音楽の喜び フルートとともに

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忙しい、味わう

2017-05-31 21:22:48 | 音楽

もちっとしたジーマーミー。
島らっきょう。

ポッキー。
化粧品。チンタオビール。
先週、韓国の人と中国に行って、帰りに沖縄に寄って帰って来た夫のお土産です。

今週はもう長野に出張して帰ってきました。
しいたけと、しめじを道の駅で買って帰りました。
美味しいものを買ってきても、夫はほとんど味わう暇がありません。

忙しいという字は、心を亡くすと書きます。
スケジュールがいっぱいでも、音楽は心を亡くしてはいい仕事はできません。

際限なく機械的に練習するだけでは、うまくいきません。
集中には、緩和が必要です。

忙しいといいながら、仕事をしている人を想像してみてください。
その人の心は、ここにあるでしょうか?
いろいろなことを犠牲にしている最中ではないでしょうか?

家族、人生、そして大切な仕事の質。

「急かされた子どもは、いい音楽家にはならない。」と言ったのは誰だったか?
いろいろな実体験を、充分に味わう前に次に行ってしまうことで、失なうものがあるのです。

さて、夫は今夜は仕事の話はせず、チンタオビールを飲みながら、しいたけと、アスパラガス、にんじんの包み蒸しを「美味しいなあ!」と楽しみ、島らっきょうを自分で剥いて、塩をふって冷蔵庫へ。

お土産を自分で楽しみ、味わっていましたよ。





エスペレ・ウンポコと左手のギタリスト

2017-05-30 21:59:29 | コンサート
以前から枚方で活動しているフォルクローレのエスペレ・ウンポコの活動20年記念コンサートに行って来ました。

アンデスの高地の音楽。フォルクローレ。
ここの笛はリードを使わず、フルートと同じように穴に向かって息を吹き入れて音を出すケーナ。ただし、尺八のような縦笛。
それから、たくさんの筒を束ねたものを吹くサンポーニャ。

どちらも縦笛ですが、音を出す方式はフルートと同類です。

サンポーニャは、筒の長さに寄って音程が違うので、1音ずつ楽器を動かします。
シンプルで深い音がします。

後は、ギター、チャランゴという小型のギターのような楽器、ボンボという牛や、山羊の皮をはったドラム、山羊の爪を繋いだチャフチャス、レインウッド、ウッドブロックなどなど楽しい音がするリズム楽器。

「アンデスの人たちは踊りが大好きなんです。

お客さんも手拍子したり、歌ったり、にぎやかなコンサートです。

それからその日は、橋本道範さんのギター独奏演奏もありました。
かれは、元はクラッシックギターの名手でしたが、22年前に脳梗塞で倒れ、右半身に麻痺が残ってしまいました。
長い絶望の後、東日本大震災の時に、たくさんの生きたくても生きられなかった生命のことを思うと、自分もやりたいことをやろうと思ったそうです。
以来、左手でギターを演奏する道を探し、ギター製作の方の協力を得て、試行錯誤の末に、左手でフレットを弾きアンプで音量を増幅して、音がでるギターにたどり着いたそうです。


本当に素晴らしかった!
心が揺さぶられました。

そして、最後はまた合奏。
さすがエスペレ・ウンポコ!
彼ららしい素晴らしいコンサートでした!

ファミリークッキング

2017-05-29 21:12:03 | 子ども

日曜日は、ファミリークッキング。
地域の子ども5歳から高齢の方まで小学校の家庭科室に集合。

今日は、おそうめんでつくるジャージャー麺風、甘夏のサラダ、餃子の皮でつくるピザ、さつまいもとジャガイモと餡のカラフルボール。

スタッフ5人は8時に集合して、準備。
包丁やまな板を煮沸消毒。

その後、材料を6班に分けて置いていきます。
調味料が多いので、ケチャップ以外は前に取りに来てもらうことにしました。
それでも野菜や、餃子の皮、お素麺など、分けるものはたくさんあります。

9:30ギリギリになってしまいました。

少数精鋭と言っても、限界があります。
しかも、6班のガスレンジがつきません。
何度か家庭科室でやっていますが、全部まともに使えたことがありません。
しかし、片方は使えたりしたのですが、二口のコンロ両方だめなのは初めて。

仕方がないので、後から来るスタッフの1人に電話して電池を買って来てもらいました。

日曜日は先生がいないので、こういう時に困ります。

さて、にんにくと生姜のみじん切り。
いつも思いますが、男の子はクッキングが好きです。
慣れない手つきでやり始めても、コツを教えたら「おおっ!」と、驚きの声をあげ、細かく細かく刻んでくれました。

1年女子の1人はニンジンの薄切りをピーラーでつくるのに挑戦。
学校のでピーラーは刃が悪く、あまり切れません、しかし、ニンジンを縦に半分に切って、平らな方をぴったりとまな板にくっつけて、ピーラーを引くと、非力なこどもでもきれいな薄切りを早くつくることがてきるのです。

それでも大変ですが、誰にも渡さず、黙々とニンジンをやりきりました。

サラダをカラフルに並べる3年女子もいましたよ。

地域の大人に見守られていることをなかなか感じられない社会になりましたが、気持ちのある大人がたくさんいることがわかります。

道でも、なかなか知らない人から声をかけにくいので、こういう場が必要なのだと思います。

信じられる人、大人を1人でも知っていることで、学校でうまくいかない時、あるいは思春期家庭でうまくいかない時、何かの助けになることがあるかもしれません。
また、大人も助けられることがあるかもしれません。

温かい世界を作ることが、非行や暴力からこどもや大人を遠ざける。と、私は信じているのです。

違いを見つける

2017-05-26 20:47:13 | 音楽

庭の梅花空木(ばいかうつぎ)が、ひっそりと満開です。
なぜひっそりかというと、暑さに弱く、お日様のあたる庭の真ん中に置いておくと、夕方には花がしおれてきます。

なので、どんなにきれいで私が好きでも、半日陰の庭のすみっこ。目立たないところに置かなくてはいけません。

見たかったら、私の方が近づくしかありません。

私の庭は、私の思いのまま、自由に選び、描ける…というわけにはいきません。
日当たり、湿度、風通しで、植えられる花、置き場所などは、ほぼ決まってきます。

無理矢理置いたら、せっせと水や肥料をやる羽目になり、一時でも遅れると、その苦労も泡と消える悲惨な末路を辿るのです。

それでもホームセンターの前で、好みの花を見ると、「ひょっとしてなんとかなるのかもしれない」と、欲望とか願望とかが一体になってムクムク湧いてくるのでした。

考えたら、西洋音楽を日本人がすることや、男の身体でうまく演奏できるように作られた楽器を演奏しようというのは、この庭に対する無謀な挑戦のようなのものかもしれません。

しかし、もう日本人で女性でも素晴らしい演奏ができることを多くのスターが証明してしまいました。

どこが違うのか、何がハンディなのか?
何が得意なのか?
微妙な違いを、発見していくこと。
違いがわからなければ、修正することはできません。

違いがわかれば、自然と解決策はでてきます。
根をはり、枝や幹を伸ばすまで、一緒に頑張りましょう!



音楽であそぼう!2歳児

2017-05-25 21:45:07 | 音楽で遊ぼう
アンサンブルをするとコピー符が増えて、油断するとすぐグチャグチャになってしまいます。

普段節約に相勤めているのに、気づいたら、あるのを忘れて2部も3部も再コピーしていたり、あったと思ったのに無かったり、トリオやカルテットになると、パート譜が散逸したり。
もう大変です。

今日は、2歳児を自宅で預かりました。

絵を描くのが好きとかで、ノートとクレヨンを持って来ました。
こどもの自由な感性は、美しいなぁ!
絵に飽きたら、ピアノ。

おもちゃのピアノでよく遊んでいるそうですが、本当に音楽が好きみたいです。
もちろんまだグーでたくさんの鍵盤を叩くようにしています。
試しに、ちょうちょうや、チューリップなどを弾いてみると、楽しそうに足でリズムをとって音楽に合わせて動きます。


おもちゃのマラカスを渡してみると、気に入ったみたいで、チャ、チャと鳴らしながら歩き回ります。
おもしろくなっていろんな曲を弾きました。こどもとのセッションです。


パットも出して見て、ドレミファソと歌いながらパットの上を歩いたら、真似をして、何かメロディのようなことを口にしながら、パットの上を歩きます。
ケンパをしてみたら、ちゃんとはできませんが、ケンパのような真似をして、笑い転げます。


いつもの横笛を出してみたら、笛を2本持って叩いて遊び出しました。
いい音がするのですよ!

一本とって、吹いてみたら、同じように笛を口の方に持っていって…くわえました。

音は出ませんが、私の吹く音に合わせてそのまま動きます。

お茶を飲んだり、ゴミをゴミ置場に一緒に持っていったり、お花にお水をあげたりして、あっという間に2時間過ぎました。

最期に「帰ろう」というと、イヤイヤをしてピアノを弾きに行きました。
弾いてみると、驚いたことに、グーじゃなくて、指を一本ずつバラバラに動かして音を出しました。

もちろんまだ音楽にはなりませんが、この短い間に、覚えたのです。

おもしろいなぁ!
こどもの学ぶ力は、限界がないように思えます。
お母さんにお返ししようとしたら、イヤイヤをして、私の車の後ろに隠れてしまいました。
私も別れ難かったです。
また、会いましょう!

アンサンブルの打合せ

2017-05-24 21:31:11 | 音楽
今日は、Fさんとジャンカラなんば店てまデュオの練習です。本当はYさんも来ると言っていたのですが、所用ができ来られませんでした。残念。

楽譜を揃えるのも大変。

これはデュオ譜。

こちらはトリオ譜。

カルテット。

4人揃えるのは、1回か、ひょっとして本番のみ。
大丈夫かなぁ?
事前にメッセージで送ったりしていましたが、足りずがあって交換。

帰りにファミマでコピーをしましたが、チェックしてみたら、まだ抜けがありました。

演奏にいたるまでが、なかなか大変です。

クラシックは、定型でやり慣れていますが、かえってポップスの方が編曲によってリズムが複雑だったり、どんな曲なのか?よくわからないものがあります。

それに、繰り返し記号や、ダルセーニョなど、確認しておかないと、えらいことになります。

メドレーなど、テンポや調性が変わるものも要注意。

2人だけでしたが、トリオ譜やカルテットも大雑把ながら、確認できてよかったです。
それにしても難波は、変化が凄まじいです。

その中で生地のとらやさんを見つけました。
服を作ってもらったり、文化祭といえばここで生地を調達したりしました。
懐かしくて、ほっとしました。







幼児のレッスン

2017-05-23 20:54:10 | フルートレッスン

夫がどこかの企業からもらって来た販促グッズ。
風邪をひいたため、放置。
3週間、まだ喉がゼロゼロいいますが、今日はだいぶいい感じ。

掃除して、洗濯して、ベビーリーフ。

鉢底に網を敷いてくれと書いてあるだけで、後は土を入れて、種を蒔いて、土を足し水をかけるだけです。


準備完了!芽がでるといいなぁ!

レッスンの子どもたちも、進級し、芽が出て、すくすく成長中です。
年長さんになったRさん。
ピッコロの頭部管を持って練習中です。
ストローを使って、歌口のどこがなるのかを研究します。

目で見ることで、音を出す時の感覚がよりはっきりします。

それから、息を吹き込むと小さな子どもでも簡単に音を出すことができます。

今日は、本体をつけて、Cの音も出しました。

後は、緊張と脱力のゲーム。
右手、左手。
Rさんお気に入りのパットを使って、ドレミの階段ゲームで学びました。

お母さんがお迎えに来ても、「もっとやりたい!」と、帰ろうとしないので「また、今度やってね。」納得してもらいました。

遊びながらも、成長が感じられる時間でした。
これからも、とっても楽しみです!




デュッセルドルフより

2017-05-22 22:07:58 | 日記
夫がデュッセルドルフから帰って来ました。
写真をLineで送ってきてました。
かわいいあひるの親子

ジャパンフェスが行われていたので、のぞいたそうです。

写真を撮らせてというと、ポーズをとってくれたそうです。

日本語で「かわいい」というと、とっても喜んでくれるそうです。
かわいいカップルも

って!
このTシャツはひどい!
京都にも化繊のレンタル着物があふれています。
柄合わせもしていない着物。

安く作って間口を広げることは大切です。

日本人が、着物を着なくなって着物作り自体が危機的状況にあることを思えば、喜ばしいことです。

それでも、いつか誰かが気づいて、本物を求めた時に…これが日本の文化だと信じていたものが、違っていると気づいた時に、

いやいや、もうこれこそが大方本物の日本文化。

フェイクは、すぐに慣れます。
ひどい音だと思っていても、その中で1週間もやっていると、分からなくなってきます。

感覚の世界は、厳しいものです。

私は実際に、絹の弦で演奏されたお琴とアクリル弦で演奏されたお琴の違いを聴いて知っています。
が、アクリル弦が主流となった今、アクリル弦の音がお琴の音。

本来のお琴の音は、絹のまろやかな音色だと言っても、失われた絹弦は戻りようもないのです。
安く、丈夫、切れない弦、アクリル弦が日本を代表する音なのです。

しかし、人数は少なくても、それでも音を追求する人はいるし、着物の技術を追求する人もいます。

ポピュリズムは、価値の多様性を認めないと殺伐としたものになって行くとおもいます。








5月21日 とっておきの音楽祭 inひらかた

2017-05-20 00:24:38 | コンサート

今年初めての収穫、紅ほっぺ。

うれしくて、写真撮りました。
あまずっぱくて、おいしかった!

いよいよ、今週末21日 日曜日に
「とっておきの音楽祭 inひらかた」が開催されます。



枚方市駅徒歩1分 岡東中央公園。

フルート6人で、2重奏3組で4曲と、6重奏を1曲。

メンデルスゾーンの春の歌。
朧月夜、春が来た、春の小川、最後が故郷。

9:50からやっていますが、出番は10:55分くらいからです。無料。

仙台ではじまり、障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみ、音楽のチカラで心のバリアフリーを目指す音楽祭です。

楽しんで演奏しますので、ぜひ、お祭りを盛り上げにおいでください!
待っています💕



緊張と脱力の練習

2017-05-18 20:15:15 | フルートレッスン

薔薇の季節がやってきています。

うちの狭い庭のアーチに絡ませたピエールドロンサール。

咲いています。


他の薔薇は、四季咲きですが、これだけは春にだけ花をつけます。

昨日は5歳Rさんのレッスンです。
今日は、先月手に入れたピッコロを、吹いてみました。
頭部管だけで鳴らすのは、もう簡単になってきました。
それでもゆっくり進めようとしたら、Rさん、本体もつけたいと言い出しました。

「では、やってみよう!」と、くっつけてCの音。ちゃんと音がなりました。

それから、力を入れて手を叩き、脱力して手を叩く。うまくできています。

身体を石のようにして跳んだり、羽のようにふわっと跳んだり。

ぞうさんのような手で膝をドンドン。
つるさんのような手で膝をトントン。

演奏における緊張と緩和を、遊びながら学びます。

それからパッドで、ドレミファソラシドを並べて、ピアノの音に合わせて、パッドの上を移動します。
音感を学んでいると、フルートを吹いた時にとても役立ちます。
Rさん、どんどん新しいことを学んでいっています。