今宵の一枚はレッド・ガーランドのAll mornin' long。録音は1957年11月、レーベルはprestige。レッド・ガーランドのアルバムのだが、目立つのはコルトレーン。バリバリと吹きまくりである。負けじと、ドナルド・バード(tp)も猛追。素晴らしい演奏である。特にコルトレーンが彼のアルバムと違い、リラックスして陽気な感じがする、。伸び伸びと演奏しているのだ。レッド・ガーランドも屈託なく軽やかに歌う。昨日紹介したデューク・ジョーダンとはおよそ対照的なスタイルだ。真夏にはこっちかなぁ。
お勧めはA面を埋めるタイトル曲、All mornin'long。冒頭のコルトレーンとジョージ・ジョイナーの掛け合いが実に心地よい。それにしてもジョージ・ジョイナーのbasの存在感が凄い。ポール・チェンバース真っ青の熱演である。続くドナルド(tp)のソロも快感で、一気に盛り上がる。そして御大レッド・ガーランドのソロがこれまた、圧倒的。JazzがもっともJazらしかった時代の、傑作アルバムである。
暑いときは汗をかきながら熱くノリが良い演奏を聴くのも一考だ。
side A
1.All morinin' long
side B
1.They can't take that away from me
2.Our delight
(personnel)
John Coltrane(ts)
Donald Byrd(tp)
Red Garland(piano)
George Joyner(bass)
Arthur Taylor(drums)
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