アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

行っちゃえ、Mark Levinson

2021年07月12日 22時45分47秒 | オーディオ

またしても、いやいつもの衝動買いである。

先週の日曜日、oud lessonの帰路、遅い昼食をと御徒町で下車したのがいけません。(笑)予定調和の如くフラフラとハイファイ堂へと足が向いてしまい、何気に店内を見回すとなんとNo27.05Lが2台鎮坐。しかも一台は失礼ながらハイファイ堂にしては驚くほど綺麗な個体。さらに、メンテナンスはLevinsonの修理にかけては日本一ともいわれる、元リザイエの宇佐見さんの手が入っている、という逸品。買わずに何とする。(笑)不見転で、試聴なしである。ここで気が付いた。(ウソ)現用のAU-X11はプリメインアンプ、パワーアンプダイレクト端子はあるものの、プリアウトはない。つまりNo27.05Lだけでは、聴けないのだ。もちろん、CDPダイレクト接続の手はあるものの、DCDαSA-1には、ボリュームがない。もちろん、No27.5Lにはアッテネッターの装備なし。

必然的にプリアンプが要る。

ML-1Lが以前から欲しかったのだがそうそう都合よくお目に掛かれないし、お安くなったNo27.5Lとはいえ、そこそこな金額故、仮にモノがあっても買えないが。(爆)何かないかなぁ、と周りを見ればメンテナンス済みのカウンターポイントのSA3.1があるではないか。!!言わずと知れた真空管と半導体のハイブリットプリアンプである。こちらも不見転でお買い上げ。

昨日、到着。

軽いと思ったNo27.5L意外に重い。なんとかラックに収めるも、後で取説を見たら36Kgもあった。通りで重いわけだ。

音出し。

一聴して音の濃さに驚く。AU- X11も国産しては分厚く濃いサウンドだが、まるで次元が違う。とにかくこってりと分厚い。AU-X11がHBならさしずめ4Bである。ややハイファイファイ感には欠けるきらいはあるものの、リッチなサウンド。SA3.1の支配力が想像以上に大きいのかもしれない。ハイブリットとはいえ、真空管な響き。1時間程度鳴らすと、重心がやや下がり浮ついたところがなくなってきた。音像がより立体的になる。特筆すべきは、楽器の分離と存在感が際立つこと。小編成のトリオだと極めて明確にわかる。例えばWalts for Debbyの場合、Evansのpianoとlafaroのbass、Motianのdramsの対等に鳴るのだ。しかもより有機的に繋がり音ではなく音楽として耳に届く。

欲を言えば切れ込みとより彫の深さが欲しいところだが、無いもの強請り。ML-1やJC-2、もしくはCelloのEncoreを組み合わせないとね。