381系特急が2015年10月で引退するそうです。
この電車、中央西線の電化に合わせ開発された振り子式の特急電車で、曲線通過時に車体が自転車の様に傾くことで、曲線通過速度が20キロ速いとのことです。
しかし、通常の車両より大きく傾くこと、曲線にさしかかってから傾くまでの若干の時間差があることにより、酔いやすいようです。
私なんかは特急「しなの」に乗った時には前の車両から順に傾いていく様子を楽しんだもんです。
乗り物酔いの問題はけっこう深刻だったのか、洗面所にはエチケット袋が備え付けられています。
現在は関西から紀伊方面の特急「くろしお」で運用されていますが、この形式の引退後は逆に所要時間が延びるようです。
時代の要求がスピードから快適さに変わってきているのでしょうか。
もっとも「くろしお」はネット上では「げろしお」と揶揄されていたとか。