塚口駅近くのt-raumで野田先生のハープレッスンでした。
晴れときどき曇り。
爽やかないい天気でした。
が、レッスンは思わぬ所で弦を間違ったり、和音を取ろうとして手が硬直して、思うような音色が出なかったり…。
一番の問題は音が出ている間に次の弦のところにしっかり指を当てておくこと。
フルートと違って音は人力で伸ばせないので弾いたら次の音へ。
どんなに1音入魂しても、次の音のことを考えなくては間に合いません。
フルートは単音楽器、一音が終わるまで集中しなさいと教えられます。ここが一番違います。
しかし、グチグチ言っていても、7月21日本番です。
野田先生の「大丈夫、大丈夫。」という言葉と笑顔に励まされて、
今回も頑張ろうと決意して帰りました。
ファニー メンデルスゾーン ヘンゼル(1805-1847年)ローマドイツ帝国自由都市ハンブルク生まれ、プロイセン王国ベルリン没
ヴィルヘルム・ヘンゼルによるファニー・メンデルスゾーンの肖像(1829年)
の組曲「一年」、6月の曲は「セレナーデ」。
の組曲「一年」、6月の曲は「セレナーデ」。
ファニーは1841年友人に次のようにこの曲について書いています。
「私は、とても楽しいもう一つの小さな作品に取り組んでいます。それは、月を表す12のピアノ曲のシリーズです。すでに半分以上進んでいます。完成したら、曲のきれいなコピーを作り、ビネットを添える予定です。私たちは生活を飾り、美しくしようとします。近くにいる人が興味を持つように、そのような美化を散りばめることができるのが芸術家の利点です。」
R. ラリー・トッド著『ファニー・ヘンゼル:もう一人のメンデルスゾーン』(ニューヨーク:オックスフォード大学出版局、2010年)、275ページに引用・翻訳されています。
挿絵は、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の宮廷画家であったヘンゼルの夫ヴィルヘルム・ヘンゼル
ヴィルヘルム・ヘンゼルの自画像(1829年)
が担当することになっていました。
が担当することになっていました。
ファニー・ヘンゼルは『一年』の原稿を作成し、ヴィルヘルムが挿絵を追加できるように各楽章の上部に余白を残しました。
また、各楽章の前にドイツの詩人の引用文を選びました。
6月はゲーテの詩が選ばれています。
ラウシェンが好きか、歌が好きか、
愛の誓いが好きか?
– ゲーテの『ファウスト』より
ざわめきが聞こえるだろうか、歌が聞こえるだろうか、
愛の甘い嘆きが聞こえるだろうか?
「6月」には、このセレナーデの夜の雰囲気を強調するため、ライトブルーが選ばれました。
セレナーデを歌う恋人のロマンチックなイメージを強調して、ファニー・ヘンゼルの楽譜の2番目のセクションでは、「ギターを模倣する」ことと書いています。
ヴィルヘルム・ヘンゼルの挿絵は、ギターを弾きセレナーデを歌う恋人がヴィルヘルムによく似ていて、バルコニーにいる女性はファニーの肖像画で、おそらくイタリア風の甘い情景を描いています。
ファニー メンデルスゾーン ヘンゼル組曲「一年」6月セレナーデ