音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

最後のカルメン&今年もよろしくお願いします。

2012-12-31 23:33:03 | 音楽

2012年最後の日も、カルメン。
午後、1時から練習時間を取れたのは、ピアノのSさん、語りのKさん、そして、神戸垂水からメゾ・ソプラノのMさん。

何回も練習しているように見えますが、スケジュールのなかなか取れないピアノのSさんが、切れ切れにとれる時間に、みんなが入れ替わりでちょこちょこと集まっているので、1時間20分のプログラムをするにしては、それぞれとの時間は短いくらいです。Sさんと私はフル参加でですが。

歌のMさんとはなかなか合わず、今回やっとまとまった時間をとることができました。語りのKさんも、音楽と絡むところの語りを、まだを詰められていません。

大掃除を朝8時頃から私一人で、開始しだし、出やすい環境を整えます。
2時間遅れくらいで、起きてきた夫と次男に、窓と網戸、雨戸と普段なかなかできないところをやってもらいます。私は台所回り、シンクや換気扇を、片付け、照明カバーを外して洗って、大分きれいなったころで、お昼。
本当にきれいにしようと思うと、こんなもんではありませんが、まあ、納得がいくくらいには片付いたので、出かけても心の負担が少ない
家族持ちは大変。

近所のKさんの貸し教室を無償で提供してもらって練習。
みんな忙しいのに時間通りに来ました。
音楽は、いくらやっても完璧というわけにはいきません。他の人とのアンサンブルは一人でやるのとは違います。一人でいくらできたと思っても、相手の音と一体となって、一つの曲を作り上げることができなければ、まったく意味がありません。

これは、一人ではできない。

仲間と一緒にやれてこそ。

これが、音楽のおもしろいところ。今年も、こんなことにチャレンジできて幸せでした。
ジェットコースターのように、上がったり、下がったり、山あり谷あり、大変でしたが・・・。
幸せって、楽をすることとは違うみたいです。本当に一年間お世話になりました。

と、書いている内に、2013年になってしまいました。

旧年中は、つたない文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。
今年も、急にはうまくはなりませんが、どうぞ、よろしくお願いいたします。







バレンボイムのカルメン

2012-12-28 21:30:58 | ロマン派

「カルメン」を初め、多くの歌劇が、女性の名前で作られ、最後は、自殺したり、殺されたり。病死したり。
カルメンも例にもれず、最後は殺されてしまいます。

一説によると歌劇のオーナーはほとんど力のある男性で、美しく、自由に生き、男を魅了する女が、幸せになりましたでは納得しなかったからとか。

昨夜、BSで放映されたスカラ座バレンボイム指揮のオペラ「カルメン」では、たばこ工場の女工が剣を持って立ち上がる演出があったり、女工同志のけんかも生々しく、珍しく女性視点のカルメンでした。

ホセがカルメンを殺すシーンでは、ホセが暴力男をさらけ出す演出で、ホセにも容赦しない。
大体、メリメの作ったホセは、故郷で暴力事件を起こし、住めなくなってセビリアに出ていき、そこでカルメンと出会い上官を殴り、軍隊でもやれなくなり、山賊になり、そこでも、エスカミーリョを殺しかけという、典型的なDV男。
今までの演出では、ホセはカルメンの魅力にとらえられた気の毒な男、加害者でありながら、被害者のような扱いでしたが、最後の幕でカルメンを捕まえ、殴り、剣で突き刺すという残虐な側面を飾らずに描き。

カルメンの遺骸には、黒子の女性たちの影が嘆くように寄り添います。

そこへ闘牛場から出てきた、闘牛士に殺された闘牛の遺骸を入れた棺でしょうか?物言わぬ影のような虐げられた人のようなものが棺を取り巻きながら静かに行進してくるという。変わった演出でした。

力を誇示する男たちの影で、暴力に屈服させられてきた女、子ども、貧しい男たち、家畜。
力を持たせられていない者たち、言葉の無い者たちの悲しみを暗示しているように見えました。何千人、何万人のカルメンのように殺されてきた人たち。

ユダヤ人で、初めてワーグナーをイスラエルで演奏した指揮者であるダニエル・バレンボイムらしいと思ったのは、私だけかな。
国境とか、宗教とか、イデオロギー、政治とか、経済の問題を取り上げる限り歩み寄りはない。

暴力の下で苦しむ人を見ない限り、戦争はなくならない。
深い長い戦争を続ける故郷を見てきた彼らしい演出だと思いました。






年内最終合唱合わせ

2012-12-27 21:55:13 | 音楽

昨日は、今年最後の合唱との合わせ練習。
ソプラノパートの3人は、いつもは仕事があって平日はこられませんが、仕事を休んで来てくれていました。

一人は風邪ひきでマスクをしての参加。歌えませんが、合わすところなどの確認が必要だからと来てくれていました。
ありがたくて、頭が下がります。
がんばらなくっちゃ!

いつも合唱指導している語りのKさんは、語りをするので、指揮もピアノも弾けないので、ピアノはSさんに託し、要所、要所の支持は私のうしろ姿を見るということになってしまいました。

フルートを不自然に大きく振った方がわかりやすいかと思って、やってみましたが、結構みんな入ってくれます。みんな楽譜を暗譜しているので、少しの動きでもわかってくれます。

フルートを動かすより、呼吸。
なんだか、心も一つになったような気がします。

音楽は繋がり。みんなと手を繋いで、いい演奏をしたいと思います。
合唱の皆さん、今年は本当に、お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。



クリスマスコンサートin河原町十字屋

2012-12-26 00:42:07 | 音楽

大きくなった息子たちには、もうサンタは来ないけれど、八日市に仕事で出かけた夫が、珍しくケーキを買って帰りました。
近江八幡でたねやさんをみつけてから、お気に入りのようで、彦根店にも、行き。それから、この八日市。全て仕事回りですが、「八日市店限定クリスマスケーキらしい」と、うれしそうに言っていました。自分は味見程度に食べたたけです。このクランベリーソースがおいしかったです。

受験生の次男は第一志望がすべり、クリスマスどころではない状況ですが、悲壮感はなく息抜きばかり。甘味には目がない。


今日は12時から、京都の河原町十字屋さんで、フルート&オカリナ奏者のIさんに呼ばれて、クリスマスコンサートに出演しました。

十字屋さんのロビーで、オカリナ演奏の間に、Iさんとフルート演奏しました。
ムソルグスキーの展覧会の絵からプロムナードと、アルルの女のメヌエットの2曲。
11時に集まって、初めて合わせて。

プロムナードは、全く吹いたことがない曲です。よく聴くフレーズのところはいいですが、一人で吹いていると、中間部は1stが主旋律なのか、2ndなのかよくわかりません。2回ほど合わせましたが、2回とも、そこで、合わなくなってしまいました。大丈夫か?譜面ヅラは、4音符ばかりなのに、あなどれません。その、同じ音符ばかりというのが曲者です。

アルルの女はよく吹く曲ですが、フルートデュオは初めて。
いつもと、違う感じですが、面白いアレンジです。私の吹く1stは、ソロそのままですが、2ndを演奏するIさんは、だいぶピアノ譜とは違います。それでも、いつもと同じように、私がテンポを揺らしたりするので、大変だったと思いますが、Iさんはナイスフォロー。

リハをしていると、大宮店の店員さんが、オカリナをいろいろ持ってやってきました。きらきらぼしを吹いて、楽器紹介をするそうです。
オカリナといってもいろいろあって、一番左端がプラスチック、真ん中が陶器、左端はスペインからの磁器。
全部音が違います。真ん中の陶器は吹き口が3つあって、3オクターブ AからAまで出るそうです。3つの穴を同時に吹いて和音も吹けます。ただし、フルートと違って運指がとても複雑で、オクターブ違うと、同じEでも待ったく違う運指だそうです。

「音はフルートを吹いているとすぐ良い音出るよ。」とIさんは言っていましたが、運指はだいぶ大変そう。
音量も、Iさんが吹くとフルート以上に鳴ります。 ビンビン響いて、うるさいくらい。
左端がリコーダーに一番近いかも。真ん中はIさんが使い込んでいるせいもあってかとにかく良く鳴ります。右端磁器は、オカリナにしては、やや硬質な、石を吹いている音。で、これはこれで味があります。Iさんはこのオカリナを新しく購入していました。


フルートに比べると、だいぶ安いですが、これは結構お値段がはります。それでも、落としたらやっぱり割れるそうです。

さて、コンサートは盛況。デュオもプロムナードはノーミスでしたが、大丈夫なはずのアルルの女で一箇所ミスった
きっとわからなかっただろうと思うことにします。

終わってIさんとモスバーガーを食べながら話していたら、「歌心がある演奏で、僕が吹いたらこんな風にはならないから、びっくりした。」そうです。
Iさんはとっても理性的な演奏をします。私は感情優先。なんだか、正反対の二人。
こんな二人が出会って演奏することがあるから、人生興味深い。
年内最後のコンサートでした。


カルメン練習中

2012-12-21 22:26:01 | 音楽

今朝は、茨木のKさんと宅で、ピアノのKさんとカルメンの練習。

Kさんは風邪をひいていて大変そうです。なかなか、3人の時間が取れないので大変です。
半日で、Kさんはまた出かけるので、朝、9時始まりにしました。
年末なので、混んでいて、一時間かかりました。前回は25分くらいでいけたのに。
まだ、詰めないといけないことが、たくさんあります。

スタカートと書いてあっても、それをどのくらいの長さでとるか?は、場所や音楽によって違います。ヴィヴラートのかけ方だって、違います。
他にも、休憩時間をとるかどうか?リハーサルをどう進めるか?チケットの売れ行き、舞台の照明、打上の場所などなど。
団体行動は、すり合わせが大変。

帰りに郵便局によって、チケット代の入金があった分を送付しました。

牧野に帰って、今度は語りのKさんのレッスン場で、トライアングルを叩いてくれる子どもの練習に付き合います。ダウン症のAちゃんは、弟と一緒に来てくれました。

Aちゃんは、「3人なの、恥ずかしい」と言っていましたが、練習が始まると、まっすぐ、私たちの方を見ながら、いいところでたたいてくれました。

1歳9か月の弟は出演しませんが、お母さんと毎回練習に付き合っています。Kさんが音楽療法用のボールを渡すので、興奮してうるさくしないかな?と思っていると、投げるのではなく、小さなボールの上にうつぶせに寝転がって、前後にぐるぐる動かしながら、静かに遊んでいます。

子どもたちはちゃんと空気を感じとります。

終わると、タンバリンを見つけて手に握ります。トライアングルの棒をもって、叩こうとするので、「それはやめてね。こっちだったらいいよ。」とトライアングルの本体を渡すと、うれしそうに、おねえちゃんと同じように持って叩いています。

「次は、弟ちゃんに叩いてもらえるね。」

この子たちのためにもいい演奏しなくちゃ。いよいよ近づいてきました。






子育てサロンの準備

2012-12-20 21:42:00 | 子ども

今日は、子育てサロンの下準備。
一応、副リーダーみたいなことをやっていますが、ほとんど、みんなにお任せで、自分は雑用係と割り切っています。

ボランティアとあって、常時来てお手伝いできる人数は5人。ひどいときは3人という人数で回さないといけません。
会場設営だけでも、5人はほしいですが、なかなか、難しいです。いろいろな人にお手伝いいただきましたが、定着してくれるのは、わずか。年に一人って感じかな。残ってくれる人は、少数精鋭で、私が言うのもなんですが、臨機応変。手八丁口八丁。すごい人たちが残ってくれています。それでも、設営から8年実際にほとんど毎月来るメンバーは3人。3人だけの時は本当に大変なんです。そんなこともあって、最小限のエネルギーでできることばかり、考えてきました。

ところが、最近若い人が一人増え。「あれ、作ろう!」とか、「これやろう!」とかいろいろ言ってくれます。
そうなると会も急に活気が出てきました。

来月は、ペープサートを図書館で借りてきてする。ということで、Mさん、Yさんにお任せしていましたが、「借りに行ったら、古くって汚いから、作ろうと思います。手伝ってください。」というわけで、私はみんなにメールで協力をお願いするだけ。

10時に集合場所の牧野生涯学習センターのロビーに行ってみると、買い物も道具も揃え、Mさんに至っては、お手製のパウンドケーキを焼いて、コーヒーもポットに入れて持ってきてくれていました。なんていうこと!

後は切ったり貼ったり。一つ目はくまさんが、はちみつを探して、猫さんや、豚さんの家を訪ねていくお話し。
一応お手本はありますが、「こんなんどうかな?」と、オリジナルな絵を描いて「かわいいー!」なんて盛り上がって、原作とは一味違う仕上がりになってきました。

2作目は「ゆきやこんこ」
歌詞に合わせて、枯れ木、山、野原を色画用紙で作っておいて、そこに綿で雪を降らします。
枯れ木を作ってくれたSさんは、「簡単でいいよ」とか言っていたのに、ふと見ると、細い枝がリアルな、立派な木をつくっています。
2番の歌詞の犬を作ってくれたMさんは、「ダックスではどうかな?」ぶち入りのかわいいダックスを作成。

私は、薄い赤の布団のこたつを作ってみたら、何か模様が欲しくなって、赤い水玉を作ってみたら、なんかへん。
「気持ち悪い。」と自分で自分につっこんで、パッチワークにしょう。と、赤、青、うす赤の、四角のパッチワークの布団を作り。
オリジナルのみけ猫。
窓枠にカーテン。窓も外には、庭。
Mさんの三男の幼稚園児が帰ってきたので、丸いごつごつした石をたくさん作って、ここに貼ってとお願いしたら、きれいに並べて貼ってくれました。それから庭には瓢箪池、池の周りには植込みがあって、真ん中には岩。岩の上には白い鳥が止まっています。
大きな庭石もあります。
そこへ、Mさんの作った犬を糸で通して走り回らせます。

「できた!」と思ったら、Yさんが、「野原がまだだった!」と叫びました。
おっと、と、みんなで、茶色、ねずみ色、薄茶色の色画用紙の、切れ端を細い葉っぱのように切り、一本ずつ野原に植え、Yさんは、そこを埋め尽くす白い雪の板を綿を貼って作成。

「市販の型紙とか使ったら、絶対にこんな面倒くさいことしないよ~。」というくらい、凝ったものになってしまいました。

しかも、なんとか、5時までに、作成終えました。
すごいなぁ!と我ながら感動。来月の子育てサロンがたのしみです。








カルメン舞台担当と打合せ

2012-12-19 20:59:36 | 音楽

今日は、カルメンを上演するメセナホールの担当者Kさんと、打合せ。
実行委員4人と、踊りのOさんも一緒です。

舞台上に、ピアノや合唱を配置すると、踊る場所が狭くなるので、舞台下と客席のと間にある広いスペースで踊ってもらうことにしました。
問題は照明です。

会場に二つあるスポットライトを語りと、ソロのあるピアノに使うと、踊りには回せません。
スポットを操作する人を頼むと、21000円の人件費がかかるのも避けたい。だからといって、踊りを客席照明だけで踊るのは見えなく無ないけれど、気分がでません。

「客席にの壁に沿ってたてられて固定で、舞台前を照らせるような照明だとどうなりますか?」思いついて私が聞いてみると、「うーん。」とKさんが頭をひねってくれて、「SSライトがいいかなあ。」

「ただ、それだと、影がでるのと、そんなに広い場所は照らせないっていうのがあるんですが。」

「影が出たら、ジプシーなんか委員と違うかな?」と語りのKさん。
「そうだね。光源に近いわけではないから、そんなに大きな影ではないですよね。酒場の感じがでますね。」
「それやったら、大丈夫かな。SSライトいうのがあるから、それを、客席の左右に置いて照らしてあげるくらいやったら、人を増やさなくてもできますよ。」

「最後のシーンで、カルメンが闘牛場の外で殺されるところなんですが、闘牛場を背景の向こう側にあるようにできないですか?」
「プロジェクターを良いのを買ったんですよ。近い距離から照らして大きく映るの。しかし、これだけに使うのはどうかなあ?」
「そうですか。5000円アップでしたよね。」
「反響板をやめたら、パイプをかけてそこに布を垂らして気分をだすとかは、できますけどね。」
「うーん。音は犠牲にできないから、それはできないですね。」

「前を暗くしてスポットをあてて、背景に赤いホリゾントを入れるくらいかなぁ。また、何かみんなで検討してもらって、聞いてください。できるだけ対応しますし、だめやったらできないっていいますから。他のとこでこの前、それは電気工事しないとダメというもありましたから。でも、何でも聞いてみてください。」

「語りですけど、宴台みたいなのありますか?」とKさん。
「ありますよ。」
「ずっと音楽があって、語りもあってって感じで出たままなんで、あまり大きなものでなくていいのですが。」
「出入りしなんですか。そうやったら、舞台の下でしたらどうかな?」
「スポットをそこに固定してできるし。」

舞台の全体像がだんだん浮かび上がってきました。1月27日まであと、1か月半。
楽しみになってきました。






文化

2012-12-18 22:13:54 | レクチャー、マスタークラス

今日午後から、心と体のセミナー

人間関係は、理性がなければ、成り立たちません。
理性は言語。感情を言語化できると、社会化します。理性があり、感情があり、暖かい理性を、持つことができれば、人間関係はうまくいきます。

しかし、それだけでは潤いません。
文化が無ければ潤わない。感情を言語化するだけでは、質に行かない。質が無ければ、質は感覚。感覚を言語化、社会化したものが文化。

宗教は、文化が無ければ、カルト。
長く残る宗教には、文化があります。

感情が豊かなままで、理性を持つこと。言語化すること。
感覚を生き生きさせて、言語化することがうまくいけば、幸せに生きることができます。

聴いていて音楽のようだと思いました。

音楽は楽譜があることで、世代を越えて残り、現代の私たちと繋がることができます。
しかし、楽譜は楽譜で、それだけでは、音楽にはならない。楽譜の中に込められた感情。秘められた気持ちを読み解くことで、私たちに響き、生きたものになります。

それを味わうのは感覚。細かい和音の変化や、小さなしみのような記号に、意味を見出す作業は、理性でも、感情でもなく感覚。その感覚を言語化する作業というのが、今いる私たちの演奏するという作業。

そうすることで、ようやく今の私たちと楽譜の中にいる作者とが、繋がることができます。

文化というものは、いつも、開かれています。
嫌なことも、いいことも、汚いものも、美しいものも文化として出されたものは、危険はない。
押しつけもない。言うこと聞かせようもないないから。


カルメン合同練習

2012-12-17 21:17:06 | 音楽

16日は市民交流センターで、カルメンの合同練習でした。
まず、朝9時にピアノのSさん。合唱指導のKさんの家に順番に車で回り、Kさんのアンプと電子ピアノを積み込んで出発。こういう時、うちのパジェロは役に立ちます。

交流センターは、北牧野小学校の跡地。体育館を利用した建物と聴いていたので、寒いかもと思っていましたが、リニューアルして、きれい。冷暖房完備の美しい建物でした。

3人で先に入って、舞台の大きさを測ってテープを貼り、そこに、合唱団の椅子を並べ、家庭用の録画機をセットし、譜面台、長机を用意して、牧野駅まで9時39分着でくるギターのMさん。メゾソプラノのMさん、踊りのOさん、Wさんを迎えに行きみんな乗り込んで、さあ、出発というところで、Mさんの携帯にフルートのKさんから、電話。
「今日はどこですか?生涯学習センターの駐車場です。」「あらー。間違ってるよ。すぐ迎えにいくから。」
というわけで、茨木から車で来ていたKさんを、駅の反対側に迎えに行き出発。

なんとか、全員開始時間10時に間に合いました。ドキドキ

すると、場所取りをしてくれたKさんが「今日は、11時半までしか使えないんだって!日曜祝日だけ、11時半だって!」
「えー!急いでやらなくちゃ。」というわけで、衣装合わせもするはずでしたが、着替えている時間もなく、譜面台や椅子にドレスをかけてすることにして、合同練習開始。

体育館だけあって、天井が高く響きます。って響き過ぎ!
残響が長く、お風呂で演奏しているみたいです。

しかし、5歳から10歳のパーカッションの子どもたちもうまくなってきました。1時間以上の長丁場ですが、自分の出番でない時もキチンと座って、騒ぐこともありません。お互いに、手を繋いで舞台に出てくる手助けをしたり、友情も育っているようです。
真剣な顔で、テンポが変わってもちゃんとタンバリンや、トライアングルを叩いてくれます。

合唱のご婦人方は、元気。上が白で、下黒という仮のいでたちですが、色を見るために着てきていただきました。パンツ姿や、スカートなど様々ですが、駅から1キロ歩いてこられています。合唱もだいぶ、合うようになってきました。

踊りは、まだ合わせるのは2回目ですが、赤いカルメンの衣装や、青いミカエラのパンツなどで、振りをつけると、だいぶ気分が出てきました。

アラゴネーズは、椅子を6脚ならべ、そこに布をかけ、オブジェクトの様にして、そこへ、座ったり、間を縫うようにして踊っているのが、印象的です。

演奏しているので、あまり見ることはできませんでしたが、なかなかいい感じです。

実は、踊りのOさんは4日前から突然上半身がむちうちになって、動けなくなっているのを、押しての参加でした。少し踊りはぎこちないけれど、イメージができてきているのがわかります。

11時半までということで、1回ざあーっと通すので精いっぱいでしたが、なんとか、ビデオに収めて、後は検討。

終了後、残れたメゾソプラノのMさん、ギターのMさん、ピアノのSさん、語りのKさんと私の自宅に帰って練習。

ギターとピアノがフルートを挟んで対面するので、聞こえにくく、テンポがずれてしまったところがあったので、ギターのMさんが狭い部屋の端と端に分かれて練習。闘牛士の歌が特にずれやすい。少し食いつくようにギターを入れてもらうことにして、OK。

ソプラノとピアノも、今回は電子ピアノだったので、調整。微妙なところで、今一ずれています。聴くポイント、音を出すポイントをみんなで考えます。

何とかうまくいきそうです。

用意したパンをつまみ、2時までやって、市民会館へ。今日は、年末恒例、市民によるヘンデルのメサイアの日。私の生徒んのSさんが、毎年参加しているので、必ずいかねば。
ということで、牧野の二人を残し、枚方市駅まであとの二人を送り、市民会館へ。忙しい一日でしたが、みんなの心も一つに向かっていることが、確認でき、力がわいてきました。

本番まで後、1ケ月半。ファイト!!


カルメン音ためし

2012-12-15 00:32:07 | 音楽

今日は朝9時半にピアノのSさんが来て特訓。10時からフルートのKさん、メゾソプラノのMさんが来て、歌の部分を合わせます。
それから、ギターのMさんが11時に合流。歌とギターの部分。そして、ギターだけの部分を合わせます。

メゾソプラノは、ハバネラ、セギディーリア、ジプシーの歌、カード占いを、ギターはジプシーの歌、闘牛士の歌、花の歌をします。
垂水と文の里の二人は、なかなかまとまって合わす時間が取れません。
ピアノのSさんも忙しくて、今日も12時まで。

メゾは、歌詞のフレージングを全部詰められていません。3曲を今日何とか片付け、カード占いをする前に時間切れ。一曲残してしまいました。

ギターは、残り、お茶もお昼も取る間もなく、メセナホールのお試し。

13時から、メセナのホールの見学です。

ヘルマンハープのIさん、Tさんと受付で合流。前日にピアノのkさんから借りておいたアンプを持ち込みギターとハープに試します。

ピアノのSさんが来られないのは、残念。
しかし、ホールが開いているのは今日だけ。

まず、ギターと、フルートを合わせてみて、聞こえ方を試してみました。
Kさんのアンプに、メセナの2種類のマイク、Kさんのマイク、生音を試してみます。交互に客席に行ってみると、マイクは、思ったより違和感がなく、聞こえもいいです。
しかし、生音も客席から聞いてみると、ちゃんと聞こえます。

ヘルマンハープは、ギターよりもっと音が小さいので、心配でした。
マイクを通してみれば、音量の心配はなくなります。マイクはそれほど違和感はありませんが、間奏曲は、Pでしっとりと聴く曲なので、フルートの方の音量をコントロールして、生でハープも聞こえるようにした方が、いいかもしれません。

本番は客席も埋まっているので、聞こえ方に差があるかもしれません。
ハープは、フルート2本とハープ台ですが、ギターの方は、反響版の前には合唱団がずらりと並びます。ピアノもあるので、聞こえかたがちがうかもしれません。しかし、できれば生の音をきいてほしいところ。

できるだけ生音の線でやってみることにしました。

本番まで2か月を切りました。まだまだ、片付けなければいけない問題が山積みです。が、みんな元気です。