ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

フィレンツェ。1

2006年08月17日 | 旅のハナシ

今回のイタリア旅行の一番の目的は、フィレンツェを訪れることでした。
今を遡る事○年。大学で西洋美術史の講座を受けました。
テーマはルネサンス美術。
ボッティチェリ、フラ・アンジェリコなどなど。当然、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ラファエロなどについての話もありました。
細かいことは当の昔に忘れてしまいましたが、講座を担当されたY先生が最も熱を入れて講義されたのが、ミケランジェロへの愛(何だそれは)でした。
取り上げられたのは、かの有名な「最後の審判」でも「ピエタ像」でもなく、メディチ家礼拝堂に作られた彫像でした。いや、本当は「最後の審判」についても話されたのかもしれないけれども、要するに私の中にはこの講座で、
ルネサンス美術⇒ミケランジェロ⇒メディチ家の墓という図式が思い切り出来上がってしまったんです。
そして、いつかフィレンツェに行って実物をこの目で見るという夢が。

これまでも、何度もパンフレットなどで調べてみたのですが、なかなかこちらの希望に合うようなツアーって無いんですね。
フィレンツェでの自由時間があること。これは外せない。
なかなか期日や費用の面で折り合うものが見つけられませんでした。
ところが、今年の6月に、
「こんなのあるよ」
と同僚が教えてくれたのが、今回のツアーでした。
自由時間は半日しかないけど、でも、これを逃したら、一生行きそびれるかも。
そう思って、思い切って申し込んだのでした。(長いよ、前振りが

飛行機やバスなどの移動時間を利用して、開館時間と位置関係、私の「見たい度」で何処をまわるかを決定。午前中は徒歩での市内観光。自由時間(午後)が半日しかないので、パラティーナ美術館は断念。いいのよ。メインはミケランジェロだから。でも、ガイドブックやら何やらを読んでいる間に、「『受胎告知』めぐり」という新しいテーマも気になってきてしまったんですよ。よく覚えていないけど、これも授業で取り扱っていたような。

(サン・ロレンツォ教会)
で、やってきました、メディチ家礼拝堂。ミケランジェロ作の彫刻群とご対面です。本当は写真撮っちゃいけないんです。知らなかったんです。撮っちゃいました。ごめんなさい。(というわけで、写真は載せられないです)
あああ、ため息。やっぱり来て良かったあ。
礼拝堂というくらいですから、当然教会の中にあります。(隣接?)大きさや設置されている環境(これ以外と大事かも)は行って見ないとわからないし、彫りの濃淡なんて、この目で見なくては感じられなかったかもしれない。
この日は4か所めぐるつもりでした。ガイドブックによると、アカデミア美術館は土曜日は22時まで開いているということだったので、最後に回し、歩きつかれたのでコーヒーを飲み、19時過ぎにさてと入ろうとしたら、もう閉館時間との事。

がっくり。ダビデ像の現物を拝みそびれてしまいましたよ~



これはミケランジェロの丘に建つダビデ像。レプリカ。


夜のフィレンツェ。古い橋の上でギターの生演奏をやっていた。


フィレンツェは雨模様。夜中に雷雨の音にたたき起こされる。これは雷を撮ってやろうとして失敗した写真。

で、まだまだつづく。
コメント (2)
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