺(元こけら葺)、一辺3.36m、内部に胎蔵界大日如来像、阿弥陀如来像、釈迦如来像を安置、北信州唯一の三重塔で長野県内に存在する12塔中最古のものとして貴重な事から昭和60年(1985)に長野県の県宝に指定されています。 五重塔とか三重塔は屋根の下になる各層は日陰になるケースがほとんどで、けっこう撮影が難しいです。 今回は特にバックが明るい空とアルプスだったので、ほとんどソフト頼みでした。 さらに正面道路からの写真は電線が20本くらい入ってしまうのでこれも消しちゃいました。 « 田植えの時に 白馬 野平 | トップ | 新緑の上高地 田代池 »
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