京都南部の井手町。ここに玉川という天井川があって、そこに立派な桜並木があります。
非常にのどかなところです。
河原でお弁当を広げて花見をする人も多いところですが、早朝なので散歩の人くらいです。
玉川は木津川に流れますが、水量は少なく、水無川(みずなしがわ)の異名もあります。しかし湧水の豊かな土地で、ここで汲まれる水は「井手の玉水」と呼ばれて名高かったそうです。
「日本六玉川」というのがあって、その一つで「平成の水百選」にも選ばれたそうです。
ここは山吹の名所でもあって、桜の後は黄色い山吹が咲きます。
山吹は左大臣 橘諸兄が別荘のあったこの地に植えたと伝えられています。
河原が山吹で黄色に染まる時期に来てみるのもいいでしょうね。